『ブラックバード 家族が家族であるうちに』スーザン・サランドン!安楽死の決意を語る本編映像解禁!
スーザン・サランドン『デッドマン・ウォーキング』 ケイト・ウィンスレット『愛を読むひと』『タイタニック』 『ブラックバード 家族が家族であるうちに』死の前日に開かれた最後の晩餐会で、スーザン・サランドンが安楽死の決意を語る本編映像が解禁となった。
ある週末の朝、リリー(スーザン・サランドン)は夫のポール(サム・ニール)と暮らす静かな海辺の邸宅に、娘のジェニファー(ケイト・ウィンスレット)、アナ(ミア・ワシコウスカ)とその家族たち、そしてリリーの学生時代からの大親友で家族同然のリズ(リンゼイ・ダンカン)も呼んだ。しかしそれはともに楽しい時を過ごすためのものではなく、安楽死を選択したリリーが家族が家族であるうちに過ごすために自らが用意した最後の時間だった。集った家族とその友人たちは、それぞれ平静さを装いながら母の願いである最後の晩餐に参加する。しかし、あるきっかけで緊張の糸が切れ、次々と明かされていくそれぞれの秘密。そして最後に家族がとった行動とは…。
『マンデラの名もなき看守』(08)や『ペレ』(87)などで知られるビレ・アウグスト監督による傑作デンマーク映画『サイレント・ハート』(14・未)を、同作の脚本家であるクリスチャン・トープが自身でアメリカ映画として脚色、『ブラックバード 家族が家族であるうちに』として、新たな物語を紡ぎ出した。
リリーの要望によって彼女の死の前日に開かれた最後の晩餐会。
「もう皆で充分話し合ったと思うけど、私は理解できると言いたい」アナの恋人であるクリス(ベックス・テイラー=クラウス)は、その決断に理解を示そうとする。「死ぬ日を決めたら、おかしいことに、死が怖くなくなった」「不安はあるわ、でも誰でもいつか人は死ぬ」「分からないはずのその日が、私には分かってるだけ」とユーモアを交えながら淡々と述べるリリーに対し、やはりまだ完全にその決意を受け入れられない家族は「生きてる時は死を忘れるだろう」と問いかけるが、「死を知る方がいいわ」「その方が余計なことにかまけなくなる」と、その強い意思を静かに語るだけだった。
「明日この場所に母・リリーがいない」―逃れられない現実を突きつけられた家族が、それでもリリーの心に少しでも近づき、理解するために入っていこうとする。リリーが安楽死の決意を改めて語る、緊張感あふれるシーン映像となっている。
脇を固める豪華俳優陣も要注目!次女アナには『アリス・イン・ワンダーランド』(10)のアリス役に大抜擢されたミア・ワシコウスカ。そして、リリーの夫ポール役に『ジュラシック・パークⅢ』(01)などで活躍するサム・ニールが演じ、死を決断した母のもとに集い、戸惑いながらも目を逸らさず真実の愛情を捧ごうともがく難役を見事演じ切った。
監督を務めたのは 『ノッティングヒルの恋人』(99)や『恋とニュースのつくり方』(10)などで手腕を発揮するロジャー・ミッシェル。極限の選択に立たされる家族の心象風景にリアリティを持たせるために、彼は、通常ではなかなか行えない映画の大半を順撮りするという方法を選択、結果5週間におよぶ撮影が開始することになったが「キャストの集中力、映画やお互いに対する意気込みに思ったよりも大きな影響が生まれたんだ」とそのこだわりを話し、見事な人間ドラマへと昇華させている。
『ブラックバード 家族が家族であるうちに』6月11日(金)TOHO シネマズシャンテほか全国ロードショー
◇スーザン・サランドンが安楽死の決意を語る本編映像
監督:ロジャー・ミッシェル
脚本:クリスチャン・トープ
出演:スーザン・サランドン、ケイト・ウィンスレット、ミア・ワシコウスカ、サム・ニール、リンジー・ダンカン、レイン・ウィルソン、ベックス・テイラー=クラウス、アンソン・ブーン
2019 年/アメリカ、イギリス/英語/97 分/スコープサイズ/5.1ch/原題:Blackbird/日本語字幕:斎藤敦子
配給:プレシディオ、彩プロ PG12
©2019 BLACK BIRD PRODUCTIONS, INC ALL RIGHTS RESERVED
公式 HP:blackbird.ayapro.ne.jp