「アスダル年代記2:アラムンの剣」第11−12話(最終回):新アスダル王の誕生と終わらない物語、スホ(EXO)の正体も明らかに

2023年10月23日23時35分ドラマ
『アスダル年代記』シーズン2
ディズニープラス スターにて独占配信中

イ・ジュンギ、シン・セギョン、チャン・ドンゴンら豪華共演のファンタジー超大作「アスダル年代記シーズン2(アラムンの剣)」日本ではDisney+ (ディズニープラス)「スター」で独占配信中だ。物語のクライマックスとなる第11話、第12話では敗北を悟り、アスダルを道連れにしようとするタゴンを討ち、ウンソムとタニャがアスダルの新しい歴史を切り開いていく壮大なクライマックスが描かれた。気になるあらすじをチェックしてみよう。

【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】



「アスダル年代記」は太古の地アスで互いに異なる伝説を書いていくタゴン、ウンソム、タニャ、テアルハの運命的な話を描く韓国ドラマ初の古代をテーマにしたドラマ。「シーズン2:アラムンの剣」は、凄絶な闘争の末、タゴンがアスダル初の王となってから約 8 年後の世界を舞台にしている。【「アスダル年代記2:アラムンの剣」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじと見どころ、メイキングなどまとめている。

■第11話「英雄たち」あらすじ
ウンソム(イ・ジュンギ)らの作戦で、森ごと炎に包まれたタゴン(チャン・ドンゴン)。アスダルではタニャ(シン・セギョン)もアスダル軍の敗北を神託を通じて感じ取っていた。彼女の言いつけに反してアスダルに戻り捕らえられたヤンチャ(キ・ドフン)は、かつて自分が暗殺集団シャハティに育てられ感情を失っていたところを、母スハナ(キム・ジョンヨン)と親しかったタゴンに救われた過去を打ち明けた。

ヌンビョル(イ・シウ)はネアンタルに共にタゴンと戦うよう説得するが、ネアンタルらはなかなか首を縦には振らない。テアラ王妃(キム・オクビン)は生き返って姿を消したサヤ(イ・ジュンギ)を探していた。アスダルに忍び込んでいたネアンタルもサヤの生存を知り、サヤと接触。

サヤはタゴンのいない間にアスダルを制圧しようとするタニャに利用されたと反発し、彼女への感情を伝えるが、タニャはサヤが生きていることに驚きながらも、計画を曲げるつもりはなかった。そしていよいよアスダル敗戦の報が舞い込んできた。

巷ではアゴ族が攻めてくると噂が広がり大混乱に。タニャは新世界を造る計画の始動を指示。王城付近ではタゴンの息のかかった大臣らが次々と襲撃を受けるが、アスダルから脱出したと思われていたテアラもまた、タニャがアスダルを乗っ取ることを恐れタニャの作戦を妨害。それぞれ民衆に演説を行い、派閥は二つに別れた。西の地からやってきたネアンタル「約束の兄弟」と会ったネアンタルは人間の上の立とうとする彼らを襲撃するが、サヤが阻止し、西のネアンタル側につく。

アスダルではタニャの計画がテアラに阻止され、祭官をはじめとする仲間が次々と殺されてしまう。テアラがアスダルから逃亡したと思っていたタニャも突然のテアラの登場で窮地に陥ってしまう。タニャを殺そうとしたテアラだが、奇しくも民衆への合図となる煙が上がり始める。更に兵士の心に直接語りかけることで兵士たちはタニャへの攻撃をやめ、テアラは味方を失うことになってしまう。

民衆の心を掴み始めたタニャだが、その時、生死不明になっていたタゴンが帰還。アスダル城門前までやって来たウンソムだが、目の前で同郷のワハン族を殺され、更にはタニャまで殺されそうになると、要求通り後退することしかできなかった。

毒を量産させるタゴン。城門に拘束されていたタニャはタゴンの計画を読み言葉を失ってしまう…。



■第12話(最終回)「アスダル年代記」あらすじ
タニャを人質に取られ、テアラとの会談に臨んだウンソム。テアラは反乱軍の撤退を求める。タニャを救いたいながらも交渉は決裂。タニャの父で今やアスダルの製鉄技術の第一人者となったヨルソン(チョン・ソギョン)は娘を生かしてほしいと自殺を仄めかす。タゴンがそれを止めようと説得するが、ヨルソンが気を許した隙を突いて、ヨルソンを突き落とし殺害。

タゴンが秘密裏に大量の毒を生産したと知ったテアラは、アスダルの敗北を悟ったタゴンがアスダルの人々を巻き添えに国ごと歴史に幕を引こうとしていることに気づき、タゴンを殺そうとするが、彼を想う愛が邪魔して彼を止めることはできなかった。

その頃、モモ族のシャバラ(首長)であるカリカ(唐田えりか / 特別出演)が水中からアスダルに侵攻。更にネアンタルを連れたヌンビョルも兵士たちに立ち向かい、ウンソムらアゴ族の軍隊も遂にアスダルに攻め込んだ。タゴンはテアラと王子を逃しアスダルと運命を共にする覚悟を決める。しかし、市街地が戦場と化す中、アロク王子は父を探して行方不明になってしまう。

王国を制圧しつつあったアゴ族のもとにタゴンからの伝言が届く。同郷のウンソムらを裏切って兵隊となったムンテ(パク・ジン)はタニャを救おうとするが、タゴンに襲われ致命傷を負い、タニャも連れ去られてしまう。タゴンの要求はウンソム一人で大神殿へ来ることだった。ムンテからそれを聞いたサヤも大神殿へ向かう。タニャを救おうとしたヤンチャも命の恩人タゴンに剣を向けるが、結局は敗北してしまった。

大神殿から市街に流れる聖なる泉に毒を混ぜたタゴン。彼は人間こそが忌々しきイグトゥを一掃しようとしたとし、毒で身勝手な民に復讐を仕掛けながらも、それを防ぐために、ウンソムとタニャと自分の三人で共に死ぬことを願っていた。やって来たウンソムに自害を求めるタゴン。しかしウンソムはアロク王子を人質に取り、タニャの解放を要求。タニャを解放し襲いかかるタゴンだがウンソムだと思っていたのはサヤだった。サヤの首飾りに映るもう一人の伝説、ウンソムの剣がタゴンに襲いかかり、死闘の末、大神殿に安置されていたアラムンの剣でタゴンを制圧した。

安堵するのもつかの間、タニャが民を守るために毒の泉に潜り水門を塞いだことを知ったウンソム。負傷したサヤもそれを知り引き返そうとするが、やってきた西のネアンタルに連れ去られてしまう。毒でタニャが衰弱していく中、現れたのはテアラ。王子を守ると誓うと愛していたタゴンにとどめを刺し、解毒剤の提供と引き換えに王子と自分をアスダルから逃がすよう取引を持ちかけ、ウンソムもこれに応じる。

こうして、アスダルはイナイシンギによって陥落、ウンソムは民衆の前で何も奪わないことを宣言する。反発する民衆の心に語りかけるタニャ。彼女に問われたウンソムは、ネアンタルと神聖なるアサ氏の間に生まれたイグトゥであり、ワハンであり、アゴ族の英雄イナイシンギでもある複雑な半生を打ち明けると、全ての種族を差別せずにアスダルを治めると誓い、更にアラムンの剣を抜くと腕の雷紋を見せ、民からはアラムンヘスラの再来として認められた。

直後に解毒剤の効果で深い眠りについたタニャ。それから月日が経ち、ウンソムはアスダルを治めるために奮闘していたが、ある日、知らせを聞いて大神殿に飛び込んだウンソムは目を覚ましたタニャと口づけを交わした。その頃、西のネアンタルに連れられて船でネアンタルの国イルケベクを目指していたサヤはタニャが死んだものだと思いこんでいたが、不敵に微笑みながらアスダルの名を呟く。またアスダルを離れ、小国の女王となっていたテアラは「アスダル年代記」をしたためながらも、大きく育ったアロク王子(EXO スホ)に「国に必要なのは物語だ」と説き、アスダル奪還を仄めかした…。



■見どころ
クライマックスを目前に控えた第11話では、タゴン王の生死が不明な中、タニャが国を変えようと動き出すもテアラがそれを阻止し、タゴンが生還したことで、戦局は再びアスダルに有利に傾いてしまう。タニャを人質に取られ、絶体絶命の危機に見舞われたウンソムだが、それを救ったのはシーズン1にも登場した水の民モモ族のカリカだった。唐田えりか扮する彼女の登場にシーズン1からのファンは驚きを隠せなかったはずだ。

第12話では、アスダルへの進軍成功からタゴンとの最終決戦が描かれるのだが、アスダルに毒を流し自らの運命に巻き添えにしようというとんでもないタゴンの奇行を止めるために、タニャが命の危険に晒され、作中で語られた予言の通りにウンソムとサヤがタゴンを制圧するも、最終的には現れたテアラが愛するタゴンにとどめを刺すなど、最後まで読めない展開が視聴者の目を奪った。

ネアンタルと神聖なアサ族から生まれたイグトゥで英雄アラムンヘスラの再来でありながらも、その宿敵であるイナイシンギでもあるという複雑な肩書を持ってしまったウンソムがどうやって民衆に受け入れられるのかも気になるポイントだったが、それを逆手に取って民族を差別することなくアスダルを治めると宣言し、見事に王国の統治者となった。月日が経ち、解毒剤の副作用で深い眠りに落ちたタニャが目を覚ましてウンソムと結ばれるというハッピーエンドで幕を閉じると思われたが、読めない展開は最後まで続いた。

ネアンタルが暮らす未知の大陸に向かうサヤは不敵な笑みでアスダルの名を呟き、そう遠くない将来再びアスダルへ戻ってくることを示唆。更にアスダルから逃げ延びたテアラもアスダル奪還を仄めかし、物語に続きがあることを感じさせた。クライマックスの衝撃はとどまるところを知らず、作品のタイトルにもなっている「アスダル年代記」はアスダルを出たテアラが書き記していたことが明らかになっただけでなく、第1話で登場し話題になったEXO スホ演じる謎の青年が、大人になったアロク王子であることが明かされたのだ。

アスダルはタゴンからウンソムに統治者を変え、平和が訪れたように見えるが、上述の通り、サヤ、テアラ、アロク王子が中心となって、物語が続いていくことを予感させ、シーズン3の可能性に期待が高まるエンディングだ。

「シーズン2:アラムンの剣」は2023年9月9日~10月15日にtvN新土日ドラマ21:20から放送される予定で、日本ではディズニープラス(Disney Plus)スターにて独占配信を開始した(全 12 話/初回3話一挙配信、以降毎週土・日1話ずつ配信)。

■スタッフ
監督:キム・グァンシク 「安市城 グレート・バトル」
脚本:キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン 「善徳女王」「六龍が飛ぶ」

■キャスト
ウンソム/サヤ役:イ・ジュンギ「麗<レイ>〜花萌ゆる 8 人の皇子たち〜」「悪の花」
タゴン役:チャン・ドンゴン「紳士の品格」「SUITS/スーツ〜運命の選択〜」
タニャ役:シン・セギョン「新米史官ク・ヘリョン」「ハベクの新婦」
テアラ役:キム・オクビン「渇き」「悪女」

韓国tvN番組サイト

【作品詳細】【「アスダル年代記2:アラムンの剣」を2倍楽しむ】

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