【最終回】沢口靖子「科捜研の女Season24」第9話 クッキーに隠された機密情報とは!?第10話予告

09月05日07時00分ドラマ
ⓒテレビ朝日

9月4日(水)に放送された沢口靖子主演のテレビ朝日系ドラマ「科捜研の女 Season24」第9話のネタバレあらすじとみどころを紹介しよう。次回9月11日に放送される第10話のゲストは、山谷花純、手塚真生。第1話に登場した鈴木福演じる交番巡査・新開颯太が再登場!予告動画は番組公式サイトで公開されている。


■「科捜研の女 Season24」第9話のみどころ
「科捜研の女」は、沢口靖子演じる京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコを中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く科学捜査ミステリー。【関連記事・各話のあらすじ】

9月4日に放送された第9話では、情報流出事件のあった精密機械メーカー研究員が何者かに撲殺される事件が発生。さらに、管理体制の厳しい社屋から、被害者が3Dプリンターを利用したクッキーを使い機密情報を持ち出そうとしていたことが判明する。素材を層状に重ねて作り上げる3Dプリンターの特性を利用した巧妙なトリックには脱帽。

そのクッキーを隠した場所に気づいたのは、三度目の登場となった松下由樹演じる京都府警捜査三課の篠宮小菊刑事だ。毎回無理やり殺人事件の捜査につきあわされている小菊だったが、今回は盗犯の刑事として被害者の死に責任を感じ、真相究明のため自主的に捜査に協力。“盗犯刑事の視力”が事件解決の糸口を見つけ出した。

三度目とあって、マリコと小菊の掛け合いも面白さが倍増。次回登場時は是非とも体制逆転で、マリコが小菊の事件に巻き込まれるという展開を観てみたい。

産業スパイを疑われた被害者の無実を証明したマリコと小菊、そして土門。「盗まれた命は持ち主に返せないけれど、名誉は取り返せる」という強い責任感が胸にしみた。

さらに、マリコと君嶋の手荷物検査をした警備員・虹野守役で、主題歌『白夜』を手がけたアーティスト・ビッケブランカがスペシャルゲストとして出演。虹野守という役名は、『白夜』の歌詞にちなんだもの。ビッケブランカファンからは「馴染みすぎてて一瞬気づかなかった」といったコメントも。

次回最終回の第10話には、第一話に登場した九条署の交番巡査・新開颯太(鈴木福)再登場する。



■第9話 ネタバレあらすじ
精密機械メーカー「洛陽テック」の研究員・保岡一隆(田村健太郎)が撲殺されているのが見つかり、榊マリコ(沢口靖子)たち科捜研メンバーは臨場する。凶器の石にはなぜか微量のニッケル合金が付着していたほか、保岡の胃の中には未消化のクッキーが残っていた。

付近の防犯カメラを確認した結果、事件直前の深夜、京都府警捜査三課の篠宮小菊(松下由樹)が保岡に接触していたことがわかる。小菊は、現場近くの自転車置き場で窃盗の警戒にあたっていたところ、保岡を見かけたという。ところが職務質問をかけようとしたとき、自転車窃盗の現行犯に遭遇。そちらを追跡したため、結局、保岡からは何も聞くことができず、その直後に彼は何者かに殺害されたものと思われた。

最先端の半導体回路を開発している保岡の勤務先では3週間前、機密情報の流出未遂事件が起きてネットニュースになったばかり。土門とマリコは「洛陽テック」を訪ね、保岡の上司・浦井文久(半田周平)や同期の研究員・根岸徳男(渋谷謙人)から事情を聴くが、やはり情報流出を警戒しているらしく入退館のセキュリティーは超厳重だった。被害者は浦井が持参していたクッキーを食べ、妻の土産用に持ち帰っていたことがわかり、未消化のクッキーはその時口にしたものだと判明する。

「洛陽テック」の捜査を終えたマリコは、小菊から何度も連絡が入っているのに気が付く。小菊の待つ保岡の家を訪ねると、被害者こそが情報流出の首謀者であり、産業スパイに違いないとする書き込みがSNSに氾濫し、自宅には抗議する人々が集まり誹謗中傷の的となっていた。

妻・実梨(瀬戸さおり)の証言で、保岡があやしい男につきまとわれていたことが発覚。土門刑事はジャーナリストを名乗る男を拘束した。

その後、小菊が不審な動きをしていた保岡が、子ども食堂の自転車のかごに入っていたクッキーの中に、何かを隠したのではないかと推測。マリコたちも、保岡が「光学スキャナー」を自宅に所持していたことから、「3Dプリンターを使って情報を組み込んだクッキー」を作り機密情報を持ち出したと推理し、子ども食堂にあったすべてのクッキーを調べることに。しかし、クッキーからは何も検出することはできなかった。

被害者の妻が小麦アレルギーだったことから、土門は根岸がクッキーについて嘘をついていたことを問いただすが、任意の取り調べでは何も明かされることはなかった。子ども食堂に話を聞きに行った小菊は、そこで根岸がボランティアとして参加していたことをつきとめる。その後、防犯カメラ映像から、根岸が子ども食堂に忍び込み、クッキーを盗み出していたことが判明する。

令状をとり、根岸の自宅捜索を行なった土門とマリコは、彼が被害者と共謀して「洛陽テック」から重要情報をクッキーに組み込んで持ち出していたことを突き止める。しかし、クッキーに組み込まれていた二次元コードには、機密情報は入っておらず、そこにあったのは、機密情報にアクセスをした記録だった。

保岡と根岸は情報流失した証拠を社外に持ち出すため、協力関係にあった。情報流出をしたのは浦井部長だった。2人が証拠を持ち出したことに気づいた浦井は保岡を尾行し、それに気づいた保岡は、根岸にクッキーの隠し場所を連絡したあと、被害にあったのだ。凶器に付着していたニッケル合金は、浦井が身に着けていた時計のものだった。

小菊は保岡の妻に、事件当日もっと話を聞くべきだったと謝罪、妻は時間がかかっても夫の名誉は取り戻すことができると信じていると語り、真実を明らかにしてくれた警察へ感謝を伝えた。



■第10話 あらすじ
雑居ビルの前で、傷害致死の前科がある木本吉春の遺体が発見される。ビルの屋上に彼の靴が残されており、自殺を装った殺害の可能性が高い。木本は11年前、兵庫県でトラブルを起こし、相手を殴って死亡させた過去があった。土門薫が木本の被害者の娘・福原楓に会い、木本が出所後に行方をくらませ、賠償金が時効になったと聞く。楓は木本の死亡に「ありがたいですね」と意味深な言葉を返す。

その後、土門とマリコの前に九条署の交番巡査・新開颯太が現れる。颯太は楓の幼なじみで、彼女のために力を貸したいと申し出る。捜査本部に真実について教えてほしいと頼むが、その直後、土門とマリコが木本の妹・沙友里から事情を聴いていると、楓が現れ、「あなたの兄・木本吉春を殺しました」と沙友里に告げる。

「科捜研の女 season24」は、テレビ朝日系にて7月3日(水)21時放送スタート。/主題歌:ビッケブランカ「白夜」(avex trax)/出演:沢口靖子、内藤剛志、小池徹平、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁、西田健、山本ひかる、石井一彰、加藤諒、鈴木福 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kasouken_women」。番組公式Instagramアカウントは「@kasouken_women 」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

テレビ朝日「科捜研の女 season24」番組公式サイト

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