BS朝日「太宗イ・バンウォン~龍の国~」第29話・第30話のあらすじを解説付きでサクッと紹介(全36話)

07月09日18時52分ドラマ
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BS朝日で放送中の「太宗イ・バンウォン~龍の国~」は、チュ・サンウク主演韓国ドラマの第29話と第30話のあらすじを紹介する。予告動画はYouTubeにて視聴できる。(ネタバレあり)

「太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~」は、朝鮮王朝の第三代王・太宗イ・バンウォンの生涯を描いた歴史ドラマである。【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】では、全話あらすじ(ネタバレありとなし)、時代背景やキャストの魅力なとまとめているので、視聴の参考にされたい。



※なお、時代劇になれていない方は、ドラマ視聴の前に【エピソード0:時代背景と見どころ】【どこよりも詳しい!登場人物・キャスト紹介】を一読しておくと、迷わずに視聴できる。
また、今回紹介する第29話と第30話の完全ネタバレは【26話詳細/全32話版】【25話詳細終盤/全32話版】で。
※放送後に調整します。

■キャスト
イ・バンウォン(太宗)役:チュ・サンウク
イ・ソンゲ(太祖)役:キム・ヨンチョル
元敬王后ミン氏役:パク・ジニ
神徳王后カン氏:イェ・ジウォン
イ・バンウ役:オム・ヒョソプ
 ほか

■第29話
王妃ミン氏が頼りにするヤンニョン大君・世子イ・ジェは、かつての王とは異なり勉学に全く関心がない。王は「これからの政治は刀ではなく筆で行うべき」と考え、世子の学業不振を大きな悩みとしていた。自ら勉強の進捗を確認し、甘やかした教育係を奸臣と呼び官職を剥奪、世話係のソ内官にも罰を与えるなど厳しく対処する。一方、王妃ミン氏は側室となったキム氏に、実家での虐待を謝罪し秘密にしてほしいと頼む。

王は世子に勉学の重要性を痛感させると同時に、ミン兄弟を失脚させるための策略を巡らす。側近を集めて「世子に譲位する」と宣言し、ミン・ジェを含む臣下たちは大反対するが、王は譲位の命を強行。泣く世子のもとに譲位の王命と国璽が届くが、世子はソ内官の顔色を見て「嫌です」と国璽に手を伸ばさず逃げ出す。

王妃は父ミン・ジェから譲位の話を聞き、これは王の本心ではなくミン家門を狙った策略だと見抜く。特に標的は弟たち2人だと察し、父に「弟たちに舞い上がらず、何があっても譲位に反対するよう伝えてほしい」と指示。ミン兄弟は臣下たちと共に譲位撤回を訴えるが、ファン・ヒが王を「上王」と呼んだことで「譲位は本心かもしれない」と油断。さらにイ・スクポンから「譲位は王の本心」と告げられ、兄弟は期待に胸を膨らませる。

王妃は王に直接譲位撤回を頼むが、王は「現場で学ぶのも良い方法」と譲位の意思を崩さない。王は側室キム氏にもミン家での待遇を尋ねるが、その表情から真実を疑う。王妃は東宮を訪ね、世子に「これは父王が叔父たちを試しているのだ」と教え、「国璽を持って王に譲位撤回を頼みに行くよう」説得。世子は王に国璽を返し、「今後は勉強を頑張ります」と誓う。王は世子を抱きしめ、「すまない」と謝る。

譲位撤回に臣下たちは安堵し万歳を唱えるが、ミン兄弟だけは浮かない顔。その様子を見た王の側近たちは兄弟を司憲府送りとし、臣下から弾劾の声が上がる。兄弟は策略にはまり島流しとなる。王妃は王に「正しい判断です。不忠な本心が現れた。極刑でなく流刑に感謝します」と謝意を示す。

上王イ・バングァは「王は見えない敵を作って斬っている」と苦言を呈するが、王は「奪った者の宿命。世子には同じ思いをさせたくない」と胸中を吐露。王妃は泣く世子を抱きしめ、「早く成長し王として力をつけ、その力で叔父たちを助けてあげて」と励ます。やがて成長した世子は、弟チュンニョン大君と比較されることに反発するようになる。



■第30話
成人した世子イ・ジェ(イ・テリ)は、自分のやり方を押し付けてくる父王イ・バンウォンに反抗する。弟の三男チュンニョン大君(キム・ミンギ)と何かと比較するのも気に入らない。そこで真面目に勉学に向かう姿勢の大切さを説く。すると世子は反抗心をむき出しにし、怒った王は世子の学問の師たちを全て罷免させ、東宮の内官たちにも罰を与えて宮殿から追い出すよう命じる。

勉強に嫌気がさした世子は宮廷を抜け出し妓楼で酒を飲む。酔って帰った世子を王が待ち構えていた。反省しているという世子の言葉を信じない王に、食って掛かる世子は、叔父であるミン兄弟を流刑したことにまで言及してしまう。激怒した王は、宿衛兵たちに東宮を囲み世子が一歩も出られないよう守れと命じる。万一世子が宮廷から出た場合は全員打ち首にするとも。

東宮を訪れた王妃ミン氏は、「親子関係では親が弱い。王もそうして太上王を負かしてきた」と教え、「これからは父を恐れずに自分の意見を伝えなさい」とアドバイス。すると世子は断食をおこない、王が声を荒げても箸を持たず、結局王が折れて宿衛兵を解き、追い出した内官たちも元に戻す。

やりきれない思いで深酒をした王は、父である太上王イ・ソンゲの元へ。「しきりに道を外す世子に悩み酒を飲むうちに、私のせいで涙を流した父上を思い出しました」と涙し、親不孝な自分を罰してくださいと謝罪する。太上王はそんな我が子を見て、「自分にはもうそんな力はない」と涙ぐむ。

王の誕生日、臣下たちと祝いの膳を囲んでいると、太上王がやって来る。そして、バンウォンを王として認める言葉で祝い、祝いの酒を注ぎ「頑張ればそれでいいのだ」と息子の手を握る。バンウォンはうれし涙で部屋を出る父を見送る。長かった父と息子はやっと和解し、1408年(太宗8年)初代国王、太祖イ・ソンゲが息を引き取る。

世子はチュンニョンのアドバイスを聞いて父王を慰めに行くが、王は世子を見るなり胸倉をつかんで非難する。だが父を亡くした悲しみが噴き出し、世子を抱きしめ号泣する。さらに上王バングァが王と世子を城外に誘い、馬で駆ける。上王は王と世子が2人になる時間を作ってやる。王は眼下に広がる景色に朝鮮の民がいると教え、いずれそうした民を世子が労わり守ることになるから、お前を追い詰めるのだと話す。世子は素直に王の話を聞き、これからは信頼にこたえるよう頑張ると約束し、王と世子の関係も改善していく。

BS朝日「太宗イ・バンウォン」番組サイト
 2025年4月3日スタート 木・12:00~(2話連続放送)
YouTube|予告動画

kandoratop【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】