ナムグン・ミン×アン・ウンジン共演で送る2023年最大級の話題作「恋人～あの日聞いた花の咲く音～」が、ついにWOWOWにて放送・配信、5月3日（金・祝、19時～）からの第1話～第4話のあらすじと見どころを紹介する。



「恋人～あの日聞いた花の咲く音～」は、後金（清）の朝鮮侵攻という激動の時代の中で、惹かれ合いながらもすれ違う男女の切ない愛、そして、希望を捨てずたくましく生きる人々の勇姿を描くロマンス時代劇。【「恋人」を2倍のたしむ】では、ドラマの時代背景や実在人物、ネタバレあらすじ（あり/なし）と見どころ、豆知識、受賞歴などまとめている。

本作は、存在してはいけない男の生き様を辿る旅であり、23年にも及ぶジャンヒョンとギルチェの激動の人生と切なすぎる愛を描く。そんな物語の脚本を担当したファン・ジニョン作家は『風と共に去りぬ』からモチーフを得たことを明らかにしいる（参考：ナムグン・ミンとアン・ウンジンは、レット・バトラーとスカーレットになれたのか？）

■キャスト
⇒メインキャスト5人徹底紹介
⇒知っておくべき18人紹介
イ・ジャンヒョン役：ナムグン・ミン
ユ・ギルチェ役：アン・ウンジン
ナム・ヨンジュン役：イ・ハクジュ
キョン・ウネ役：イ・ダイン
リャンウム役：キム・ユヌ
　　ほか

■第1話「おしろい花が咲く音」⇒1話ネタバレ・豆知識
1636年（仁祖14年）、首都漢陽から離れた平和な村ヌングン里。両班の娘ユ・ギルチェは、運命の人との出会いを夢見るお転婆な少女だ。彼女が思いを寄せる成均館の儒生ナム・ヨンジュンは、ギルチェの友人キョン・ウネのことを好きなようだ。ヨンジュは清（中国）が朝鮮王に向かって臣下の礼をとれと言ってきたとに怒りの声を挙げ、国政に夢中だ。
花摘みの祭りコッタリムの日、その美貌で男たちの視線を釘付けにするギルチェだが…。祭りに現れた謎の男イ・ジャンヒョンは、明国に味方し後金を討てと騒ぐ男たちを、皮肉な口調でからかい始める。

冒頭の1659年は、朝鮮第17代国王・孝宗（ヒョジョン）10年。ここで話される記録書（史草）に頻繁に登場する存在してはいけない男とは？一体そこには何が書かれているのか？そして男をよく知る人物として獄中にいるのは誰なのか？
本編は主人公ギルチェの夢から始まる。その夢の中で「キム課長とソ理事～Bravo! Your Life～」で共演して以来ナムグン・ミンと懇意にしている2PMのジュノこと俳優イ・ジュノが声の友情出演をしているのでお聞き逃しなく。どこで聞けるのか事前に知りたい方はジュノの美声が聞ける動画はコレを参考にされたい。
また本作の舞台となるのは1636年から1637年にかけて。清（後金）が朝鮮に侵略し、制圧して服属させた「丙子の乱」と、乱の後も果てしなく続く受難の日々を背景としている。「丙子の乱」を時系列でみるや屈辱の王・仁祖と朝鮮王朝中期を考えるで詳しく解説している。

■第2話「不本意な協力関係」⇒2話ネタバレ・豆知識
(c)2023MBCヨンジュンの気を引くため鞦韆（ブランコ）に乗るギルチェ。バランスを崩して鞦韆から落ちたギルチョを抱きとめたのは、ジャンヒョンだった。礼も言わず素っ気ない態度のギルチェに、ジャンヒョンはあきれる。村の書院に入るつもりのジャンヒョンは、カネで入学を果たそうとするが…。ギルチェはヨンジュンの気持ちを確かめるが、ウネには自分しかいないと言われショックを受ける。めげないギルチェは大胆な作戦でヨンジュンを落そうとするも撃沈…。その現場を偶然目撃したジャンヒョンは、脈のない男より自分のところに来ないかと、突然の告白をするが…。ギルチェはそんなジャンヒョンに恋のアドバイスを求める。

フラれてもめげないギルチェとそんな彼女をからかうジャンヒョンのやり取りが楽しい。また、時代劇あるあるのヒロインの男装もある。朝鮮一の歌手リャンウムの歌を聞きに行くときだ。ジャンヒョンとギルチェの姿を認めたときの彼の視線には大きな意味があるのでお見逃しなく。中性的な美しい容姿と美声を聞かせてくれるリャンウムを演じるのはキム・ユヌという新人。しかしその美声は彼の声ではなくパク・サンフンというパンソリ専攻の歌手だ（パンソリとは、鼓手（太鼓を打つ人）に合わせて歌う韓国伝統芸術のひとつ）。キム・ユヌとパク・サンフンとは？で詳しく紹介している。
そして歌を聞いた帰りにジャンヒョンがギルチェに告白すると、ギルチェは天下のイケメン俳優、ナムグン・ミンになんと言い放つのか？このセリフを最後まで覚えておこう。そしてこの回で描かれる結婚式が誰のものなのかにも注目！コミカル要素たっぷりの第1話と第2話だったが、いよいよ次回からドラマはおぞましい戦争へと突入…。戦争の知らせを聞いた時、ギルチェが最初に見た人物は誰か？

■第3話「天下の危機」3話ネタバレ・豆知識
(c)2023MBC冬、凍り付いた川を越え後金（清）の軍隊が怒涛のように侵入してくる。漢陽は陥落、国王仁祖は江華島に逃れる時間もなく南漢山城へ籠城する。ヌングン里では、ヨンジュンが義兵を募るがジャンヒョンは断る。ジャンヒョンは、優れた兵士である後金に儒生ごときが勝てるはずがないと言い、ギルチェに逃げることを進めるが…。ヨンジュンが出征前に、ウネと婚礼を上げると聞いたギルチェは、なんとかヨンジュンを振り向かせようと…。

ヨンジュンを戦争に行かせないように仕向けたつもりが、狙いとは反対の展開に大泣きするギルチェ。韓国では大泣きするアン・ウンジンが「まるで赤ちゃんみたい、この役が似合っている」と彼女のキュートな魅力に釘付けになった。一方で、ジャンヒョンがギルチェに「運良く戻ってこれたら、その時は君の貴重な唇を下さい」の史劇的な告白に、「やはりミッコポヌン（信じて見る）俳優のナムグン・ミン！」と絶賛。ナムグン・ミンは10年前に出演した「ホジュン～伝説の心医～」の史劇演技が納得できなかったと話していたが、ネット記事では「10年間磨き上げた史劇の眼差し」とナムグン・ミンの魅力を伝えた。またアン・ウンジンが3番目のOSTに直接参加した「다만 마음으로만」（ダマンマウムロマン/ただ心だけで）も流れる。本作品最初のOSTとしてミュージカル俳優KAIが男性バージョンを歌っている。アン・ウンジンの歌唱について詳しくは、3話ネタバレで解説している。

■第4話「雪中の逃亡」⇒4話ネタバレ・豆知識
(c)2023MBCヨンジュンが加わった軍は後金軍の奇襲を受けて壊滅、ヨンジュンは辛うじて生き延びる。南漢山城では糧食が尽きかけていた。一方、山上から後金軍を見張っていたジャンヒョンは蹄の音を聞く。ギルチェは山上から立ち昇る狼煙（のろし）を見る。ジャンヒョンが避難の合図として上げたのだ。後金軍が襲い掛かり村人たちは逃げ惑う。逃げ遅れたギルチェとウネは雪の山道を逃亡するが、後金の兵士たちは執拗に彼女たちを追いつめ…。

この回は第2話でジャンヒョンが手配して結婚式を挙げた老夫婦ソンチュとイランの悲しい最後も描かれる。これについてはこちらで詳しく説明している。⇒「恋人」番外編：もう一つの純愛物語
一方ギルチェはウネと、それぞれの侍女チョンジョンイ（パク・ジョンヨン）とパンドゥネ（クォン・ソヒョン）と4人で逃げるが、妊婦パンドゥネが途中で破水してしまう！さらにウネの人生を狂わしかねない大ピンチが！ギルチェはこのピンチをどう切り抜けるのか？そしてギルチェ達を助けてくれた男は誰なのか？韓国で放送時に「歴代的再会エンディング」と報道されたラストをお楽しみに。

◇WOWOW「恋人～あの日聞いた花の咲く音～」番組サイト
　2024年5月3日スタート 金曜19：00-21：30
　　再放送 翌金10：00-12：30



【作品詳細】【「恋人」を2倍楽しむ】