「恋人」第7・8話 視聴率10%突破!ナムグン・ミンの切ない表情演技は視聴者を震え上がらせた!?ネタバレあらすじ・みどころ
ナムグン・ミン、アン・ウンジン主演のMBC新金土ドラマ「恋人」が8月4日から放送中。今回は8月25・26日に放送された第7・8話のネタバレあらすじと見どころを紹介したい。YouTube公式チャンネルにて予告動画など公開中だ。
韓国「恋人」は、丙子の乱の兵火の最中に繰り広げられる恋人たちの物語と、苦しみの中で希望を見出す人々の物語を描く本格ヒューマン時代劇。
※【「恋人」を2倍楽しむ】では、ドラマの時代背景や実在人物、ネタバレあらすじと見どころ、豆知識など紹介していく。
■キャスト
イ・ジャンヒョン役:ナムグン・ミン
ユ・ギルチェ役:アン・ウンジン
ナム・ヨンジュン役:イ・ハクジュ
キョン・ウネ役:イ・ダイン
リャンウム役:キム・ユヌ
ほか
■第7話あらすじ
オランケに逃れて必死に身を潜めていたギルチェを発見したジャンヒョンは、彼女らが逃げ切れるようにたった一人で立ち向かう。しかし、意識が朦朧とし危機が訪れたその時、グ・ウォンム(チ・スンヒョン)が駆けつける。すると、来た道を戻って来たギルチェが到着。ギルチェはウォンムに助けてくれたお礼を言いつつも、ジャンヒョンがいないか辺りを見渡す。しかしジャンヒョンはそこに出て行くことはせず、ギルチェを影から隠れて見ているしかなかった。
一方、チェ・ミョンギル(キム・テフン)は以前ジャンヒョンに、王を助ける手立てはないかと聞きに来ていた。ジャンヒョンは王の命が重要なのかと冷たくあしらうも、王を救うのは民のためだという彼に対し、天然痘が流行っていることを利用してはと伝える。その後チェ・ミョンギルは清のヨンゴルデに会い、王が城外に出るかわりに命を助けるという約束を交わす。こうして仁祖は城外へと出て、清の臣下となることを認める。ついに戦争が幕を閉じた。
戦争が終わった知らせを聞いたギルチェらは故郷ヌングン里に戻ったが、村一体は廃れ悲惨な状況。ウネの父は亡くなり、ギルチェの父は幸い生きていたものの精神疾患を抱えるなど、改めて戦争の悲惨さを物語っていた。そんな中、ヨンジュンは仁祖を助けた功績によって漢陽におり、ウネを自身のもとへ呼び寄せることに。別れを寂しがるギルチェだったが、ウネは絶対に離れないと言い、皆で都に向かうことに。
そして漢陽にて再会するジャンヒョンとギルチェ。その後ヨンジュンとウネも交えた4人で盃を交わす。帰りにヨンジュンはギルチェを呼び出し、近いうちにウネに求婚すると打ち明けるが、続けて衝撃的な事実を打ち明ける。かつてギルチェに好意があったスンヤクが戦で死ぬ間際、ヨンジュンに対して「ギルチェが好きなんだろう?」と聞いてきたが、自分はそれに対して何も答えられなかったと言うのだ。何故かと何度も聞くが答えようとしないヨンジュンに、ギルチェは涙ながらに「最後に一度だけ正直に言ってください。一度として私を女性として好きだったことは、ないですか?」と問う。しかしヨンジュンは今後このような会話はしないと去ってしまう。そして、この様子をジャンヒョンはしっかりと見ていたのだった。
内官ピョ・オンギョムの提案で清に行くことにしたジャンヒョンは、ギルチェに別れの挨拶をしつつ「もし再び会うことがあったら、その時は真面目な話をしましょう」と言う。翌日ギルチェはジャンヒョンに会いに行くが、自分の気持ちをうまく伝えられない。ジャンヒョンはギルチェが以前戦争に行くジャンヒョンのポケットにこっそり忍ばせたテンギ(髪飾りのリボン)を見せると、ギルチェと取り合いになり弾みで二人は転んでしまう。するとジャンヒョンは自分の胸へギルチェの手を当てゆっくりと顔を近づけたため、ギルチェは目を閉じる。するとジャンヒョンは一度は笑ってからかうも、その直後怒るギルチェを強引に引っ張りキスする。そしてじっとギルチェを見つめながら「あなたの気持ちが今ヨンジュンに向かっていることも知っています。私を恋慕しなくても、私を忘れないでください。今日私と共にしたこの瞬間、決して忘れてはなりません」と語りかけるのであった。
■見どころ
視聴率は10.6%とついに大台突破。都で再会する二人。嬉しさがこみ上げるも、いつものギルチェをからかう余裕のある顔にふっと変わるジャンヒョン。そんなジャンヒョンに対して「冬に扇子で仰ぐなんて、寒くないですか?」とギルチェはニッコリと言うのだ。いつも言われっぱなしのギルチェがジャンヒョンを逆にからかう貴重なシーン!戸惑いながらも「他の人より暑がりなんだ!」と大声で言うジャンヒョンもまた可愛らしい。天然痘にかかって一時は生死を彷徨ったジャンヒョン、無事に再会できてどんなに嬉しいことだろうか。そろそろ二人とも素直になればいいのに!と思いながら、このやりとりを見るのがこのドラマの楽しみの一つという人も多いようだ。
そしてここにきてヨンジュン!なぜ人の心を乱すようなことを言うのだと怒りが収まらない人も多かったのでは?ジャンヒョンは、ヨンジュンのこの行動が許せず会いに行くが、一杯飲みましょうと適当にごまかそうとする彼に、ジャンヒョンは怖い目つきで「ウネの旦那でなかったら腕をへし折っていた」と本音が出てしまう。比較されてより一層ジャンヒョンの人間性が際立ち、また弄ばれたギルチェやそんなギルチェを見ているしかないジャンヒョンのそれぞれの気持ちを考えると胸が痛む。
最後にギルチェにキスするシーンでのセリフも、優しさがにじみ出ているが、何とも切ないセリフで…、本作品の掲示板などでも視聴者は様々な感情を爆発させて、リアルタイムで大盛り上がりだった。
■第8話あらすじ
ソヒョン世子と同行することになったジャンヒョンの知らせを聞いて、ギルチェは急いでグ・ウォンムの馬に乗せてもらい会いに行く。途中清軍に捕まりそうになるもジャンヒョンに助けられ、なぜいつも勝手なんだとたしなめられる。するとギルチェも「勝手なのはどっちだ、勝手にキスし、清に行くと決め…、コッシン(韓服に合わせる靴)はいつくれるのか」などと言い返す。ジャンヒョンはコッシンをあげたら自分には何をくれるのかと問い「自分のほしいものはただ一つ、あなたの気持ちだ」と告白。そして「心の中では違ったとしても、言葉だけでもヨンジュンのことを考えないと言ってくれたら、今すぐにでも行くのをやめる」と言うも、ギルチェは「それはできません」と断ってしまう。ジャンヒョンはギルチェの顔を両手で包み、残念そうな表情を浮かべながら「本当に憎いですね。一体ヨンジュンにはあって自分にはないものは何ですか?」と言い、去っていくのだった。
その後ヨンジュンとウネは無事婚礼を済まし、ギルチェは二人をサポートするが、もうヨンジュンを見ても悲しくならない自分がおり、気持ちは整理できていることに気づく。
ジャンヒョンは自身が通訳官という地位であることを利用し、清を相手に商売を始めお金を稼ぐようになり、噂を聞きつけたヨンゴルデが訪ねてくる。天然痘で死んだかと思ったが生きていたジャンヒョンを見て、裏切り者というが、ジャンヒョンは捕虜になったと嘘をつく。その後ホンタイジに呼ばれ、天然痘の噂を言いふらしたのかと言われ何も答えられないジャンヒョン。
一方、清で死んだ人々の遺品が戻ってきたのを一つ一つ確認するギルチェ。ジャンヒョンの私物がないことに安心していたが、最後に箱を開けると、そこには自分がジャンヒョンに渡したテンギや、ジャンヒョンの扇子が…。ジャンヒョンの死を悟ったギルチェは悲しみに暮れる。また更に、これまでずっと見てきた夢の男性が、実はジャンヒョンだったことがついに分かり、涙する。藁にもすがる思いで、生前着ていた服を振り、3回名前を呼ぶとその人は戻るという迷信のようなことでも、涙ながらに実践するギルチェ。「戻ってきて下さい。まだ言えてないことがあるんです」と泣きながらジャンヒョンの名前を叫んだ。
■見どころ
視聴率は10.3%と変わらず二桁キープ。言葉だけでもヨンジュンを忘れたといってほしいと頼むも、出来ないと拒否するギルチェを見るジャンヒョンの演技は必見。ギルチェの顔を両手で包み「本当に憎いですね…」と言いながらも、愛おしそうに見つめるその目つきや表情、全てが完璧としか言いようがない。最後の最後まで言うことを聞かないギルチェが憎らしくて、でもこの瞬間にも愛おしい、諦めたくても諦めきれない、そんなジャンヒョンの切なさやもどかしさが表現されている。視聴者達からも「あまりにも切ない」といった感想が多く寄せられた。またナムグン・ミンの演技に関してだけでなく「ナムグン・ミンの作品を見る目は今回も正しかった」作品を選ぶセンスを称賛する声まで!
次週、いよいよシーズン1の最終話!ジャンヒョンの安否が気になるところだが、どうか二人が無事に再会してくれることを祈る。また、ここでイ・チョンアが本作品に合流することが明らかになった。いつからの登場かは明らかではないが、豪華キャスト追加で更なる盛り上がりを見せる!「恋人」は毎週金・土曜夜9時50分より放送。
◇MBCドラマページ(韓国)
◇YouTube「MBCdrama」
【作品詳細】【「恋人」を2倍楽しむ】