韓国ドラマ「もうすぐ死にます」第3−4話:7回目の転生で恋人コ・ユンジョンに正体を打ち明けたソ・イングクとドラマオリジナルの衝撃展開

2023年12月17日20時23分ドラマ
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ソ・イングクとパク・ソダム共演TVINGドラマ「もうすぐ死にます」(全8話)が12月15日(金)から韓国で初公開され、日本でもAmazon Prime Videoで独占配信を開始した。これまでの転生ドラマとは一味違うダークなファンタジードラマとなった本作第3話、第4話では、引き続き豪華キャストが登場し、7回目の転生を迎えたイジェが、生前の恋人ジスに全てを打ち明ける様子や、原作と異なるもう一人の重要人物の登場で驚きの展開を予感させた。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう。
【「Prime Video」で独占配信の韓国ドラマ】

「もうすぐ死にます」は地獄に落ちる直前のチェ・イジェ(ソ・イングク)が“死”(パク・ソダム)によって下された審判により、12回の生と死を経験する人生転生ドラマ。イ・ウォンシク(ストーリー)&クルチャン(作画)による同名のウェブ漫画が原作で、ドラマ「18アゲイン」のハ・ビョンフン監督が演出と脚本を手掛ける。⇒【各話のあらすじと関連記事】



■キャスト
チェ・イジェ役:ソ・イングク
死役:パク・ソダム
チョン・ジス役:コ・ユンジョン
パク・テウ役:キム・ジフン

ほか

■第3話「死は何も奪えない」あらすじ
マフィアの裏切り者ジュフン(チャン・スンジョ)として4回目の転生を果たしたイジェ(ソ・イングク)は追手を振り払い、ウンジェ(ペ・ガンヒ)と落ち合う。100億の大金を隠し、ようやく希望を抱いた矢先、ウンジェの裏切りで再び殺されてしまう。生存には失敗してしまったものの、100億の大金のありかを知るイジェは死(パク・ソダム)に対して不敵に微笑むが、次に送られた人生は刑務所の中だった。

テソン(イ・ジェウク)として転生した彼は4日後に出所を控えていたが、同じ部屋に、3回目の人生で自分を殺したジンサン(ユ・インス)を見つけて驚く。格闘家志望だったテソンは、母の借金を返済するためにひき逃げの犯人の替え玉となるが、被害者が死亡し殺人罪で懲役刑となってしまっていた。報奨の上乗せを条件に依頼人を脅すテソンだが、刑務所内で命を狙われることに…。

殺人に快楽を覚えたサイコパスとして周囲から恐れられていたジンサンを見たイジェは、彼がいじめていたヒョクス(キム・ガンフン)にしっぺ返しを食らった腹いせにヒョクスを殺したことを明かし、ジンサンは刑務所でも嘘つきとして底辺に落ちてしまう。大人しく出所したいものの、ジンサンのことも野放しにできないイジェは、霊感があるふりをしてヒョクスしか知り得ない過去を言い当て、ジンサンは恐怖から正気を失ってしまった。

出所を迎えたイジェは、用意された金の受取を拒否。ジュフンの人生で隠していた100億を手に入れて喜ぶが、直後にひき逃げ事件の遺族、そして金目当てにテソンの命を狙っていた同房の仲間に相次いで刺され命を落としてしまった。

コインロッカーに預けた大金を受け取ろうとするイジェだが、次に転生したのは身動きの取れない新生児だった。

■第4話「死を恐れる理由」あらすじ
ヒステリーを患い狂った母親(チョ・ジスン)の新生児として転生したイジェ。病院から通報を受けた警察が駆けつけるが、夫ソクジェ(キム・ドンヒョク)は児童福祉院に勤めていたため、助けられず、さらなる虐待を受け殺されてしまう。

このままでは何度繰り返しても死ぬのが目に見えていると笑う死に対して憤りを感じるイジェが次に転生したのはモデルのゴヌ(イ・ドヒョン)。コインロッカーの大金をぎりぎりで回収。兄のカフェを手伝っている時にジス(コ・ユンジョン)と再会。小説家としてデビューした彼女に、小説のアイデアとして自分がこれまで経験してきた数回の死について語り始める。渡せずにいた万年筆を彼女が使っていることに気づき、その後もジスとの会話が増えていくが、ある日、彼女が事故にあったと思い込んだイジェは現場に駆けつけ、ジスが今でもイジェのことを愛していることを知る。そして納骨堂で母(キム・ミギョン)と会ってしまい、悲しむ彼女らを見て、改めて自殺を選んだことを悔い、当時の生活がいかに幸せだったかを痛感。

意を決したイジェは、今まで誤解していたことを謝り、気持ちをジスに伝え、イジェであることを打ち明けた。その直後に二人めがけて車が突っ込み、車から降りてきたのはテガングループのテウ(キム・ジフン)だった。イジェとして生きていた時代に面接で会っただけでなく、これまでの数回の転生にも彼の悪事が絡んでいることに気づいたイジェは次の人生でテウに復習することを決意。死の隙を突いて銃を奪ったイジェは、死に対して銃弾を撃ち込むのだが…。



■見どころ
マフィアの裏切り者として4回目の転生を果たし、派手なバイクアクションを繰り広げる展開で幕を閉じた前回に引き続き、第3話冒頭では息を呑むバイクアクションが描かれ、さながらアクション映画のような臨場感を与えたものの、助けた女の裏切りであっけなく4回目の転生も生存失敗に終わってしまった。ちなみに裏切った女ウンジェ役は「無人島のディーバ」でスター歌手役を演じたペ・ガンヒだ。

5回目の人生では「還魂」のイ・ジェウク、7回目の人生では「良くも、悪くも、だって母親」のイ・ドヒョンが登場。更に、転生した姿ではないものの5回目の人生では刑事役で「サイコだけど大丈夫」のオ・ジョンセが登場し、変わらず豪華なキャスティングに目を奪われる。

第3話では3回目の転生で因縁のあったジンサンの再登場や、7回目の転生後の新聞記事のくだりから、これまでに経験した転生がすべて時系列的につながっていることが明かされた。転生を繰り返すにつれて、母親への思いや、自殺をしたことへの後悔が描かれる中、7回目の転生ではかつての恋人ジスが登場し、彼女が今でも自分を愛してくれていることを知ったイジェは自分の正体を明かしたものの、直後に車が突っ込みジスが即死するという衝撃の展開を迎えた。

上記の衝撃の展開に加え、第1話の面接シーンで登場した大企業のテウが再登場、彼がこれまで転生した人たちの人生を狂わせてきた張本人という、原作にはないドラマオリジナルの展開が続きへの興味を掻き立てた。

物語でパク・ソダムが持っている銃。彼女がソ・イングクを銃で撃つことで、次の人生が開始する重要なアイテムなのだが、第4話の最終シーンでは、あまりにも理不尽な死に対して怒りを爆発させたソ・イングクが銃を奪いパク・ソダムに向ける描写と、銃声で幕を閉じた。果たして人智を超越した「死」が銃で撃たれると何が起こるのか。続編への興味がさらに募る。

TVINGオリジナルシリーズ「もうすぐ死にます」は12月15日(金)に韓国で初公開され、日本でも同日から全8話のうち第4話までAmazon Prime Videoを通じて配信。後半となる第5話以降は1月5日(金)に配信される予定だ。

■スタッフ
脚本兼演出:ハ・ビョンフン
原題:이재, 곧 죽습니다(イジェ, コッ チュクスムニダ)
原作:ウェブトゥーン「もうすぐ死にます」(原題:이제 곧 죽습니다)

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