BS朝日「太宗イ・バンウォン~龍の国~」第11話第12話のあらすじを解説付きでサクッと紹介(全36話)

BS朝日で放送中の「太宗イ・バンウォン~龍の国~」は、チュ・サンウク主演韓国ドラマの第11話と第12話のあらすじを紹介する。予告動画はYouTubeにて視聴できる。(ネタバレあり)
「太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~」は、朝鮮王朝の第三代王・太宗イ・バンウォンの生涯を描いた歴史ドラマである。【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】では、全話あらすじ(ネタバレありとなし)、時代背景やキャストの魅力なとまとめているので、視聴の参考にされたい。
※なお、時代劇になれていない方は、ドラマ視聴の前に【エピソード0:時代背景と見どころ】と【どこよりも詳しい!登場人物・キャスト紹介】を一読しておくと、迷わずに視聴できる。
また、今回紹介する第11話と第12話の完全ネタバレは【10話詳細/全32話版】~【11話詳細/全32話版】で。
■キャスト
イ・バンウォン(太宗)役:チュ・サンウク
イ・ソンゲ(太祖)役:キム・ヨンチョル
元敬王后ミン氏役:パク・ジニ
神徳王后カン氏:イェ・ジウォン
イ・バンウ役:オム・ヒョソプ
ほか
■第11話
王宮ではカン氏が自らの息子バンソクを世子にしようと動き出し、驚くバンソクに「兄たちに逆らうことなく、書物を読む姿を父に見せなさい」と教える。カン氏は、失脚したバンウォンの代わりとして、父王イ・ソンゲの心を掴むよう説く。一方その頃、王に許しを請おうと門の外で土下座していたバンウォン(チュ・サンウク)は、王から「お前は捨てた」と冷酷な言葉を浴びせられ、愕然とする。
夜、王はカン氏に「そなたを王妃に、そなたの息子を世子にする」と宣言。翌日、重臣たちの前で正式に世子を指名すると告げ、他の王子たちに次々と難癖をつけ、最終的に幼い八男バンソクを世子に任命する。チョ・ジュンが反対の意を示すが、部屋の外からカン氏が圧力をかけ、全てが彼女の計画通りに進んでいく。
チョン・ドジョンも「バンソクならまだ幼く、我らの理想を一から教えられる」と納得。兄弟たちも争う意思を見せず、バンウォンは孤立。唯一頼れるかもしれない存在として、ミン・ジェはかつてバンウォンを高く評価した占い師ハ・リュン(ナム・ソンジン)を訪ねる。彼は、今回の世子選びがカン氏の策略だと見抜いていた。
バンウォンはチョン・ドジョンに訴えるも、彼もバンソク支持派と知り衝撃を受ける。最後の望みと信じていた継母カン氏に会うが、異母弟妹たちの存在を知り裏切られたと悟る。怒りのあまりカン氏の首に手をかけようとするバンウォンを、妻ミン氏(パク・ジニ)が涙ながらに止める。その騒動の場に王も現れ、バンウォンに「お前の野心は見抜いている」と冷たく言い放つ。帰宅した二人を待っていたのは、わが子の死というさらに大きな悲劇だった。
■第12話
王は王宮の体制を一新し、カン氏を正式に王妃「神徳王后」に、息子バンソクを世子として迎え入れる。一方でバンウォンとミン氏は、亡くなった息子の葬儀を終え、深い悲しみに沈んでいた。ミン・ジェは息子たちに、王妃は今後家門を警戒してくるはずだから、軽率に政治を語らぬよう注意する。
王妃となったカン氏は全てを手に入れ満足げ。王は「王になれたのはそなたのおかげ」と礼を述べ、願いを聞くと言う。カン氏は「バンウォンたちを許してほしい」と頼み、王はミン・ジェを通じてバンウォンの近況を探らせる。
一方イ家の屋敷では、世子の妻が世子嬪に冊封されないことを嘆く声が上がり、兄バンボンは「弟が世子になるとは」と不満を露わにする。
そんな中、バンウォンの屋敷に王妃カン氏が訪れる。子を亡くしたミン氏に同情するそぶりを見せ、「王に許しを請い続けている」と語るが、どこか恩着せがましい。バンウォンは素直に感謝できず皮肉で返す。去った後、ミン氏は夫の態度を叱り、「私はあなたを立派な人にしたい。今は耐えましょう」と励ます。バンウォンは「感情を抑える」と誓う。
やがて、チョン・ドジョンや家臣らの進言を受け、王は次男バングァに義興親軍衛、他の息子たちにも地方の役職を与える。バンウォンには「家別抄」を授けるが、それは父としてでなく王としての任命であり、彼らはまだ「息子」として許されていないと感じる。
その家別抄がバンウォンの屋敷に到着し、指揮官のチョ・ヨンムに「どこまで従うのか」と問うと、「王に刃を向ける以外は従う」と答える。ミン氏は事態の危険を察知し、「今はその時ではない」と忠告する。
この家別抄の下賜を提案したのは王妃カン氏だった。だが王の心を再び掻き乱すように、「バンウォンがチョン・モンジュを殺した事実」を言葉の端々に織り交ぜ、王の不信感を煽っていくのだった。
◇BS朝日「太宗イ・バンウォン」番組サイト
2025年4月3日スタート 木・12:00~(2話連続放送)
◇YouTube|予告動画
【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】