WOWOW「花が咲けば、月を想い」第13-16話(最終回):満天下の人々へ~酒を交わす時

2023年09月22日21時42分ドラマ
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次週9月29日(金)、10月6日(金)WOWOW(金曜19時)で放送する「花が咲けば、月を思い」では密造ビジネスを本格的に始める。ユ・スンホ&イ・ヘリW主演の青春ロマンス時代劇!第13話~第16話のあらすじと見どころを場面写真付きで紹介、予告動画は番組サイトで公開中だ。

※10月13日からは、ソ・イェジ主演で、人生を懸けて復讐することを決めた一人の女性と、 傷を抱えた男女が繰り広げる激しい愛憎劇「イブの罠」を放送する。


「花が咲けば、月を想い」は、歴史上最も厳格な禁酒令の時代、密造酒の業者を取り締まる原則主義の監察ナム・ヨン(ユ・スンホ)と、酒造を通じて人生を変えようとする女性カン・ロソ(ヘリ)のハラハラ追撃ロマンス。【「花が咲けば、月を想い」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころや朝鮮時代の禁酒令、韓国での評判、各話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識などまとめている。。

■キャスト
ナム・ヨン役:ユ・スンホ
カン・ロソ役:ヘリ(Girl's Day)
イ・ピョ役:ビョン・ウソク
ハン・エジン役:カン・ミナ
ヨン・ジョムン役:チャン・グァン
イ・シフム役:チェ・ウォニョン
ファン・ソユ役:イム・ウォニ
チュンゲ役:キム・ギバン
 ほか

【第13話:満天下の人々へ】
何者かの通報で屋敷に捜索が入り、突然追われる身になってしまい危機に陥ったロソを救ったのは王妃ヨン氏だった。彼女を匿った王妃は尚宮を通じてヨンに無事を伝える。安堵したヨンは彼女を迎えに行くと意を決して、かつて「南山の虎」と呼ばれたロソの父カン・ホヒョンの死に自分が関連していて、ホヒョンを殺したのがホンだったと打ち明ける。一方その頃、ヨンは都承旨からシム・ホンを追うことを止められていた。ロソが襲撃を受けたと知ったヨンが、探そうと外へ出るとある知らせが……。再会するヨンとロソ。
これまで謎が多かった10年前の事件の真相が徐々に明かされ始めた13話。10年前の出来事と、現代で起きている事件を繋ぐキーワードは「ジャンナビ=申」だ。「猿」を意味する朝鮮語の古語だが、本作ではウンシムやホンが仕える人物、すなわちシフムを指すことばであり、ロソの父ホヒョンが死に際に「ジャンナビ」と相手を呼んでいるところを見ると、ロソの父親を殺した真犯人もシフムだったようである。現代で起きている事件をシフムが裏で糸引いているというところまでは察していたヨンが、シフムが10年前の事件の黒幕だったと思い出す印象的なシーンで幕を閉じた。この回のネタバレあらすじと見どころは13話詳細で。

花が咲けば【第14話:真犯人】
崖から落ちそうになり、絶体絶命のヨン。静かに近寄ったシフムは彼を生かすべきか悩む。遠くから状況を見守っていたロソは耐えきれずにヨンを救いに行こうとするが止められる。ヨンの援軍の接近を知ったシフムはヨンを助け、ロソも解放される。王宮ではイ・ピョが10年前に部屋から毒が見つかった淑媛オム氏の調書を見直していた。早すぎる死刑判決を下したのは領議政ヨン・ジョンムンだった。東宮でエジンを助けたときに、訓練都監チェボンとパク尚宮の話をエジンから聞いていたイ・ピョは、パク尚宮について調査させ、彼女が戸曹の女官から異例の措一方、甥であるイ・ピョに悪事の一端を知られてしまったシフムは大胆な行動に出ていた。イ・ピョの前に現れ、ロソやヨンを殺そうとした事やロソの父ホヒョンを殺した事実、更には前世子を毒殺した事も告白する。衝撃と怒りを覚えたイ・ピョはすぐさま王に打ち明けると言うが、シフムは妹であり世子の母キョン嬪イ氏(アン・シハ)も死ぬ事になると脅す。ロソとヨンの命を守る為にイ・ピョは…。
今回も、恋愛要素よりも物語に引き込まれる構成。意外性があったのは、世子イ・ピョが伯父であるシフムの情報操作に加担し始めた事だ。とはいえ、彼もヨンやロソ、そして自分の母親を救う為、脅されて仕方なく協力している状況を見ると、最終週では再びヨンらの側につき、シフムの不意を突く活躍を見せそうな気もする。前回ラストで、シフムに疑惑を抱いたヨンが邸宅を訪れ、シフムが「ジャンナビ」の正体だと確信するようなシーンで幕を閉じたが、シホンがなぜ「ジャンナビ=申」と呼ばれるのかは、風呂上がりの彼の肩口で明らかになる。この回のネタバレあらすじと見どころは14話詳細で。

花が咲けば【第15話:申】
全てを仕組んだのは、都承旨だと悟るヨン。父が遺した捜査日誌から手がかりを得たロソも10年前の事件を追ううちに、10年前に世子を殺した毒が中国から輸入されたものだと突き止め、シフムが事件の首謀者だという真実に辿り着く。事前にイ・ピョに真実を打ち明けたヨンは、自分たちの命を案じて全てを知りながらも口を閉ざしていたイ・ピョに驚く。正体を知られた事に感づいたシフムはヨンを投獄し、ロソは彼女を守りたい世子イ・ピョ(ビョン・ウソク)の懸念から王宮に幽閉される。全ての真相を知り恨みの目を向けるロソの目の前で、シフムはホヒョンの捜査手帳を燃やしてしまう。そしてイ・ピョが全ての真相を知っていたことにショックを受けるロソ。
シフムの黒幕確定で遂に最終決戦へと向かう最終週。事件の真相、そしてシフムに近づいていくヨンとロソ、二人をシフムの手から守りたいが為にシフムの言いなりになってしまう世子など、様々な感情が複雑に絡み合って、事態はどう展開していくのか読むのが難しい。物語の主軸はヨンとロソにフォーカスされてはいるものの、友を救う為に誤った道を進もうとするイ・ピョをエジンが「イケメンならイケメンらしくしなさい!」とビンタするシーンは必見。世間知らずなお嬢様キャラでありながらも、機転がきき、実際に一同を救うエジンの姿は観ていて痛快だ。この回のネタバレあらすじと見どころは15話詳細で。

花が咲けば【第16話(最終回):酒を交わす時】
シフムの秘密の酒造を制圧し、反撃の準備を進めるヨンとロソだが、唯一の証拠だったホヒョンの捜査日誌はシフムの手で燃やされてしまった。再会した兄ヘスから、10年前のホヒョンが殺害された日の記憶を聞いた二人は、手がかりを求めて再びマンウォル寺へ。寺に掛けられた絵から、ホヒョンが隠した日誌の1頁を見つけた二人。そこには、毒として緑の顔料が使われたと書かれていた。シフムの邸宅で見つけた緑色の茶器を思い出すヨン。
王が倒れ、権力を掌握したシフムの祝宴が開かれる。ウンシムが現れ、得意の剣の舞を披露するが、彼女は密かに看病していたホンがシフムの息子だと気づいていた。実の息子とも知らずに利用した末に殺そうとしたシフムを殺そうと剣を向けた。そして、ウンシムの献身的な介抱で意識を取り戻したホンも、彼女がシフムを殺そうとしていると気付き、後を追う。遂に迎えた最終回では黒幕シフムとの最終決戦と、禁酒令が解かれた後の世界が描かれた。前回、有力な証拠が燃やされてしまい、どうやってシフムに立ち向かっていくのかが注目されたが、イ・ピョの王位継承権放棄や、大量の密造酒を使った「酒には酒を」の戦略など、予測不可能な展開で大逆転を収めていく様子が痛快に描かれた。朝鮮王朝を土台にした架空の時代設定と、禁酒令と密造酒という他にはなかったユニークなテーマをもとに、毎回予測不可能な展開が繰り広げられ、ラブコメだけではなく、サスペンス要素、反社会的なダークヒーロー要素など絶妙なバランスで作り込まれた脚本が面白い作品だった。この回のネタバレあらすじと見どころは16話詳細で。

WOWOW番組サイト
 2023年8月18日 金曜19:00-21:30 2話連続
YouTube予告動画

kandoratop【作品詳細】【「花が咲けば、月を想い」を2倍楽しむ】