BS朝日「太宗イ・バンウォン~龍の国~」第31話・第32話のあらすじを解説付きでサクッと紹介(全36話)

12時20分ドラマ
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王バンウォン(チュ・サンウク)はやっと父ソンゲ(キム・ヨンチョル)と和解したが、今度は息子たち世子イ・ジェ(イ・テリ)と忠寧(チュンニョン)大君イ・ド(キム・ミンギ)の争いに入る。第31話と第32話のあらすじを紹介する。予告動画はYouTubeにて視聴できる。(ネタバレあり)

「太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~」は、朝鮮王朝の第三代王・太宗イ・バンウォンの生涯を描いた歴史ドラマである。【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】では、全話あらすじ(ネタバレありとなし)、時代背景やキャストの魅力なとまとめているので、視聴の参考にされたい。



※なお、時代劇になれていない方は、ドラマ視聴の前に【エピソード0:時代背景と見どころ】【どこよりも詳しい!登場人物・キャスト紹介】を一読しておくと、迷わずに視聴できる。
また、今回紹介する第31話と第32話の完全ネタバレは【27話詳細終盤/全32話版】【29話詳細終盤/全32話版】で。


■キャスト
イ・バンウォン(太宗)役:チュ・サンウク
イ・ソンゲ(太祖)役:キム・ヨンチョル
元敬王后ミン氏役:パク・ジニ
神徳王后カン氏:イェ・ジウォン
イ・バンウ役:オム・ヒョソプ
世子イ・ジェ役:イ・テリ
忠寧(チュンニョン)大君イ・ド役:キム・ミンギ
 ほか

■第31話
祖父ミン・ジェ(キム・ギュチョル)の最期に立ち会えなかった世子イ・ジェ(イ・テリ)は、母・王妃ミン氏から「配流された叔父たちの命運はお前次第」と諭される。王妃は世子に王と臣下の意向に反し叔父のミン・ムング(キム・テハン)とミン・ムジル(ノ・サンホ)を弁護するよう求めるが、便殿で世子は逆に「叔父たちは極刑に値する」と発言してしまう。それを外で聞いた王妃は驚き駆け込むが、中へは入れられず、絶叫とともに意識を失う。王に本心を問われた世子は「情に流されてはならぬ」と処刑支持の姿勢を貫き、ついに叔父たちは自決を命じられる。

王妃はこの決定に憔悴し、涙ながらに王と息子への怒りと悲しみをぶつける。王命が届いた流刑地でミン兄弟は毒薬を飲んで命果てる。彼女の苦悩を見守る次男ヒョリョン(チョン・シフン)と三男チュンニョン(キム・ミンギ)は、母のために行動を起こす。特にチュンニョンは父王に「母への仕打ちは非道」と直言し、「君主は民と家族に対しても正道を歩むべき」と主張。しかし王はその聡明さを認めながらも、「政は世子の務め」として退ける。

ここではチュンニョン大君が王を相手に政事を語る。「父親より見識が広いと思うな」王バンウォンのこの言葉こそが、かつてイ・ソンゲを怒らせたバンウォンの言動だったことに彼は気づいているのか?また世子とチュンニョン大君のいがみ合いは、バンウォン兄弟の骨肉の戦いと同じ。2代続けて同じことを繰り返している。

その後、王はミン家の関係者にも過酷な尋問を始める中、王妃の弟たちミン・ムフュル(イ・ギュヨン)とムフェ(カン・テウ)に官職を与えるが、辞退できぬ状況に王妃は焦る。全てを守れなかった世子は母に「早く王になれば報復できる」と釈明するも、王妃は「自分の将来のために叔父たちを犠牲にしたのか」と非難し、追い返す。王妃の嘆きと落胆、王の冷酷さ、世子の未熟が交錯し、宮廷に深い亀裂が刻まれていく。



■第32話
王はミン兄弟の処刑に加え、彼らを支持した者たちを次々に流刑にし、さらに王妃の家門との関係者を厳しく追及していく。一方、重臣ハ・リュンの不正はその功績から不問とされ、チョ・ヨンム(キム・ボブレ)たちはこれに異議を唱えるが、王の判断は覆らない。王は世子に本格的に帝王学を教え始め、政権をより強固なものにする。

折しも大妃が死去し、宮中では飲酒禁止となるが、世子は妓楼に出かけて大騒ぎ。妓生を宮中に連れ込もうとする姿を見たチュンニョンは激怒し、王に報告すると通告。怒った世子は掴みかかるが、弟は「世子は王になってはいけない」と断言する。そして王は「王になれる息子が他にもいる」と世子を突き放す。動揺した世子は学問に励み『大学衍義』を読破するも、6年を要したことに王は落胆する。

一方、ミン家を憎む側室キム氏は王妃に強気な態度をとり、脅迫まがいの発言で反感を買うが、王妃に叱責されて追い出される。そんな中、世子の成績を祝う宴が開かれ、チュンニョンは文学知識で称賛を受ける。嫉妬と焦りを募らせた世子は、武術勝負で弟を圧倒するも、チュンニョンは「私は酒も遊びも無駄にしない」と反骨心を見せる。

その後、王に波紋を呼ぶ事実が伝わる。側室キム氏は、かつて王子を産んだ際ミン家に命を狙われたと告白。王は激怒し、ミン家のムフュルとムフェを拷問する。王妃はこれを知って便殿へ駆け込み、「私がやった」と嘘をつき「毒を下さい」と涙で訴える。母の姿に胸を痛めたチュンニョンは王に「君主の姿でない」と異議を唱え、民も家族も正道で導くよう諭す。

だが世子が現れ、「叔父たちは王を恨んでいた」と発言し、父の信任を得ようとする。「父の心が分かるのは自分だ」と主張し、王は再びミン兄弟に自決を認めると指示。この一件で兄弟の溝はさらに深まり、世子は美貌の妓生オリを宮殿に連れ込み、愛人にしようと画策。だが王妃に見つかり平手打ちを受け、「お前を産んだことを後悔している」と突き放される。

BS朝日「太宗イ・バンウォン」番組サイト
 2025年4月3日スタート 木・12:00~(2話連続放送)
YouTube|予告動画

kandoratop【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】