「カネの花」ここが見どころ②切れ者チャン・ヒョクに騙される!『ピルジュの策略編』特別映像公開

2018年12月03日11時00分ドラマ

来年2019年1月5日(土)DVD発売される極上のサスペンス・ラブストーリー、韓国ドラマ「カネの花~愛を閉ざした男~」より特別映像『ピルジュの策略編』が12月3日に公開された!映像と一緒に切れ者ピルジュを演じたチャン・ヒョクの魅力を紹介。

「カネの花~愛を閉ざした男~」は、財閥一族の家族と人生を奪われた孤独な男がトップに上り詰めるまでを描く緊迫のラブストーリー。
【「カネの花」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころやインタビュー、コメント映像、各話のあらすじなどまとめて紹介している。

カネの花チャン・ヒョクが演じたカン・ピルジュは、韓国最大の財閥、チョンアグループの戦略企画室常務であり専属弁護士。自らの人生と家族を奪った財閥一家に復讐するため、彼らのどんな理不尽な要求にも応えて信頼を勝ち取ってきた切れ者で策略家。汚れ仕事も涼しい顔でこなし、必ず目的を達成するその姿は、男も惚れるほどのかっこよさ。本作でチャン・ヒョクは『2017 MBC演技大賞』最優秀演技賞を受賞した。

今回公開された映像では、予告編では深く語られなかったチャン・ヒョク演じるカン・ピルジュの策略を描いている。

チャン・ヒョクといえばどちらかといえば時代劇「推奴-チュノ-」や現代ドラマ「ボイス~112の奇跡~」など、本格的なアクションもこなせる実力派俳優だけに、熱く激しいキャラクターを演じることが多かった。しかし本作に登場するチャン・ヒョクは、仕立ての良いスーツで寡黙。チャン・ヒョク史上、最も台詞が少ない作品と言っていいだろう。ほとんど叫ぶこともなく、知的でどんな時も冷静で、復讐のターゲットを破滅させるために別人になりすまし20年かけてじわりじわりと財閥企業の乗っ取りを進める。何度も計画が失敗しかけたり、正体がばれそうになったりするのだが、実はそれも想定内のこと。よくある韓国復讐劇のような激しさやお笑い要素はほとんどないが、練り込まれたストーリー展開とチャン・ヒョクの演技に視聴者も騙されるはず。

ところで、弁護士+復讐+企業とくれば、チャン・ヒョクファンなら「マイダス」を思い出す方も多いはず。頭脳明晰、ルックス抜群、天才弁護士と欲望にまみれた富豪一族とが繰り広げる愛と復讐劇で、「マイダス」も先が読めない展開で視聴者をハラハラドキドキさせたが、株価操作や 「グリーンメール」など事件中心。金融関係に弱い方には少々難しい展開もあった。だが「カネの花」は事件そのものより、その裏側にある感情に視点が行くように描かれているのが特徴。実は本作は男性監督の予定だったところを、チャン・ヒョク自身が「女性の目線で描写した方がいい」と提案し、「運命のように君を愛している」のキム・ヒウォン監督を推薦したのだ。これについては2018年11月14日に行われたドラマイベントでチャン・ヒョク自身が詳しく語っている。(詳細は再現レポ①で)

こうしたことを知ったうえで、本日公開された特別映像『ピルジュの策略編』を観てほしい。囚人服を着てブチョン(チャン・スンジョ)に向かって「俺は欲にまみれている」と吐き捨てるピルジュの言葉、初恋の女性さえ復讐の道具に使おうとするピルジュが向けた銃口、そして極め付けがマルラン(イ・ミスク)を優しく抱きしめるピルジュの空虚な眼差し。女性監督の描いたピルジュの一瞬一瞬に彼の言動と裏腹な感情が見てとれるはず。うっかり見逃すと騙されてしまう本作は、じっくり腰を据えて見てほしい一作だ。

なお、ピルジュの、言葉にできない切ない愛の魅力については、見どころ①で詳しく紹介している。

Part2 ピルジュの策略にハマる!『ピルジュの策略編』

■リリース情報
2019年1月5日(土) DVD-BOX1 発売
DVD-BOX2 2019年2月2日(土)発売 (全2BOX)
全24話/BOX1、2 各16,800円(本体)+税
発売元:コンテンツセブン
販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

公式サイト

kandoratop【作品詳細】【「カネの花」を2倍楽しむ】