BS日テレ「ヘチ 王座への道」第12-17話:罪の取り引き~悲しい使命

12月07日17時21分ドラマ
©SBS

BS日テレに初登場する「ヘチ 王座への道」は、朝鮮王朝第21代王・英祖(ヨンジョ)の若き日を描いた韓国時代劇。第12話~第15話のあらすじと見どころを紹介する。放送後にはTVerで見逃し配信。



「ヘチ 王座への道」は、王になるはずではなかった王子イ・グムが、正義を追い求める3人の仲間に支えられ、不正のない平等な世を目指す朝鮮王朝第21代王、英祖(ヨンジョ)になるまでの不屈の道のりを描いた友情と信念のストーリー。

■キャスト
ヨニン(延礽)君イ・グム/朝鮮21代王英祖役:チョン・イル
チョン・ヨジ役:Ara(コ・アラ)
パク・ムンス役:クォン・ユル
タルムン役:パク・フン
ミン・ジノン役:イ・ギョンヨン
ミルプン君イ・タン役:チョン・ムンソン
 ほか

■第12話「罪の取り引き」
イ・グムは、自分を近くで守るために王宮の女官になりたいと言うヨジに反対する。王宮の田植えの儀式を終えたイ・グムは、農民から先日の民を思っての発言を感謝されるが、その農民が発したある言葉に兄である王の景宗(キョンジョン)は複雑な思いにかられ、顔を曇らせる。イ・タンはタルムンを取り込もうと屋敷に呼ぶが、現れたタルムンを見て、イ・タンの情婦ユニョンは驚く。一方、パク・ムンスは、事故死した役人の妻が葬儀を拒んでいる件を調査することになるが…。
親耕禮で見事に田植え仕事をするイ・グム。ほんのひと時穏やかな時間が流れる。農夫はいったいはなんと言ったのか?みんなを感動させたイ・グムの話は11話耆老宴での宣言。イ・グムがタルムンのアジトを出た時にアジトの屋根にちらりと見えた「子母銭家」という看板。これは「100日の郎君様」にも登場した“子銭”は利息で“母銭”は元金の意味で、利息をつけて金を貸す。高利貸しのこと。
※これについてはこの回の詳しいあらすじと見どころと共に豆知識は12話ネタバレで詳しく解説している。


■第13話「眩惑(げんわく)」
heti13イ・グム(世弟)は「もうすぐ世弟への逆風が吹き荒れる」とイ・タンから不気味な警告を受ける。王の景宗に、イ・グムを摂政にすべきだという上書が届き、景宗と少論派の重臣チョ・テグは怒りに震える。上書のことを知らないイ・グムだが、朝廷内の妙な雰囲気を感じ取る。そんな中でイ・グムの人事改革案を聞いた景宗は…。一方、ウィ・ビョンジュは、人事改革で保身に走る高官たちにより、自分がいけにえに差し出されようとしていることを知り焦るが…。
冒頭、タルムン役パク・フンのキレのいいアクションが見られる。ところで凄腕の刺客はヨジを誰だと勘違いしたのか?刺客のつぶやきをお聴き逃しなく。新たな作戦は人の心理を鋭く突くもの。イ・グムは良い王になりたいという景宗の心に訴え、パク・ムンスにはウィ・ビョンジュにミン・ジノンとイ・イギョムの二択を迫させる。
この回の詳しいあらすじと見どころと一緒に13話詳細で詳しく解説している。


■第14話「決戦」
heti14王の景宗が謀反の疑いをかけられたイ・グムを自ら尋問しているところに、老論派の重臣ミン・ジノンが現れる。イ・グムを疑うべき明確な証拠がないのに尋問をするべきではない、というミン・ジノンの訴えに景宗は…。一方、タルムンはイ・タンの手下になるふりをして、罪を暴くべくその動きを探っていた。パク・ムンスは、慕っていた監察ハン・ジョンソクを殺し、その事実を隠蔽したのはウィ・ビョンジュだと確信し、摘発に乗り出す。
イ・グムの前に亡きヨルリョン君(ノ・ヨンハク)の幻が現れる。かつての仲睦まじい2人の姿、本作ではお得意のコミカル演技を封印したチョン・イルの憔悴しきった姿に胸が痛む。後半に入ってヒロイン・ヨジ(Ara/コ・アラ)の出番が少なくなっている。実は、Araは、3月7日の聞慶(ムンギョン)セジェで行われた撮影中、走るシーンで足を挫き、靭帯を切る怪我を負った。ちなみに、怪我当時16話までの撮影は終わっているとのこと。まあ、そのせいか、後半の登場では少々元気もなく、上半身での演技が目立つ。
※これについては、この回の詳しいあらすじと見どころと共に14詳細で詳しく解説している。




■第15話「決戦Ⅱ」
heci王の景宗が謀反の疑いをかけられたイ・グムを自ら尋問しているところに、老論派の重臣ミン・ジノンが現れる。イ・グムを疑うべき明確な証拠がないのに尋問をするべきではない、というミン・ジノンの訴えに景宗は…。一方、タルムンはイ・タンの手下になるふりをして、罪を暴くべくその動きを探っていた。パク・ムンスは、慕っていた監察ハン・ジョンソクを殺し、その事実を隠蔽したのはウィ・ビョンジュだと確信し、摘発に乗り出す。
今話、本作で一番の激しい立ち回りのシーンがある。タルムン役パク・フンの堂々とした立ち回りがカッコいい。一方、見事にジグァンをとらえたイ・グムの矢を褒めながらも、もう少し早く来てくれたいいのに、と憎まれ口を叩くムンスとイ・グムの篤い友情もまたいい。ミン・ジノンのモデルになったのは実在した閔鎮遠(ミン・ジノン)。粛宗の二番目の正妃である仁顕王后の実弟としているが、実際には兄。
※これについてはこの回の詳しいあらすじと見どころと共に15話詳細豆知識で詳しく解説している。


■第16話「悪の痕跡」
heci 王宮で兵を殺害し、血にまみれた姿のイ・タンが王・景宗の前に現れる。イ・タンを捕らえに駆けつけたイ・グムに、イ・タンは「お前を道連れにする」と言いながら不敵な笑みを浮かべる。その後司憲府のウィ・ビョンジュも捕らえられ、それぞれ取り調べを受けることに。イ・グムは取調室にいるイ・タンのもとに行き、かつて弟イ・フォンを殺した罪を認めるよう迫るのだが…。
何ともあっけなく降参したミルプン君。こんなにも簡単に捕まったのが気になるが…。イ・グァンジャが、ミルプン君とイ・グムの違いを“選択”と言い、「何人であれ人間の“今”を作るのは自らの“選択”の結果」と続ける。ぜひとも書き留めておきたい言葉だ。イ・グムはいつも自身より大義のための選択をした。それがグァンジャとヒョンミョンがイ・グムを未来の主君と心に決めた理由だった。
※この回の詳しいあらすじと見どころは16話詳細でまとめて紹介している。


■第17話「悲しい使命」
heti17王・景宗が突然、原因不明の病に倒れる。イ・グムは、イ・タンが捕らえられる前、景宗の煎じ薬に毒を盛るよう仕組んでいたことを疑い、宮中の薬を使わないよう命じる。そして、国中の医者を集めるよう指示した。だが朝廷の重臣たちは、イ・グムが病状の重い景宗に宮中の薬を禁じたのは、病を治す意志がないからではと疑い始める。パク・ムンスは景宗が倒れた原因を探るため、イ・タンの流刑地に向かう。
イ・グムを怪しむ急先鋒に立つのは少論のチョ・テグ。「景宗の病を治す気があるのか」問いただす無礼極まりない言動に、イ・グムが必死で怒りを抑える姿を、チョン・イルが玉座の肘を握る手で表現する。この回で、ミン・ジノンが言った「為政者たる者」に対するイ・グムの答えが聞ける。現代の政治家にも聞かせたい名言なのでお聴き逃しなく。
※この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識は17話詳細でまとめて紹介している。


原題:해치(ヘチ)

番組HP
 2025年11月28日17:59スタート 月-金17:00-18:58 2話連続放送

kandoratop【作品詳細】【「ヘチ」を2倍楽しむ】