NHK総合24日「いだてん」川島(浅野忠信)、田畑(阿部サダヲ)事務総長解任に動く!第44話予告動画

2019年11月17日23時44分ドラマ
©NHK

ジャカルタで開催されたアジア競技大会が国際問題へと発展!田畑(阿部サダヲ)は日本人選手団の参加、不参加決定を迫られる!参加を強行するも帰国後、田畑は猛バッシングを受ける…NHK総合24日(日)20時より、BSプレミアム18時より、BS4K午前9時より「いだてん」第44話を放送!予告動画は番組公式サイトで公開されている。



■田畑の宿敵、川島正次郎とは!?
東京オリンピック開催に向け奮闘する田畑政治(阿部サダヲ)の前に立ちはだかる政治家・川島正次郎(浅野忠信)。劇中、田畑の宿敵的存在として川島が登場するが、川島とはどのような政治家だったのだろう。

「政界の寝業師」の異名を持つ川島は、明治23(1890)年生まれ。内務省、東京日日新聞記者、後藤新平東京市長秘書を経て、昭和3年の総選挙で初当選。以降、千葉1区から連続14期当選している。

川島は総理になれるほどの力のある政治家だったが、あえてナンバー2に留まる。岸信介政権では自民党幹事長。池田勇人政権では自民党副総裁に就任。佐藤栄作政権では修正自民党副総裁の地位を維持した。

1968年、アメリカから沖縄返還を決定させたのが川島。このことは近年機密解除されたアメリカ国立刻文書記録管理局の公文書によって明らかになった。昭和45(1970)年、持病の気管支ぜん息の発作で死去。日本武道館にて自民党葬が行われた。

あの武道館で葬儀が行われるとは、どれほどの大物政治家だったかがうかがえる。近年、武道館で葬儀をした人物というと…小渕恵三(2000年没)、橋本龍太郎(2006年没)、宮沢喜一(2007年没)と歴代の総理経験者ばかり。ちなみにプロレスラーのジャイアント馬場(1999年没)も武道館で大規模なファン葬が行われ、2万8000人ものファンが参列した。

■前回(第43話)ネタバレあらすじ
東京オリンピックまであと2年。国内ではイマイチ盛り上がりに欠け、田畑(阿部サダヲ)らオリンピック組織委員会は盛り上げ役として古今亭五りん(神木隆之介)を広告塔に起用する。

そんな中、6月にモスクワで行われたIOC総会に田畑は出席。これにより女子バレーボールが正式種目に決定した。

同年8月、ジャカルタでアジア競技大会が開催。東京オリンピックの前哨戦として多くの国が参加するはずだったが、ジャカルタはイスラエルと台湾の参加を拒否。それが国際問題へと発展する。

日本からは田畑を筆頭に250人もの選手団が参加。しかし開催直前になってIOCがアジア競技大会を認めない、非公認だと発表。このまま日本が大会に参加してしまったら東京オリンピックを取り上げられるのでは!?と大モメになる。

スポーツに大きく政治が関わるようになってしまった。田畑たちだけで参加するか、帰国するかの判断はできない。混沌とする中、川島正次郎(浅野忠信)は田畑たちと別ルートでジャカルタに入国。スカルノ大統領との密談を交わしていた。

日本人選手団が宿泊する施設にやってきた川島は、「参加か不参加か早く決めよう」と田畑たちを促す。しかし自分が口出ししてはスポーツに政治が介入することになるからと、俯瞰に徹する態度を示す。

そんな川島に向かって田畑は「それじゃ帰ろう!と言ったら困りますよね。スカルノ大統領とズブズブのオリンピック大臣が…」と挑発するのだが。これが田畑の運命を大きく変えてしまうことになるとは…!?



■第44話「ぼくたちの失敗」あらすじ
1962年、ジャカルタで開催されたアジア競技大会。インドネシアが台湾とイスラエルの参加を拒んだことから国際問題に発展。大会をボイコットする国が続出する中、日本選手団は参加を強行。しかし帰国すると猛バッシングを受けることに。川島(浅野忠信)は田畑(阿部サダヲ)のオリンピック事務総長下ろしに躍起になるのだが…。

NHK 11月24日(日)【総合】夜8時より【BSプレミアム】夜6時より【BS4K】朝9時より大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺」(全47話)第44話を放送。再放送は【総合】毎週土曜日午後1時5分より、【BS4K】毎週日曜日午前8時より放送。

脚本:宮藤官九郎。出演:阿部サダヲ/中村勘九郎/松重豊/松坂桃李/星野源/神木隆之介/浅野忠信/ビートたけしほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_td_idaten」。第44話予告動画は番組公式サイトで公開。NHKオンデマンドにて見逃し配信。

NHK 大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺」番組公式サイト

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