「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」(28話版)第16-18話:両班チョン・イル、翁主ユリの思いを伝える

2023年10月30日08時15分ドラマ
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テレビ東京・韓流プレミアムで地上波放送の「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」(全28話)はチョン・イル×ユリ(少女時代)共演の韓国時代劇。10月31日からの第16話~第18話のあらすじと見どころを紹介、YouTubeにて予告動画が公開中だ。<ネタバレ>

「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」は、男やもめ(チョン・イル)と後家になった王女(クォン・ユリ/少女時代)との人違いから巻き起こるロマンス時代劇。【「ポッサム」を2倍楽しむ】では、ドラマの4つの見どころやキャストの紹介、時代背景、各話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識などまとめているので視聴の参考にどうぞ。



■キャストメインキャスト紹介
バウ役:チョン・イル
ファイン翁主スギョン役:クォン・ユリ(少女時代)
イ・デヨプ役:シン・ヒョンス
朝鮮第15代国王・光海君役:キム・テウ
イ・イチョム役:イ・ジェヨン
ほか

■第16話
バウ(チョン・イル)は、罪人が自分だとばれないようにイ・イチョム(イ・ジェヨン)が獄舎に来させないようにしてほしいと、キム・ジャジョム(ヤン・ヒョンミン)に頼む。

一方で顧客名簿の本物が存在することを知ったスギョンは、チュンベと共にイ・イチョム(イ・ジェヨン)の屋敷に侵入して名簿を捜すが見つかってしまう。2人の危機を救ったのもまた覆面のデヨプだった。本物の名簿を手に入れたデヨプは、それをスギョンたちの家に置き、スギョンはそれを持ってイチョムと対立関係にあるジャジョムを訪ねる。そして自分が生きていることを明かし、捕まっているバウを助けることを条件に本物の顧客名簿を渡す。

翌日王に謁見しジャジョムは、本物の顧客名簿を使って癸丑獄事に関与した者の身分復権を提案する。復権させるべき西人もいないと憤る王に、延興府院君(キム・ジェナム)の孫が生きており、それが禁書の罪人バウだと明かす。その後、内禁衛将ジュンヨンからスギョン生存の可能性があると聞いた王はすぐに鞠庁を開くよう指示する。そして、鞠庁の場に罪人が連行され、顔を晒すと…。

鞠庁が開かれ、罪人がキム・ジェナムの孫デソク=バウだと知り驚くイチョム。バウは禁書の絵を描いたことを認め、見せられた顧客名簿と別に本物が存在することを証言する。そこには大北の重臣たちの嫁の名前もあった。イチョムと息子ウォンヨプは動揺。ウォンヨプは、デヨプが関係していると訴える。

※貰冊(セチェク):有料で本を貸し出すこと。印刷技術が発達していなかった時代には本は高価だったため、こうした貰冊店が繁盛した。これを題材にしたドラマに「秘密の扉」がある。

バウを内密に呼んだ王は、キム・ジェナムの孫なのか確認し、「なぜここにいると思うか?」と質問。バウは「使い道があるからでしょう」と返事し、失った身分を戻してくれるなら、王のために働くと約束する。スギョンの安否については口を閉ざすバウに、本気なら来月の科挙の武科に合格しろと伝える。

※科挙と別試:科挙は人材登用試験制度。別試は特別に実施される科挙。

取り調べのあと、デヨプが姿を消したことを知ったイチョムは、デヨプを捜すために妹の海印堂イ氏を寺から戻させる。デヨプが見つからなかった場合に備えて、テチュルにバウを殺害するよう命じる。部下を引き連れバウ殺害に向かうが、王命を受けた内禁衛将ジュンヨンに阻止され、失敗に終わる。ところが全ての責任を認め遺書を残して左捕盗庁の従事官が首を吊って自殺する。イチョムのやり口に呆れる王は、西人たちを動かすことに。

王はイチョムを呼び出し、西人を宥めるためには左捕盗大将であるイチョムの息子ウォンヨプの流刑が免れない。しかも禁書の顧客名簿にイチョムの妻の名前もあると教える。そしてこの問題を解決するため、ウォンヨプの地位を守る代わりに、癸丑獄事に関連した者を復権させると告げ、バウはキム・デソクとしての名前を取り戻す。

バウの正体を明かしたのがジャジョムだとデヨプから聞いていたバウは、西人と協力しようというジャジョムの申し出をさらりとことわる。一方、王はデヨプにも来月の科挙の武科に合格して、王のそばで真の臣下となれと告げる。そしてイチョムの一挙手一投足を報告することも約束させる。

スギョンの安全を守るために別れて生活することを選ぶバウ。そして必ず再びスギョンとして生きていけるよう問題を解決すると約束し、彼女を抱きしめる。

■見どころ
笠を取った瞬間、それがバウだと気づいて驚くイチョムの表情とそれを何食わぬ顔で盗み見する王の表情に注目。海辺でバウに抱きしめられたスギョンがそっとバウの背中に手を回す。ここでスギョンという名が幼名で“水鏡”という意味だと分かる。両班の身分を取り戻したバウに対して、言葉遣いを手イネに替えるスギョン。それは離れて暮らす覚悟のけじめでもあった。



■第17話
バウは家族を助けてくれたことから書信をデヨプに渡す。別れて暮らすことを選んだバウとスギョン。そんな中、王が現れスギョンを犠牲にするしかなかったと謝罪する。「ファイン翁主の自分は父の願い通り死んだ」というスギョンに、今後は父として必ず娘スギョンを守ると約束する。そしてバウの屋敷を内禁衛に護らせる手配をしてくれたことで、スギョンたちもバウと共に漢陽で一緒に暮らせることに。

屋敷に戻ったデヨプに激怒する父イチョム。書信を取り戻すためにこれしか方法がなかったと許しを請うも許されない。叔母イ氏のおかげで最後のチャンスをもらうが、今後スギョンに一切関わるなと念押しされる。

漢陽に到着したバウ一行。母たちと感動の再会を果たしたバウは、スギョンを自分の妻でチャドルの母と紹介する。スギョンの品の良さに感心しながらも、スギョンの身分が低いことが気に入らず、チャドルも跡取りとは認めようとしない母。一方、奴婢を使わないバウに何か秘密があると睨むイチョム。

※バウの母が言う「子どもの身分は母親の出自に合わせる」というのは、“奴婢従母法”のこと。ただしこれではあまりにも奴婢が増えすぎ、途中で父の身分に合わせる“奴婢従父法”など、法がコロコロ変わった。詳しくは奴婢の子の身分は?を参照。

科挙の準備をするバウをスギョンがサポート。スギョンは初めて女性としての幸せを感じ、バウもまたスギョンへの気持ちを態度に表す。ついに科挙の日。武科実技で好成績を残すバウ。だがバウの合格を警戒するイチョムは、同じく科挙を受ける男にバウの殺害命じていた。

武科最後の射撃実技で、見事2発を命中させるバウだが、左議政イ・イチョムの息のかかった者が誤射を装ってバウの胸を撃つ。

■見どころ
娘を見殺しにする冷酷な父王が時折見せる苦悩の表情が新章出来だった光海君。今回はスギョンの幼い頃の回想からかつての王の子煩悩ぶりが見られる。

それにしても気になるのはデヨプと海印堂イ氏の関係だ。「私の生きる糧」と命がけでデヨプを守るイ氏。彼女はいったい家門のどんな秘密を握っているのか?

そろって両班らしく装ったバウとスギョンがお互いに見惚れたり、スキンシップを取ったりと、一気にラブラブムードが高まるが、スギョンが王女と知らない母親の嫁いびりが始まりそうで心配だ。



■第18話
バウは銃創を負い吐血しながらも最後の一発をみごと的に当て合格、そのまま気を失う。だが不穏な動きを察していた王が、事前にバウに防弾服を渡していたおかげで命拾いする。帰宅したバウは家族に心配をかけないよう平気を装うが、スギョンはひと目で彼の異変に気づく。

王は、誤射した男の逮捕と黒幕がいるか明らかにするよう命じるが、単なる発砲事故として処理され、男は釈放されてしまう。またしてもイチョムにしてやられた王は、バウとデヨプを呼び怒りをぶつける。バウは15日間の猶予をもらい、イチョムへ報復することを約束する。バウを退室させた後、無言のデヨプに非難の言葉を浴びせる王は、彼のスギョンへの恋心を利用して、イチョムの弱みを掴んで朝廷から退陣させるよう命じる。

チュンベから事情を聞いたスギョンは、イチョムの謀反の資金が密貿易で手に入れた高級絹反物の密売だと気づき、バウに教える。証拠をつかむためにチュンベと反物店を監視するバウは、妹ヨノクの夫チルソンを見かける。ヨノクと義母を養うために反物店で働いているという。危険だから店を辞めろというが、バウの計画を知ったチルソンは、手伝いたいと店主が賭博好きだという情報を教える。これを利用してバウは、店主が新たに密輸するよう仕向ける。

チョ尚宮は、スギョンを母ユン氏と会わせてやろうとするが、スギョンは会いたい気持ちを押さえて、無事を知らせる手紙を認める。ところが手紙を託した女官がゲシにそれを見せる。バウの屋敷を内禁衛が護衛していることから、バウの屋敷にスギョンがいると察する。

■見どころ
胸に銃弾を受けながらも最後の一発を命中させるバウがカッコいい。バウをアシストするのがデヨプというのも素敵だ。見事科挙に合格して武官となったバウ。初出仕の身支度を手伝うスギョンの奥様ぶりも板についてきた。そんな2人が協力してイ・イチョムに一矢報いるのが今回。お手柄スギョンに桜の樹の下、済まないと謝るバウに「あなたが私を守ったようにお役に立ちたいのです」というスギョンに、「とても美しい。まじまじ見ると額もとても美しいし、鼻も高くて美しいし、口も…この国でそなたより美しい人はいない。少なくとも私はそう思う」とメロメロ。

ハン氏による嫁いびりが始まるが、長年の官婢暮らしで粗雑な振る舞いが身についてしまったハン氏。食事の席、ヨノクの行儀作法を買って出たスギョンの前で赤っ恥をかくことに。一方、夫の身分を良民にするために利川の土地の権利書を持ち出したヨノク。これが後になって問題にならなければいいのだが。

バウを助け、科挙でもバウのアシストをしたデヨプ。敵対しながらもバウとの間に友情が生まれるのかと思いきや、ウォンヨプのために敵対関係はさらに複雑になってしまう。スギョンをダシにバウとデヨプを意のままに操る王も信用できない

テレビ東京「ポッサム」番組サイト
 2023年10月10日スタート 月~金8:15-9:11
YouTube予告動画

【作品詳細】【「ポッサム‐運命を盗む」を2倍楽しむ】

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