「恋人」 第20・21話(最終話)ナムグン・ミン×アン・ウンジンのレジェンドカップルが魅せた完璧な結末、瞬間最高17.8%で有終の美

2023年11月20日12時00分ドラマ
©MBC「恋人」公式HPより

ナムグン・ミン、アン・ウンジン主演のMBC新金土ドラマ「恋人」パート2がついに最終回を迎え、ニールセンコリアによると最終回の視聴率は12.9%を記録、瞬間最高視聴率17.8%で自己最高記録を更新して有終の美を飾った!今回は11月17・18日に放送された第20話、第21話(最終話)のネタバレあらすじと見どころを紹介したい。



韓国「恋人」は、丙子の乱の兵火の最中に繰り広げられる恋人たちの物語と、苦しみの中で希望を見出す人々の物語を描く本格ヒューマン時代劇。
【「恋人」を2倍のたしむ】では、ドラマの時代背景や実在人物、ネタバレあらすじと見どころ、豆知識など紹介していく。

■キャストメインキャスト5人のキャラクター・登場人物徹底紹介
イ・ジャンヒョン役:ナムグン・ミン
ユ・ギルチェ役:アン・ウンジン
ナム・ヨンジュン役:イ・ハクジュ
キョン・ウネ役:イ・ダイン
リャンウム役:キム・ユヌ
ク・ウォンム役:チ・スンヒョン
カクファ役:イ・チョンア
ほか

■第20話あらすじ
捕虜達を朝鮮へと連れてくる過程で捕まり記憶喪失になったジャンヒョンだったが、再び記憶が戻り、ギルチェと再び二人だけの時間を過ごす。しかし間も無く、世子と世子嬪が亡くなったという衝撃的な事実を知ったジャンヒョン。リャンウムからピョ・オンギョム(ヤン・ヒョンミン)が会いたがっていると聞き彼のもとへ行くと、既に毒薬を飲んで死ぬ寸前であり、結局この世を去ってしまう。

仁祖は息子の死を悲しむどころか、まだ仲間が残っているのでは、また反乱を起こすのではと戦々恐々。世子と瀋陽で共に過ごしていた者らを次々と捕まえていく。その過程でク・ヤンチョン(チェ・ムソン)だと思っていた者がジャンヒョンだったとばれてしまい、ジャンヒョンが狙われる。

その頃、カクファがジャンヒョンを連れ戻すためについに朝鮮へ到着し、ギルチェの元へ姿を現わす。驚くギルチェだったが、ジャンヒョンを助けるためにとカクファにあるお願いをする。こうしてカクファは清の勅使の対応する朝鮮側の人間としてジャンヒョンを望み、ジャンヒョンはヨンゴルデやカクファをもてなすことになり、危機を脱する。

またジャンヒョンはソヒョン世子からの手紙を読む。「自身を信じていた人々との約束を守りたい、捕虜の送還はジャンヒョンにしか頼めない」と記されており、ジャンヒョンはカクファに改めて捕虜達の安全な送還を依頼する。全財産を渡し、陸地で安全に帰して欲しいと依頼すると、カクファは了承し、捕虜達の前で、ヨンゴルデはじめ全員が刀を置く、その瞬間捕虜達は歓喜の声。ジャンヒョンも涙目になりながら、安堵の表情を浮かべるのだった。

その夜、ジャンヒョンとカクファは二人で杯を交わす。約束通りであればカクファと共に戻らなければならないジャンヒョンだったが「私も故郷へ行かなければなりません。私も生きて故郷に行きたいです」「あの女性は私にとっては故郷です。もう、故郷に戻り楽に休みたいです」と本心を自身の本心を吐露。最後までジャンヒョンを諦めたくないカクファだったが、最終的にはジャンヒョンを故郷に送り届ける選択をする。

捕虜達を朝鮮に送り届け、自身も遅ればせながら戻ってきたジャンヒョンは、ギルチェとの再会を喜ぶ。またグチャムとジョンジョンイも婚礼をあげ、その姿を二人は幸せそうに見守る。ジャンヒョンがギルチェに自分達も婚姻をと言おうとすると、ギルチェは「私はもう婚姻はしたことがあるので」とはぐらかす。ギルチェはジャンヒョンをからかいつつ、ありきたりなことは嫌だと言いながら、何と自分からジャンヒョンに求婚をする。「世界で一番幸せな男にして差し上げます」と言い、幸せそうな笑顔を浮かべる二人だった。


■見どころ
視聴率は12.4%を記録。カクファが捕虜達を朝鮮に送り届けるのを助けたことや、最終的にジャンヒョンを潔く諦めた点は本当にかっこよかったと視聴者達は大絶賛だった。ジャンヒョンとギルチェの仲はもう誰にも邪魔できない!朝鮮へ戻ってきたジャンヒョンがギルチェの元へと駆け付け、ソバンニム(旦那様)と抱きつくギルチェ。「今、ソバンニムと言いましたか?」「はい」とにっこり頷くギルチェに、ジャンヒョンも「はい、もう私たちソバン(夫)・カクソ(妻)しましょう」というシーンもとても微笑ましい。第4話のエンディング〜第5話にかけて、かつてもジャンヒョンは同じセリフでギルチェをからかい、ギルチェは思いっきり否定していた頃が懐かしい。今は堂々と肯定するような仲になった二人、本当に良かったと安心する。こうして何とも幸せ溢れる二人の姿が描かれたが、視聴者は「(これまでドラマを見てきた経験上)こういった甘いシーンが出るとまた不幸な展開になるのではと不安になってしまう」などと視聴者なら誰もが頷くコメントも!最終回まで、この幸せがこのまま最終回まで幸せになるか?

一方で、ヨンジュンに対して不満げな声がまたもや聞こえてきた。ヨンゴルデをもてなすジャンヒョンを冷たい目で見ていたヨンジュン。更に、ウネが過去にオランケに襲われかけたという秘密を打ち明け、ショックを受けるヨンジュンはウネに心を閉ざしてしまい、夫婦仲にひびが入ってしまうのだった。ウネは誰よりもヨンジュンを愛しているのに、どうしようもない事故だった過去の出来事でウネを拒絶するヨンジュンを見ていると、このままではギルチェとウォンムのような結果になってしまうのではと懸念の声も。

恋人21©MBC「恋人」公式HPより■第21話あらすじ
朝鮮へ戻ってきた捕虜たちだったが、仁祖は相変わらず彼らを疑っており、ジャンヒョンの父であるジャンチョル(ムン・ソングン)へ「スンムサ(反乱時に軍隊など監理する一時的官職)」を引き受けるよう指示を出す。一方で、このままだと捕虜が危険だという状況を察知したジャンヒョンは、死んでも会いたくない父のジャンチョルに会いに行く。ジャンヒョンはここでジャンチョルに父と呼び、息子だと気付いたジャンチョルはとても嬉しそうにするも、結局ジャンヒョンの捕虜達を生かしてほしいという頼みは聞き入れなかった。

こうして逃げようとする捕虜達だったが、途中危険な状況を迎えた時、ヤンチョンは自分がおとりになって他の捕虜を先に逃げさせ、最終的には矢を打たれて命を落としてしまう。ジャンヒョンは何とか逃げ切った他の捕虜達とギルチェらをヌングン里へと先に送る。ギルチェはジャンヒョンが再び戻ってこないかもしれないと覚悟しつつも明るくジャンヒョンを見送るのだった。

ジャンチョルはヨンジュンに息子ジャンヒョンを殺すよう命令を出し、ヨンジュンはジャンチョルとジャンヒョンの関係に気づいていながらも、結局軍を引き連れてジャンヒョンと対峙することになる。その後海辺で血だらけのジャンヒョン、背後には多くの刀を持った者が忍び寄る。たった一人で立ち向かうジャンヒョンは「あなたたちを傷つけたくない。皆に待つ人たちがいるように、自分にも待っている人がいる。」と訴える。しかし、ヨンジュンが駆けつけた瞬間、多くの矢が放たれる。

仁祖にジャンヒョンを殺し海に投げ捨てたと報告に行くヨンジュンは、その後ジャンチョルが首を吊って死んでいるのを発見し、仁祖も世子を思い浮かべながら最後はついに倒れる。ヨンジュンは自分がしてきたことが正しかったのか、罪悪感から自身も首を吊ろうとするも、ウネによって一命をとりとめた。ヨンジュンはギルチェに「自身の目でジャンヒョンが死んだところを見ることはできなかったが、おそろく死んでいるだろう。ジャンヒョンに会ったと言っていたある老人に聞けば、死体がどこにあるのかわかるだろう」と伝え、ギルチェはジャンヒョンを探す旅に出る。

ギルチェは老人から「ジャンヒョンは死んでいないが、何も覚えていなかった」という事実を聞く。その後もジャンヒョンと会ったという人々の話を聞きながら、ジャンヒョンはギルチェとの会話や二人の思い出を頼りにギルチェを探していることを悟り、涙を流す。そしてついにジャンヒョンと再会するが、「道に迷ったのですか」と声をかけるジャンヒョンに「旦那様を探しています」と答えるギルチェ。こうして一晩泊めてもらうことになり、翌日旦那の元へ行かないのかと問うジャンヒョンに「探さなければいけないので、手伝ってください。私の旦那さんの話をするので、似たような人がいないか考えてみてください」と言い、ジャンヒョンとの思い出話を少しずつ話す。ジャンヒョンはその話を聞き、少しずつ反応し始める。ギルチェが誰なのかも分からないが、ギルチェとの思い出だけは覚えていたジャンヒョンは目の前にいるのがギルチェだと気づく。「旦那様、ギルチェが来ました」と言い、記憶が戻ったジャンヒョンは泣きながら、再会を喜びあうのだった。

■見どころ
最終回の視聴率は12.9%を記録、瞬間最高視聴率17.8%だった(最終回視聴率の詳細はこちら)。本当に数多くの困難を乗り換えてきた二人、もう生涯会えないかもしれない状況であったが2人はこうして再会、視聴者の希望通り幸せな結末を迎えて涙を流した。「ヒロインが還郷女(ファニャンニョ)になりながらも幸せなエンディングにしてくれたストーリーに感謝」「歴史は悲しいが、ジャンヒョンとギルチェが現代人の考えを代弁しながら先祖達へ慰労を伝えるようだ」といった感謝の気持ちを伝える視聴者や、「韓国人だからこそ全て感じられた時間、とても栄光だった、自尊心」「恥ずかしながらもこのドラマで歴史を学んだ。平凡な日常がどれだけ尊いことなのか教えてもらった」など、韓国人視聴者は自国の歴史に関連づけてより深く感情を揺さぶられたという声も多かった。

またヨンジュンとウネも20話で夫婦仲が険悪になっていたが、最後は再び絆を取り戻す。ヌングン里に行くというウネに、ヨンジュンは恐る恐る自分も言っていいかと問う。ウネは頷き、ヨンジュンは泣きながら抱きつく姿は、安心してほっとした人も多いのではないか。

ファン・ジニョン作家が5年もの歳月をかけて執筆し、魅力的な人物達の感情を描き、またキム・ソンヨン監督が全国の四季折々の美しい情景を映像に盛り込み、俳優達の演技と共に美しい作品に仕上げた本作品。回を重ねる毎にレジェンドシーンが次々と誕生し、視聴者達の胸を熱くさせた。最終回、1話追加となった上に本話は100分の特別編成ということで、最後間延びしないかという不安もあったが、演出や俳優達の演技力が素晴らしく「更に結末までも良かった、期待以上だった本作品」「21世紀最高名作。セリフ一つ一つ、感情全て体で感じることができた最高なドラマだった。」と賞賛の嵐で幕を閉じた。

※本作は11月24日からKNTVにて日本初放送される⇒11月KNTVで日本初放送決定!

【「恋人」を2倍楽しむ】ではパート1からパート2の各話のネタバレあらすじと見どころ、時代背景や実在の人物などについても詳しく紹介している。

MBC「연인」番組HP(韓国)

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kandoratop【作品詳細】【「恋人」を2倍楽しむ】