「科捜研の女Season24」第7話“ペロブスカイト太陽光電池”と池田鉄洋 の復讐とは?ネタバレと第8話予告

08月22日07時00分ドラマ
ⓒテレビ朝日

8月21日(水)に放送された沢口靖子主演のテレビ朝日系ドラマ「科捜研の女 Season24」第7話のネタバレあらすじとみどころを紹介しよう。次回8月28日に放送される第8話のゲストは、羽谷勝太、大堀こういち、片桐仁、肥後克広、庄司浩平、浅田祐二。久しぶりに染野有来も登場!予告動画は番組公式サイトで公開されている。



■「科捜研の女 Season24」第7話のみどころ
「科捜研の女」は、沢口靖子演じる京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコを中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く科学捜査ミステリー。【関連記事・各話のあらすじ】

8月21日に放送された第7話では、次世代のソーラーテクノロジー“ペロブスカイト太陽光電池”が大きな鍵を握るミステリーが展開。フイルムなどに塗布・印刷して作ることができる同電池は、シリコン系太陽電池と比べて軽量化が可能で、製造行程が少ないため抵コスト化が見込まれ、主要原料が日本が世界シェア2位と安定確保できるため、経済安全保障面でも日本にとってメリットのあるもの。とはいえ、まだ活用化までは多くの課題があるという次世代テクノロジーだ。

すごい技術があるものだと感心していると本編放送中に積水化学工業株式会社が開発を進める“フィルム型ペロブスカイト太陽電池”のCMが流れ、X(Twitter)には「今日いちばん驚いたのは、積水化学のペロブスカイト太陽電池のCMが流れた時」、「ペロブスカイト太陽電池って架空のかと思ったら本当にあるやつだった」、「CMが入った時、感動して泣けました。製作チームの、スポンサー探しの本気を見ました」と視聴者から驚きの声が上がっていた。

今回の容疑者に上がったのは、池田鉄洋演じる“ペロブスカイト太陽光電池”の研究者の辻堂だ。一番怪しい人物ではあったが、実は“復讐”だと言いながら、自分をクビにした会社の危機を救うため、太陽光電池の改良を行い、会社を窮地から救っていたことが判明。そして、未来を明るく照らしたいと太陽光電池の可能性について熱く語る辻堂に、「科学は希望」を信条にするマリコはいつも以上の好奇心を寄せているように感じられた。

次週の第8話には、4年ぶりに風丘早月(若村麻由美)の娘・亜矢(染野有来)が登場。マリコを“榊師匠”と呼び慕う亜矢、前回は医大生だったが、現在は卒業して病院で研修医として勤務しているという。次回はサイドストーリーもたっぷり楽しめそうな予感。



■第7話 ネタバレあらすじ
ピカピカ発光する“ペロブスカイト太陽光電池”付きブルゾンを着用した20代女性が身元不明の20代女性が、意識不明の状態で倒れているのが発見された。傷の状態から、事件性があると見たマリコ(沢口靖子)たち科捜研は鑑定に乗り出す。

彼女が着用していたブルゾンは2年前、「ソリスラボ」という太陽電池開発ベンチャー企業が開いたイベント“ソーラーフェス”のために作られたものだとわかる。「ソラリスラボ」では事件当日も今年度の“ソーラーフェス”を開催しており、その日は開催3日目だった。

土門薫(内藤剛志)とマリコはすぐに「ソリスラボ」を訪ねるが、CEOの花澤樹(前川泰之)は多忙で取り付く島もない。研究員の平田まどか(ゆいかれん)によると、そのブルゾンは花澤とともに会社を立ち上げた研究者・辻堂祥太(池田鉄洋)がイベント後にすべて回収したはずだという。しかし、彼は花澤と対立しすでに「ソリスラボ」を辞めていた。

マリコたちが辻堂に会いに行くと、辻堂は被害者を知っており、彼女が保険会社勤務の契約社員・白崎美玖(大出菜々子)と判明する。勤務先を訪ねると事件直前、クラウドファンディングでだまされたと周囲にもらしていたことがわかる。そのクラウドファンディングは「ソリスラボ」CEOの花澤の名を悪用した詐欺のようだった。

花澤は辻堂が復讐のために企てた詐欺だと憤る。IPアドレスを調べると、架空のクラウドファンディングは辻堂のPCから作成されたものだとわかる。さらに事件のあった日、辻堂が「ソリスラボ」を訪れていたことが判明、辻堂は「復讐はしたが罪は犯していない」と言い張り、いったいどんな復讐をしたのかと問うマリコに、「それはあなたが考えてください」と挑戦状をたたきつけた。

マリコは“ソーラーフェス”での“ペロブスカイト太陽光電池”の異変に目を付け、三日目に使われた太陽光電池が従来とは違うものだという結論にたどり着く。実は、辻堂は研究員の平田に頼まれて、熱耐久性を上げられるルビジウムイオン入りの“ペロブスカイト太陽光電池”開発を秘密裏に行っていたのだ。

事件の日、何者かによって傷をつけられた太陽光電池の代わりに、急遽試作品を使用することになり、平田に呼び出された辻堂は「ソリスラボ」に出向いたのだ。

花澤は難しい開発を辻堂が成し遂げていたことに驚く。マリコは花澤に「彼にとってはあなたとのわだかまりよりも、電池の方が大切だったのです」といい、「花澤さんが反対した研究で、花澤さんのピンチを救う。それが辻堂さんの復讐だったんです」と復讐の謎を解き明かした。

破損された太陽電池は被害者を襲ったと同じマイナスドライバーが使われており、太陽電池からは犯人の汗が検出された。

そんな中、辻堂が何者かに襲われ、誘拐されてしまう。その時丁度、辻堂は自分を追うように設定したドローンを飛ばしており、連れ去られる辻堂を追ったドローンを追跡することに。一度はコントローラーの電源を切られてしまい見失うが、電灯の灯りで充電されて着地地点を割り出すことができた。

ドローンのカメラ映像から、辻堂を襲った犯人が「ソリスラボ」の社員・庄司だと判明する。庄司はネット賭博で多大な借金を抱えていたが、謎の人物から「ソリスラボ」の上場を妨害するよう謎の人物に指示され、お金欲しさに“ソーラーフェス”の妨害や、クラウドファンディング詐欺をしたと話す。白崎を襲ったのは、太陽電池の破損行為を見られたためだった。

事件解決後、入院中の辻堂を見舞いに行ったマリコは、「彼女(白崎)と同じような不安を抱えているような人たちにも、少しでも明るいニュースをみせたくて」という辻堂の太陽光電池に対する熱い思いを訊かされる。そこへ花澤が現れ、「あんなんで復讐したつもりか?本気で復讐したいんなら、研究者として戻って来いよ、俺に参りましたと言わせてみろ」と辻堂に感謝を伝え、復職を促した。その時、白崎の意識が戻ったと連絡が入った。



■第8話 あらすじ
金属加工工場の社長・向井浩(浅田祐二)の遺体が石段の下で見つかった。工場では前夜、新入社員・松井陸(羽谷勝太)らの歓迎会が開かれたが、向井は急用ができたと言って欠席していたことが判明。工場長・林健一(大堀こういち)によると向井は最近、近所の草木染職人・椛山卓司(片桐仁)や病院事務長・須黒正明(肥後克広)ともめていたことがわかる。向井の工場では冷却水用に井戸を掘ったのだが、その影響なのか草木染工房と病院、それぞれが使っていた井戸の水質が変わり、苦情が寄せられたという。土門が事情を聴くと、椛山は死亡推定時刻、染液の調合をしていたと話すが、弟子の長谷部拓海(庄司浩平)によれば、そのアリバイは嘘だった。また、須黒のもとも訪ねるが、彼のアリバイを証明したのは奇しくも亜矢(染野有来)で…。


「科捜研の女 season24」は、テレビ朝日系にて7月3日(水)21時放送スタート。/主題歌:ビッケブランカ「白夜」(avex trax)/出演:沢口靖子、内藤剛志、小池徹平、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁、西田健、山本ひかる、石井一彰、加藤諒、鈴木福 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kasouken_women」。番組公式Instagramアカウントは「@kasouken_women 」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

テレビ朝日「科捜研の女 season24」番組公式サイト

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