八重・新垣結衣の悲劇にネット騒然!「鎌倉殿の13人」第22話に比奈役で堀田真由登場!第21話ネタバレあらすじ

2022年05月30日10時10分ドラマ
©NHK

上洛した源頼朝(大泉洋)、ついに後白河法皇(西田敏行)と対決!八重(新垣結衣)が亡くなり悲嘆に暮れる義時(小栗旬)の前に、早くも後の正妻・比奈が登場するNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)6月5日(日)放送の第22話「義時の生きる道」あらすじ、前回第21話「仏の眼差し」のネタバレあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信中。



5月29日放送の第21話では義時の最愛の妻・八重にまさかの悲劇が襲いかかった。恵まれない子供たちを引き取り育てていた八重のもとに、飢饉で親を亡くした孤児・鶴丸がやって来る。奇しくもそれは頼朝との間に生まれた亡き「千鶴丸」と似ている名前の男の子だった。事件が起きたのは、子どもたちと一緒に川遊びをしていた時。川に取り残された鶴丸を見た八重は思わず「千鶴・・・」とつぶやき無我夢中で助けに向かう。三浦義村(山本耕史)も救助に向かい、鶴丸を引き上げるが、気づくと八重の姿は消えていた・・・。

三谷大河では十八番となりつつある三浦義村役の山本耕史の鍛え抜かれた肉体が披露される中、八重が真珠ヶ淵で入水し命を落とした伝承がこのタイミングで回収され「嘘でしょ?八重さん・・・言葉が出ない」「八重さん、千鶴のもとへ行ったんだね」などTwitterでは悲痛の声が寄せられた。まさに仏の眼差しで子どもたちを育て、義時を励ました八重。こんな形で天命を下された義時(小栗旬)が、鎌倉から離れた伊豆で運慶作の阿弥陀如来に「妻の顔を思い出しました」と言って八重の顔を重ねるシーンが辛さを倍増させた。

そして6月5日放送の第22話では、八重を亡くした傷心の義時に、頼朝から上洛の命が下る。ついに実現した後白河法皇と頼朝の会談。頼朝から“大天狗”と言われ、第21話では頼朝に対抗させる駒がいなくなり「義仲!義経!」と自分が捲いた種で亡くなった者たちの名前を呼んで助けを求めた法皇の次の一手は?一方、頼朝と絆を深める北条家に危機感を覚え、比企家を盤石なものにしたい能員(佐藤二朗)が後に義時の正妻となる比奈(堀田真由)を頼朝に送り込む!

■違和感を放つ大姫の狂気
八重の悲劇の傍らで大姫の奇行とも言える言動が密かに注目を集めている。大姫の突然とも言える奇行だ。大姫は幼い頃、許嫁であった源義高を失い、年月を重ねても心の傷は癒えずにいた。そして第21話では、源氏物語に登場する葵上の名を名乗り、イワシの頭を魔除けに家族に配るなど突然の行動に出る。憧れの女性に自分を重ね、おまじないに没頭する姿はティーンエイジャーの女の子らしいともとれるが、そんな姫に危うさを感じる北条家に心配する空気が流れた。ネットでも「大姫の狂気がホラーっぽい」「本気で病んでいるのか?」など正気を失っていく大姫の狂気にハラハラする声が寄せられた。

しかしこれが、わざと危うさを周囲に見せつけ「私は義高様意外に嫁ぎません」という意思の表れであれば、その乙女心は健気すぎる。親が敵同士の義高と大姫はまさにロミオとジュリエットと重なり、そして彼女の狂気はハムレットのオフィーリアを彷彿とさせるが、どちらも悲劇というのが今後の展開にさらなる緊張感を持たせるシーンとなった。大姫の悲恋の行方がどのように着地するのか、固唾をのんで見守りたい。

■前回(第21話)ネタバレあらすじ
頼朝に敵意がないことを示すために藤原泰衡に義経の首を差し出すよう仕向けた義時。しかしそれは頼朝の策略だった。平泉から義経の首が送られてきたことを理由に、文治5年6月、頼朝は平泉に攻め込み、平泉を滅ぼしてついに全国の頂点に立つことになった。頼朝の元に泰衡の家臣・河田次郎が泰衡の首をとって差し出したが、「恩を忘れて損得で主を殺すとは何事か」と、頼朝は河田次郎の首をはねるよう命じる。これから大事になるのは忠義の心だと話す頼朝は、天下草創の総仕上げのために後白河法皇と対峙するため上洛を決意する。

義時の念願であった源氏の世は目前にきていたが、義時は義経を死に追いやったことを悔やみ自分を責めていた。そして他の御家人たちからも義経を悔やむ声が上がっていた。そんな時、義時は八田知家(市原隼人)から飢饉で親を亡くした孤児・鶴丸を預かって欲しいと頼まれる。頼朝が上洛への動きを進める中、法皇から「奥州の褒美を出す」と書状が届く。法皇の申し出に頼朝は褒美を辞退する返事をするが、法皇はこれを今後は法皇の指図は受けないという意思の表れと受け取り怒りを覚えるのだった。

一方、鎌倉御所では、頼朝と政子(小池栄子)、義時と八重が集まり、金剛に万寿を引き合わせた。それから時が経ち、時政(坂東彌十郎)とりく(宮沢りえ)との間に男子が誕生し、頼朝や政子、義時や八重など北条家の面々が集まり幸せな雰囲気に包まれる。八重は自分で編んだ草履を時政に贈ると、政子は「小四郎は本当にいい嫁をとったこと」と目を細める。しかし、りくは孤児たちと金剛の身分が異なるので一緒に育てることに反対の様子だった。「北条を盛り立てていくのです。近頃、比企殿がひいきされているように感じるのは私だけですか?」などと言い周りに緊張が走る。この頃、比企能員は源範頼(迫田孝也)に娘を嫁がせるなど源氏との絆を深めていた。

また、この頃、大姫(南沙良)の様子がおかしいので義時らは心配していた。許嫁であった木曽義高を失った傷が癒えず、自分を“葵”と呼び、まじないに没頭する大姫の姿を見ると、義時は義高を死に追いやった自分を責めてしまうのだった。

そんなある日、八重は子どもたちを連れて鎌倉の河原に来ていた。義時の親友、三浦義村も金剛と同じ年ごろの娘・初を連れて遊ばせていた。大人たちが目を離したすきに、川に入った鶴丸が川の真ん中で取り残され、陸に戻れなくなっていた。必死に岩にしがみつく鶴丸に亡くなった自分の息子・千鶴を重ね助けに向かう八重。そこへ戻って来た義村が慌てて助けに向かい、鶴丸を救助した。しかし、次の瞬間、八重は水に足を取られ、義村が気づいた時には八重の姿はなくなっていた。

行方不明になった八重の大捜索が始まり、頼朝も自ら捜索にあたった。しかし八重の無事を祈っていた政子のもとに八重の訃報が届く。この頃、義時は時政らと共に伊豆にいた。運慶(相島一之)作の阿弥陀仏像の前で酒を飲み、その柔和な微笑みを見て八重を思い出していた。

■第22話「義時の生きる道」あらすじ
源頼朝の上洛が決まり、義時も随行する。大軍を率いて念願であった京へと上った頼朝は、後白河法皇、九条兼実(田中直樹)と会談する。今後の世の中の在り方を思い描く中、自分たちには利益のない上洛に、三浦義澄(佐藤B作)、岡崎義実(たかお鷹)、千葉常胤(岡本信人)らが不満を募らせていた。一方、比企能員(佐藤二朗)は、比企家の地位を盤石にするために一族の比奈(堀田真由)を頼朝に送り込むのだが・・・。


NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第22話は6月5日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/大泉洋/菅田将暉/小池栄子/新垣結衣/西田敏行ほか。番組公式Twitterアカウントは「@ nhk_kamakura13」。第22話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

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