パク・ボゴム主演「青春の記録」ついに迎えた最終回、心温まる結末!第15話~第16話放送直後の韓国での評判を紹介!

2020年10月28日17時20分ドラマ
©tvN

パク・ボゴムの入隊前最後の主演作品となり大きな話題となっている新韓国ドラマ「青春の記録」が、9月7日(月)より韓国tvNで放送開始し、Netflixでも独占配信開始中!今回は10月26~27日に韓国で放送した第15話〜第16話(最終話)放送直後の韓国視聴者達の評判などをご紹介したい。

(第1話の見どころなど詳細はコチラで紹介)

(これまでの韓国での評判に関しては第1−2話第3−4話第5−6話第7−8話第9−10話第11−12話第13−14話で紹介)

【「青春の記録」を2倍楽しむ】では、韓国での評判や見どころ、メイキングなどまとめて紹介している。



「青春の記録」は、パク・ボゴム×パク・ソダム(『パラサイト 半地下の家族』)×ピョン・ウソク(「コッパダン~恋する仲人~」)出演の最新作。パク・ボゴムは、俳優を夢見つつなかなか夢に近づけないモデルの明るく穏やかな青年サ・ヘジュン役を演じ、パク・ソダムはメイクアップアーティストを夢見る芯のしっかりとしたアン・ジョンハ、ピョン・ウソクはボゴムの親友でモデル兼俳優をしている御曹司だが自分の力で勝負したいと思っているウォン・へヒョ役を演じている。物語は、3人が現実の壁にぶつかりながらも、それぞれの夢や愛に向かって前へ進んでいこうとする成長を描いていく。

10月26~27日に韓国で放送された第15話〜第16話(最終話)では、ジョンハから別れを告げられたへジュンが苦しみながらも、自身の人生にしっかりと向き合う姿、そしてより一層成長した2人の姿が描かれ幕を閉じた。

第15話では、相次いで出回るへジュンの記事の影響が出演ドラマにまで及び、視聴率下落で現場の空気も冷たくなる。更にはジョンハからの別れの宣告…。これまで強靭な精神力を持っているように見えたへジュンだが、“目に見えるのが全てではない。 夜毎に泣くから昼間に笑うんだ”というへジュンの言葉は、夢を叶えたはずなのに幸せになれない厳しい現実、彼の孤独感や心の辛さを表していた。そしてエンディングでへジュンはジョンハを訪ね“君とは別れられない”と宣言する!

一方最終話である第16話では、へジュン、ジョンハ、そしてヘヒョ、それぞれが自分の新たな道を決め、自分の力で歩み出す姿が描かれる。へジュンは残された宿題であった軍隊に行くことを決心し、マネージャーのミンジェと軍隊の期間を含めた再契約を締結することで合意。また長年わだかまりのあった父との和解、そしてヘヒョもこれまでサポートしてもらっていた母からの自立する姿など、それぞれ家族との姿も描かれた。そして2年の歳月が流れ、除隊したへジュンは相変らずトップ俳優として活躍しているなか、メイクアップアーティストで成功したジョンハと撮影会場で久しぶりに再会し…。

正直なところ、第14話でジョンハからの別れ話〜第15話でへジュンの「別れられない」の流れを見て、視聴者の中では「ラストに向かってこじれた2人の関係が、最終回で再び仲直り、というドラマによくある展開なのでは」と思った人も多いのではないか?しかし驚くことに、最終話では2人の恋愛模様に関するシーンは殆どなく、寧ろ家族愛がよりメインに描かれており、この展開に驚いた人もいるかもしれない。
では、へジュンとジョンハの恋愛模様はどうなったのか?それは最終話のラストシーンで明らかになる。へジュンが軍隊を終えた2年後、へジュンとジョンハそれぞれが人生の新たなターニングポイントを迎えた瞬間での再会…より一層成熟した姿で近況報告しあうという、オープンエンディングで幕を閉じた。意外でもあったが「よりリアルでよかった」「スッキリした気持ちの良い最終回だった」など人々の心を暖かくして終了した。

青春の記録16また、最終話の中でも特に視聴者達の心を熱く動かしたのは、へジュンと父のシーンではなかろうか。へジュンの家族は当初は喧嘩ばかりで問題の多い家族として描かれており「父がひどい」などというコメントも見られた程だが、最終回では無事長年のわだかまりを解消し、お茶の間に感動を届けた。
へジュンら20代後半の若者達。30歳を目前とし、大人のように見えてまだまだ未熟な部分も多い世代(特に韓国の男性は軍隊の2年間などもあり、20代後半で大学卒業や就職ということも珍しくないため、日本と少し感覚のズレがあるかもしれない)が、少しずつ自立していく過程を美しく描き、視聴者達の心を暖かくし素敵なストーリーでまとめ上げた。親世代の視聴者は子供に対して、また主人公と同世代の視聴者達は自身の夢や恋愛、そして親に対して、このドラマを見ながら色々振り返るきっかけにもなったはず。「あの時こうしていれば」といった心残りがある人、思い当たる人は後悔する前に行動に移してほしい、そんな背中をポンと押してくれるような爽やかなドラマであった。

このように、主人公たちがそれぞれ夢に向かって努力し、人としての成長記録を描いた本作品。へジュンとジョンハの恋愛もドラマ全体を通して大きな波乱もなく、更に最終話では前述の通り殆ど詳細は描かれなかったことから、もしかしたら視聴者によっては「物足りない」と感じた人もいたかもしれない。しかし、いかにもドラマらしい激しい展開などなく、それぞれの目の前の問題にぶつかりながらも努力し打ち勝っていく、これこそ現代の若者のよりリアルな姿を描いた、また新しいスタイルのドラマだと言えるだろう。

無事放送を終え、インターネット上にはパク・ボゴムへの賞賛の声で溢れている。「もはや'ボゴムマジック'という表現でも足りない程、 まっすぐに成長したパク・ボゴムによるパク・ボゴムのためのドラマが完成した」「主人公らしく相手俳優らと完璧なケミを見せた」「愛と友情、家族愛など多様な関係の中に置かれた青春を現実的に解きほぐし、繊細な演技で多くの共感を得た」「自身にぴったりな服を着たようにサ・へジュン役に完全に溶け込んだ演技で人々を魅了させ、パク・ボゴムの底力がもう一度発揮された」

これはほんの一例に過ぎないが、改めてパク・ボゴムの人気ぶりを実感する。入隊前に残してくれたこの作品で、名実共に‘信頼できる俳優’の名声を今一度立証したパク・ボゴム。現在はすぐに会うことができずファンとしては寂しいかもしれないが、今後また彼がどのような姿を見せてくれるのか、期待しながら復帰を待っていたい!

■キャスト
サ・へジュン役:パク・ボゴム
アン・ジョンハ役:パク・ソダム
ウォン・ヘヒョ役:ピョン・ウソク
ハン・エスク役:ハ・ヒラ
サ・ミンギ役:ハン・ジニ
サ・ヨンナム役:パク・スヨン
キム・イヨン役:シン・エラ


■スタッフ
脚本:ハ・ミョンヒ「愛の温度」「ドクターズ~恋する気持ち」
演出:アン・ギルホ「秘密の森~深い闇の向こうに~」「アルハンブラ宮殿の思い出」「ウォッチャー 不正捜査官たちの真実(原題:WATCHER)」
原題:청춘기록(チョンチュンキロッ)

tvN
Netflix予告動画(日本語字幕付き)

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