「科捜研の女Season24」第3話 第一容疑者“娘オタ市長”尾美としのりに騙された!? 第4話予告
沢口靖子主演のテレビ朝日系ドラマ「科捜研の女 Season24」第3話が 7月17日(水)に放送された。ネタバレあらすじとみどころを紹介しよう。次回7月24日に放送される第4話のゲストは、ムラサトシ、倉嶋かれん、森脇英理子、宇梶剛士。予告動画は番組公式サイトで公開されている。
■「科捜研の女」の概要
「科捜研の女」は、沢口靖子演じる京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコを中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く科学捜査ミステリー。
■第3話のテーマは娘を思う父の愛情
7月17日に放送された第3話では、廃工場で見つかった市職員の遺体からエーテルの匂いを嗅ぎ取ったマリコが、その前日、階段から転落した女性からも同じ匂いがしていたことに気づく。同じ市役所の“ファシリティマネジメント部”に勤務していた2人を調べると、女性は現市長の娘だった。
その後、尾美としのり演じる長峰市長の不正疑惑が浮上するが、自宅に訪ねると、過剰なまでに娘に愛情を注ぎ、思い出の品で家じゅうを飾るほど娘を溺愛していることが判明。娘のファーストシューズからずっと集めているという靴や服、額入りの作文などをマリコと土門に見せて、娘の無実を訴える市長。ドンビキしている土門の表情にクスッ。マリコは興味深く市長の言葉を受け止め、それが後に事件解決のヒントになった。
第一容疑者に浮上した長峰市長だったが、のちに完全な白、善意の政治家だったということがわかる。娘のためにPTA会長を歴任するうちに、いつのまにか“市長”に就任することになったという長峰市長。“推し”である娘のために、あれだけ一生懸命な市長なら、彼女が働く市のためにもしっかり働き“ファシリティマネジメント”以外の政策も積極的に行なって赤字財政解消も叶えてくれそう。こんな政治家もいるのかと、騙された気分だ。
今回は娘を思う父の愛情がテーマ。ドラマラストには小野武彦演じるマリコの父・榊伊知郎が回想シーンに登場、父を思い娘の顔にもどったマリコの笑顔も印象的だった。次回7月24日に放送される第4話にも懐かしい顔ぶれが、西田健演じる京都府警察本部長・佐伯志信が久しぶりに登場する。佐伯はマリコにネットで話題の“幽霊屋敷”を調べ「心霊現象など存在しない」と科学で証明してほしいと依頼する。
■第3話 ネタバレあらすじ
“城南市”の城南署まで証拠品の返却に赴いた榊マリコ(沢口靖子)は、階段を駆け下りようとした女性がよろけて転落する場面に遭遇。驚いて駆け寄った瞬間、マリコは彼女から甘い匂い(エーテル臭)が漂うのを感じ取ったほか、「ぼろの中に…」とつぶやくのを耳にする。
マリコがすぐに救急要請したため彼女は一命をとりとめたが、意識は戻らず、予断を許さない状況が続いていた。
翌日、城南市職員・紅林治彦(山本圭祐)の遺体が廃工場で見つかった。遺体の首には薄いストールが巻かれたままで、そのストールで絞殺されたものと思われた。臨場したマリコは、遺体から、前日に助けた女性と同じ甘い匂い(エーテル臭)がすることに気づく。
まもなくマリコが助けた女性は城南市長・長峰志郎(尾美としのり)の娘で、市役所の“ファシリティマネジメント部”に勤務する千沙都(山田愛奈)と判明する。なんと、紅林の部下だったこともわかる。同僚の山城麻緒(原扶貴子)紅によると、林は市長の娘である彼女を疎んで仕事から外すこともあったらしく、さらに、紅林の首に撒かれていたストールが千沙都のものだということがわかる。それを聞いた科捜研の会計係・加瀬淳平(加藤諒)は千沙都が紅林を殺害して逃げる途中、階段から落ちたのではと推理する。
しかし、どうしても匂いが気になったマリコは臭気分析を実施。すると、2人は“酸化エチレンガス”を浴びた可能性が浮上する。さらに2人がその日、市が所有する“東部診療所”を訪ねていたことがわかる。
加瀬は容疑者が浮上している以上、これ以上の捜査は費用の無駄遣いだというが、マリコは自分は科学者だからと診療所に赴く。東部診療所の監視カメラを調べると、千沙都が紅林の鞄からUSBを盗み出していたことが判明する。
千沙都の父・長峰市長は、妻亡き後、幼い娘を男で一つで育て、娘を溺愛していた。マリコたちの訪問をうけた長峰市長は、ファーストシューズから捨てずに自宅に大切に保管してある娘の思い出の品を見せ、娘の正義感の強さを主張する。
“ファシリティマネジメント部”の山城に再度話を聞きに行くと、紅林が情報漏洩をしていたこと、その不正の黒幕が市長ではないかと千沙都が疑っていたことを明かす。そして、彼女が盗んだUSBにはその証拠が入っていたはずだと。
調べを進めると、USBを奪われた紅林に追いかけられた千沙都が燻じょう処理をしていた博物館を訪れていたことがわかる。2人はそこで“酸化エチレンガス”を吸い込み体調を崩したのだ。マリコたち科捜研のメンバーは、千沙都が博物館の展示物の中にUSBを隠したと考え、捜索を開始する。すると、「古着リメイク作品コーナー」に展示してあった千沙都の作品のきんちゃく袋の中にUSBを見つける。
千沙都のスカーフを使って紅林を殺害した情報漏洩の黒幕は、“ファシリティマネジメント部”の山城だった。USBに自分が黒幕だという証拠が入っていないと思い、紅林を殺害した山城だったが、彼女のイニシャルが指示役としてデータに残っており、スカーフを持ち去ったときに負った怪我から犯人と特定された。
市役所では、仲の悪い親子という評判だったが、実は千沙都は苦労する父の手助けがしたいと、地元に戻り市役所で働くことにしたという。ただ、市長の娘であることを特別視されたくなかったため、職場では、他人行儀なふりをしていた。赤字続きだった博物館に人を呼び戻すため、「古着リメイク作品づくり」を企画したのも千沙都だった。
娘が自分を嫌っていたわけではないことを知った長峰市長は喜び、そして、愛する娘が意識を取り戻したことを土門(内藤剛志)から知らさせ喜んだ。
■第4話 あらすじ
京都府警本部長・佐伯志信(西田健)の依頼で、“幽霊屋敷”と話題をよんでいる廃屋を調べることになったマリコたち科捜研メンバー。噂のせいで不法侵入が止まず、警察にも苦情が相次いでいることから“心霊現象など存在しない”と科学で証明してほしいという。亜美(山本ひかる)、加瀬とともに幽霊屋敷に乗り込んだマリコは、心霊現象を次々と科学で解明。その検証動画を京都府警のサイトで発信する。ところが、マリコたちが撮影した動画に霊や人魂が映っているというコメントが相次ぎ、幽霊屋敷はさらに注目を浴びてしまう。しかもその直後、廃屋の元住人・屋敷隆(ムラサトシ)が敷地内で謎多き遺体となって見つかるという事件が起きる。屋敷の変死事件は“呪われた死体”としてまたしてもネットで話題となり、彼の遺体を調べた科捜研メンバーにも恐るべき事態がふりかかることに…!?
「科捜研の女 season24」は、テレビ朝日系にて7月3日(水)21時放送スタート。/主題歌:ビッケブランカ「白夜」(avex trax)/出演:沢口靖子、内藤剛志、小池徹平、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁、西田健、山本ひかる、石井一彰、加藤諒、鈴木福 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kasouken_women」。番組公式Instagramアカウントは「@kasouken_women 」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。
◇テレビ朝日「科捜研の女 season24」番組公式サイト
【2024年夏ドラマ紹介】【関連記事・各話のあらすじ】