【最終回ネタバレ】第9話「緊急取調室Ⅳ」天海祐希の前に立ちはだかる国土交通大臣の大谷亮平!罪に問えるか?

2021年09月17日10時30分ドラマ
@テレビ朝日

最終回視聴率は13.8%で好フィニッシュ!国土交通副大臣宮越肇(大谷亮平)に復讐をしかけた弁護士・羽屋田空見子(大塚寧々)は失敗!大臣に上り詰めた宮越を前に取調室に呼ぶことができなくなった真壁有希子(天海祐希)は取り調べではない方法にでる!キントリは解散!最新話はテレ朝動画、全話はTELASAで配信中だ。



天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる「緊急取調室Ⅳ」は9月16日に最終回の第9話が放送された。「緊急取調室Ⅳ」の視聴率は、初回から14.7%、13.4%、9.1%、10.1%、12.0%、10.9%、12.4%、12.4%と推移し、最終回は13.8%(ビデオリサーチ社調べ、関東地区、世帯)と安定した人気を見せた。

シーズンⅣでは、途中、人気のモツナベコンビが解消されたが、最終回にモツさんこと監物(鈴木浩介)がチラリと登場した。監物の代わりに渡辺鉄次(速水もこみち)とコンビを組んだのは山上善春(工藤阿須加)で、なんとキントリの行動を刑事部長の北斗偉(池田成志)や国土交通副大臣・宮越肇(大谷亮平)に監視するように頼まれていたのだ。しかし、そんな山上を渡辺が信じてくれたことで心を入れ替え、最後はキントリの味方となった。今後もシリーズ化が続くのなら、キントリの「パシリ」として重要な位置になる。シリーズが続く上では、菱本進(でんでん)、小石川春夫(小日向文世)が定年を迎える寸前であることも気になるが、テレビ朝日のドラマの相棒、はぐれ刑事純情派などでは定年をはるかに超えても働くパターンもあるので、その点はなんとかなると安心できる。

第9話は、国土交通副大臣・宮越肇(大谷亮平)の犯罪がどこまで暴かれるのかに視聴者も注目した。大國塔子(桃井かおり)の死には関係がなかった。実は、国選弁護人の羽屋田空見子(大塚寧々)は塔子から体調不良をさんざん訴えられていたのに、宮越への復讐からそれを放置した。塔子からの訴えを宮越が放置したようにと、罪を着せるためだったが、真壁有希子(天海祐希)たちはちゃんと見破った。さらに、菱本進(でんでん)が宮越の秘書を襲ったといわれている事件も実査には宮越が起こした事件なのだが、秘書が被害届を取り下げたことで宮越への追求はなくなった。実際には障害事件は親告罪ではないので、捜査は続けられるはずだが、そこはドラマのなので仕方ない。さらに、波島パークを巡る数々の疑惑に加え、先週の違法薬物関連の事件など、「真っ黒」な疑いがあるが、ラストで「捜査が始まった」というところで終わった。

大臣になったことで宮越が「これからは生まれ変わる」というが、そんな宮越に小石川が「勝手に生まれ変わってもらっちゃ困るな!」といって、自殺に追い込まれた秘書の息子・奨太(石田星空)に話をさせる。奨太は父親が自分を信じてくれたといい、「宮越先生。いい政治家になってください」とまっすぐに話す。子役の石田星空は朝ドラ「エール」で主人公・古山裕一幼少期役を演じたことでも知られるが、今回の「緊急取調室Ⅳ」でもその演技力が光った。


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■最終回・第9話ネタバレあらすじ
単独で国土交通副大臣・宮越肇(大谷亮平)のもとを訪れた菱本進(でんでん)が、宮越の秘書・須田(尾上寛之)に切りつけた罪で逮捕された。物流センターの事件が解決して喜んでいた真壁有希子(天海祐希)たちは茫然となる。

その直後、公判中に急死したハイジャック犯・大國塔子(桃井かおり)の国選弁護人・羽屋田空見子(大塚寧々)が菱本を救うため、力になりたいと申し出て「適任の弁護士を紹介したい」と切り出してきた。すぐさま所轄に留置されている菱本と面会する。逮捕以来ずっと黙秘を続けていた菱本だが、なぜか空見子が担当弁護士になってくれるなら、事件について話すと言いだしたのだ。しかし、その場でなんとか菱本をガラス越しに見た真壁は、菱本が「空気が悪い」といっていたのを気にかけていた。

そんな中、宮越と須田の供述内容を精査したキントリ・メンバーたちは、菱本の無実を確信する。捜査協力という名目で取調室に宮越を呼び出そうとする。その一方で、有希子は救世主であるはずの空見子に対して抱いた“違和感”を、拭い去ることができずにいた。すると、山上善春(工藤阿須加)が、宮越と空見子は関係があると話した。実は、山上は宮越や刑事部長の北斗偉(池田成志)に頼まれてキントリを監視していたのだが、それをやめて、キントリと行動を共にする。空見子の過去を調べると、宮越の父親の開発事業によって、両親が追い詰められ自殺していたことを調べた。空見子は宮越に復讐しようとしていたのだ。

真壁達は秘書の須田の証言を取り崩し、実際には宮越が須田の顔を切りつけていたということがわかったが、宮越の政治生命を絶つような真似はしたくないと、被害届を取り下げるだけにした。

取調室にきた宮越は平然としていた。そのころ、空見子にあった真壁たちは、空見子が宮越を陥れるために塔子の体調不良を訴えなかったことも宮越の指示によるものと証言しようとしていたことを知る。空見子に塔子の命を粗末にしたことを怒る真壁だったが、これでキントリが持っている手持ちのカードでは宮越を追求することができなくなった。

そして、宮越は大臣への道を歩み、組閣が発表された。その日、宮越の携帯に一通の電話が入った。それは、宮越が波島パークの関係者と連絡を取るために使っていた携帯で、死んだ東秘書の持ち物だった。そして、宮越と小石川、菱本、真壁、そして秘書の東の息子である奨太(石田星空)が対峙することになった。宮越は罪を認めず「父親の教え通り謝罪はしない」という。それだけが父親に教わったことと。そんな宮越に、奨太は「いい政治家になってください」と言う。うなだれる宮越だったが、その後、大臣辞任に追いやられ、浮島パークなどの罪を追求されてゆく。

キントリは部屋を片付けて、それぞれの部署へ異動していった。

テレビ朝日 2021年7月スタート。毎週木曜日よる9時放送、「緊急取調室」。出演:天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、塚地武雅、でんでん、小日向文世、池田成志、工藤阿須加ほか。番組公式Twitterアカウントは「@kintori_tvasahi」。

テレビ朝日「緊急取調室」番組公式サイト
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