「女医明妃伝~雪の日の誓い~」中国伝説の女医はケタ違いの美貌のモテ女?:中国での評判を紹介

2020年04月11日20時00分ドラマ

リウ・シーシー主演「女医明妃伝~雪の日の誓い~」は、中国版「チャングムの誓い」とも呼ばれる女医の感動のサクセスストーリー!今回は本作の中国での評判をご紹介、本作はDVDも発売中でYouTubeにてトレーラー映像も視聴できる。また、4月21日よりBS11でBS初放送される⇒BS初放送は4/21よりBS11に決定

【女医名妃伝】を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころはあらすじなど紹介。また、放送にあわせて各話のあらすじや見どころもまとめて紹介。



「女医明妃伝~雪の日の誓い~」のモデルとなった談允賢(だん・いんけん)は中国・明初の女性医師で中国四大女医(漢代の義妁、晋代の鮑姑、宋代の張小娘子)のひとり。女性の身分が低く医学に携わることを禁じられていた時代に、女性のための医学制度を確立し彼女が残した「女医雑言」は後世の中国医学に大きな影響を与えている。

では、まずは簡単に物語を紹介しよう。
允賢(いんけん)の祖父は皇帝に仕える侍医で代々医者の家系。政争に巻き込まれ、濡れ衣を着せられた祖父は自害。一族は医学を禁じられ改姓し軍職に。幼少の頃から聡明だった允賢は祖母から密かに医術を学んでいた。ある日、父の代理で祝宴に出かけた允賢は、大怪我を負った男を助ける。男は皇帝の義母弟、祁鈺(きぎょく)だった。その日を境に、祁鈺は命の恩人、允賢に思いを寄せていく…。
またある日、寺を訪れた允賢は、主人を助けてほしいと懇願する女に出会うが、邸宅までの足がなく返答に窮する。そこに鄭斉(ていせい)と名乗る男が現れる。鄭斉の傲慢で身勝手な態度を不愉快に思う允賢だったが、彼の助けもあり一命を取り留めたことで医学への想いを強くする。その男こそは、時の皇帝 祁鎮(きちん)だった。
允賢は、偶然にも身分を隠した2人の皇帝と出会い、後に寵愛を受けることになる。果たして3人の愛の行方は…。⇒作品詳細と詳しいあらすじ

■大ヒット「チャングム」よりも高評価?
2015年に放送決定の告知がSNS上で発表されるやいなや、「我々中国が誇る伝説の女医にスポット!」や、「二人の皇帝との三角関係なんて刺激的♡」、「早く放送が観たい~」などの声が飛び交った。また、中国メディアが選ぶ「2016年最も期待しているドラマ」に選出されるなど、各方面がこぞって取り上げた。本作は、ストーリー性や衣装の雰囲気などから、中国でも人気を博した韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い(中国語タイトルは“大長今”)」の中国版ともいわれ、それだけに放送前より期待値も高く、放送開始後も、「チャングムよりもテンポが速くで面白い!」との評価も得た。劇中、中国医学文化や服飾文化なども描かれるとあって、中国の伝統文化に興味がある国民にとっても待望の放送開始。放送前に関わらず、中国版TwitterのWeibo(微博)で話題になった回数が23億を超えた。これについては⇒ここが見どころで詳しく紹介している。

■ヒロインは“ケタ違いの美貌”リウ・シーシー
主演はリウ・シーシー(劉詩詩)。日本でもヒットした2011年の中国ドラマ「宮廷女官 若曦(ジャクギ)」(原題:歩歩驚心)で、一躍スターの座に上り詰めた清楚な美しさを持つ女優。このドラマで「第十八届上海電視節白玉蘭賞(第十八回上海テレビフェスティバル大賞)」最優秀人気女優賞を獲得。「若曦」は韓国で「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち」としてリメイクされたが、韓国版ヒロインを務めたIU(イ・ジウン)はインタビューで「(リウ・シーシーの美貌は)桁違いの美しさ」絶賛した。リウ・シーシーは、「若曦」で共演したニッキー・ウー(呉奇隆)と2015年に結婚。現在は子宝にも恵まれ順風満帆。出産、育児などを経て、今作での約2年ぶりのカムバックに、ファンは大熱狂した。
主人公・允賢を演じるにあたり、「実在の歴史上の人物を演じるのは、時代劇の中でも今回が初めて。医学用語がたくさんあり、台本を抱えたまま寝落ちしたこともあったほど、覚えるのに苦労した。」と語っている。また医師を演じるにあたり、中国医学の専門家より、基本知識を習得。「鍼灸など、たくさんのカリキュラムを学んだ。でも覚えることが多すぎて、ひとつ覚えてはひとつ忘れての繰り返し。早く撮影しないと忘れちゃいそう…」と答え、そのチャーミングなコメントにファンの期待は一層高まった。また、イケメン俳優二人との共演に、「夫のニッキーに嫉妬されるのでは?」という少々いじわるな質問にも、「我々はプロの俳優なので、そこはきっちり分けている。公私いろいろな話をできる仲だし、共演者としてお互いを尊敬しているから問題はない。」と允賢を思わせる芯の強い面も見せた。

■“雪の夜の美シーン”で魅せるウォレス・フォ
男性主人公の一人は第6皇帝祁鎮(きちん)。孤独で寂しい皇帝が唯一心を開ける相手が允賢。恋心を抱きながら素直になれない不器用な皇帝役を、台湾出身の人気俳優ウォレス・フォ(霍建華)が演じる。彼は約15年前に中国進出を果たし、中国時代劇「花千骨」の主演で人気が爆発、各賞を総なめに。また、韓国の人気俳優クォン・サンウと共演した中韓合作映画『情敵蜜月(Honey Enemy)』も中国、韓国で大きな話題に。彼は本作で演じた第6代皇帝について、「さまざまな困難が彼を傷つけ、性格をゆがませてしまった。しかし、自分に正直でまっすぐな男でもある。僕も彼のように、メディアの取材から“逃亡”したくなることだってあるんだから」と自身の姿にリンクさせた。そんなかれの演技は高く評価され、人気女優のジン・ジョウ(周迅)と共演した宮廷ドラマ「如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~」の出演料が9億円と報じられ、総製作費の半分以上が二人の出演料になるなどメディアを大いに賑わせた。彼は美しい容姿を活かし「ELLE」や「BAZAAR」、「COSMOPOLITAN」、「marie claire」(いずれも中国版)などのファッション雑誌の表紙を何度も飾っている。映画制作にも携わっており、日本の大人気ドラマ「白い巨塔」の中国版吹き替えも務めている。歌手としても活躍しており、多くのドラマ主題歌を担当するなど、マルチな活動でファンを魅了している。本作では、リウ・シーシーとの雪の夜のシーンが美しいと話題になった。そのメイキング動画がYoutubeで公開されている。分厚い綿入りの漢服姿で動きにくいのか、2人で何度も動きを確認する姿が微笑ましい。



■もう一人の男性主人公は“国民の初恋の人!”
祁鎮の弟で第7代皇帝祁鈺(きぎょく)役には、若手演技派俳優のホアン・シュアン(黄軒)。チャン・イーモー(張芸謀)監督のハリウッド進出作『The Great Wall(原題)』や、チェン・カイコー(陳凱歌)監督の日中共同製作映画『空海ーKU-KAIー』へも出演、国際的な活躍をみせている。そんな彼は、これまでヒロインの初恋の相手を多く演じてきたことから、中国では“国民の初恋の人”と呼ばれ、ファンの胸をときめかせている。今回皇帝・祁鈺を演じたホアン・シュアンに対しリウ・シーシーは、「善良で暖かく、清廉で純真な内面を持つ皇帝を、うまく演じている。私なら、出会ってすぐにでも好きになってしまいそう」と高評価。シュアンは、「この皇帝は、心理面の大きな変化も演じ出さなければならない。何より、私にとって今回が初めての時代劇。まずは衣裳が似合っているかも含め、あまり自信がない。」とあくまで謙虚な姿勢。ライバルである皇帝を演じたウォレスとは、互いにもとから口数が少ないことから、現場では挨拶をするだけの仲であったが、少しずつ会話をするようになり、互いが映画と小動物好きであることが判明し、そこから次第に仲を深め、撮影現場は和気あいあいとした雰囲気だったようだ。

ちなみにこちらはシュアンのNG集。抜いた剣がスタッフに飛んでしまい「ごめんなさい~」と謝る様子や、渾身の殺陣を披露するも、「再来(もう1回いきましょう)」とあっさり監督にやり直しをさせられガッカリする様子、また迫真のシーンのあとに衣裳が絡まりすっころんでしまう様子や、大勢の兵を率いながらも間違った方向に走ってしまう様子など、時代劇初挑戦の彼ならではの初々しい姿も、ファンにとっては胸キュン必至となった。

■視聴率
中国宮廷劇ファンの熱い期待を集めて始まった本作だが、開始当初は意外にも0.8%前後とさほど伸びなかったが、回を追うにつれ上昇。Weiboなどで、ドロドロながらもストーリーのテンポの速さや、衣装の美しさなどが評判となり、視聴者を呼び寄せた。迷惑をかけまいと愛する祁鈺や家族から離れた允賢が、再び都に戻るまでを描いた第16話「再び都へ」以降、最終話まで1%以上をキープ。一般家庭のテレビでも50以上のチャンネルを有する中国では、視聴率3%以上のドラマで超メガヒットといわれる昨今。これはまずまずの評価だろう。また、中国のゴールデンタイムには夜7時台スタートのドラマが数多くある中で、本作はほぼ毎話1~2位を記録。1.706%を記録した最終話は、ネット配信において再生数が3億回超を記録し、おまけに、昼のドラマ再放送の時間帯でも1位になるなど、話題にことかかないドラマとなった。

そんなドラマが4月21日から全国無料BS局であるBS11でBS初放送される。この機会をお見逃しなく!

「女医明妃伝~雪の日の誓い~」トレーラー
BS11「女医明妃伝~雪の日の誓い~」番組公式サイト
 2020.04.21スタート 月~金15:29-16:30 BS初放送
C7作品HP「韓流FANFUNサイト」

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