BS日テレ（月～金曜13時～14時）では、イ・ビョンフン監督作品の韓国時代劇「ホジュン 宮廷医官への道」を放送中だが、5月3日からはヨ・ジング×イ・セヨンの「王になった男」（全24話）を放送する。作品公式サイトで予告動画が公開中だ。

「王になった男」は、大切な人を守るため、王の影武者となった男の、禁断の愛と数奇な運命を描く本格時代劇。時代劇の申し子と呼ばれるヨ・ジングが、王と影武者の二役で好演し、「赤い袖先」のイ・セヨンと共演し、2019年のケーブルテレビtvNで放送され、地上波3局を含む全チャンネルの月火ドラマ視聴率で1位になった大ヒット作だ。



【「王になった男」を2倍楽しむ】では、各話の詳しいあらすじと見どころ、韓国での評判、主人公のモチーフになった朝鮮王朝の王・光海君についてなどをまとめて紹介している。

本作はイ・ビョンホン主演の映画『王になった男』（2012）をリメイクした作品。朝鮮第15代王・光海君をモデルに、影武者がいたという設定で、歴史上では暴君、名君と評価の別れる王の二面性を描く大胆なストーリーで描く。

道化師（旅芸人）が王の影武者となるという基本設定は映画と同じだが、映画では描かれなかった王妃との禁断のロマンスや、オリジナルキャストの妹や側室とのエピソードをドラマチックに描き、映画版とは全く異なる、先の読めない展開で描く。特に映画版では描かれなかった禁断のロマンスには要注目だ。

子役出身の主演カップル。ヨ・ジングは主演映画『同感〜時が交差する初恋〜』が今年2月日本でも公開され、現代劇でも高い評価を受けた。一方イ・セヨンは昨年末韓国で放送された主演作品「烈女パク氏契約結婚伝」（原題）で最優秀演技賞を受賞するなど、人気実力折り紙付きの若手演技派だ。

共演陣も豪華キャストが集結した。王の側近に「大王世宗」「チャン・ ヨンシル～朝鮮伝説の科学者～」のキム・サンギョン、ハソンを支える内官に「雲が描いた月明り」でも尚膳（内官の長）を演じたミスター内官のチャン・グァン。ちなみに彼は映画版でも同じチョ内官役を演じている。王の政敵には「冬のソナタ」でヨン様ことペ・ヨンジュンの部下を演じたクォン・ヘヒョが憎らしく演じている。また、第1話冒頭だけの出演にもかかわらず、抜群の存在感を示したチャン・ヒョクが王の父親役（14代王・宣祖）でカメオ出演しているのも見逃せない！

よく練られたストーリーに名優たちの熱演、洗練された映像美と懐かしいシューベルトの「セレナーデ」がBGMに使われ、韓国時代劇と西洋のクラシックが融合した鬱臭いにため息が漏れる。このセレナーデは古くからの韓ドラファンには懐かしい「夏の香り」のイメージ曲として使われた楽曲だ。

映画ではイ・ビョンホンとハン・ヒョジュが主演を務めており、このようなトップクラスのベテラン俳優と同じ役を今回若手俳優が演じることで、プレッシャーも大きかっただろうが、そんなプレッシャーを見事にはねのけ韓国でも高く評価された本作を、地上波で視聴できるこの機会を決してお見逃しなく。



■あらすじ
朝鮮王朝時代、道化師のハソン（ヨ・ジング）は妹たちと共に芸を披露しながら全国を旅しており、漢陽（ハニャン）を訪れた一行は、王のイ・ホン（ヨ・ジング/2 役）を揶揄 する芸を見せる。その場に居合わせた王の側近イ・ギュ（キム・サンギョン）はハソンの芸を止めさせようとするが、仮面をとったハソンの姿を見て思わず息をのむ。ハソン は王に瓜二つの顔立ちをしていたのだ。イ・ギュはハソンに王の影武者をさせるため、宮廷に連れてくる。宮中に渦巻く陰謀から、一度は宮廷を逃げ出すハソンだが、 庶民がふみにじられる現実を知り、次第に本当の王になって世界を変えたいと願うようになる。一方、王妃のソウン（イ・セヨン）は冷酷な王から距離をおいていたが、あ る日突然優しくなった王に戸惑いつつも、次第に惹かれていくのだった・・・。

■キャスト
イ・ホン／ハソン(2役)：ヨ・ジング「絶対彼氏。」「ホテルデルーナ～月明かりの恋人～」
ユ・ソウン役：イ・セヨン「月桂樹洋服店の紳士たち～恋はオーダーメイド！～」
イ・ギュ役：キム・サンギョン「大王世宗」
ウンシム役：チョン・ヘヨン「九家（クガ）の書～千年に一度の恋～」
チョ内官 役：チャン・グァン「華政（ファジョン）」「パンドラ 小さな神の子供たち」
シン・チス役：クォン・ヘヒョ「キミに猛ダッシュ～恋のゆくえは？～」

■スタッフ
演出：キム・ヒウォン、「運命のように君を愛してる」「カネの花～愛を閉ざした男～」
脚本：キム・ソンドク「大王の夢」、シン・ハウン「アルゴン」

◇BS日テレ「王になった男」番組公式サイト
　2024年5月3日スタート　月-金13：00-14：00
◇「王になった男」予告動画

【作品詳細】【「王になった男」を2倍楽しむ】