「ヘチ 王座への道」押さえておくべき登場人物6人の人物設定とキャスト紹介!
新型コロナ禍の中、理想のリーダー像が問われる今、韓国ドラマ「ヘチ 王座への道」は、民の声を聞き、民に寄り添った不遇の王子が理想の国王になるまでを描く本格時代劇!時代劇初心者も、イ・グム役を演じたチョン・イルをはじめとするメインキャスト6人を押さえておけば、第1話から迷わず楽しめるはず!作品公式サイトで予告動画が視聴できる。
「ヘチ 王座への道」は、民のための政治を行い名君と伝わる朝鮮王朝第21代王・英祖(ヨンジョ)の青年時代を仮想の人物として描いた作品。【「ヘチ」を2倍楽しむ】では、各話の詳しいあらすじと見どころ、時代背景や実在の人物の紹介、豆知識などまとめて紹介しているので視聴の参考にどうぞ。
※以下、【「ヘチ」を2倍楽しむ】で紹介した記事をまとめたものです。
第21代王・英祖/延礽君/クム
(チョン・イル扮)■イ・グム/延礽君(ヨニングン)、後の英祖
粛宗の次男で、頭脳明せきで武芸にも長け、冷静な判断力を持つ。世子イ・ユン、イ・フォンとは異母兄弟。側室だった亡母は低い身分出身の女性だったために、朝廷の重臣たちから軽視され、自らも王位継承や政治に関わらぬように遊び人として生きてきた。
イ・グムの母は、イ・ビョンフン監督の「トンイ」ではハン・ヒョジュ扮するヒロインのトンイとして登場。ドラマ終盤、少年クム(イ・グム)も登場する。
★チョン・イル(1987年9月9日生、184cm)
2006年の映画『静かな世界』で俳優デビュー。同年シチュエーションコメディ「思いっきりハイキック」で大ブレイク。現代ドラマでも大活躍の彼だが、長い手足の塩顔イケメンで韓服も完璧に着こなし、時代劇「美賊イルジメ伝(帰ってきたイルジメ)」「太陽を抱く月」「夜警日誌」で確かな演技力と時代劇アクションを見せてくれる。
●本作のイ・グム役では、美しくカリスマ性溢れる演技で、これまでのドラマで描かれた英祖とは違う青年イ・グムを創りだした。気品あるアクションやAra扮するヨジとの時代劇らしい控えめなロマンスでも魅せてくれる。
もっと詳しい人物紹介と、モデルとなった実在の「朝鮮王朝第21代王・英祖」については【コチラ】で詳しく紹介している。
ヨジ(Ara/コ・アラ扮)■ヨジ
役人の違法行為を監督する官庁である司憲府(サホンブ)の一員。尊敬する上司の監察官ハン・ジョンソクは家族のような存在。武芸や語学に長けた、美しくたくましい女性。役所に仕える下働きの使用人(茶母)の身分だが、女性でなければできない任務をはじめ、補佐官らと同様に捜査を担う。ドラマ架空の人物。
★Ara(コ・アラ)(1990年2月11日生、167cm)
2003年、「四捨五入」で女優デビュー。2006年「雪の花」で百想芸術大賞女性新人賞を受賞。長瀬智也主演の日本のドラマ「華麗なるスパイ」(2009)で知名度上げ、「応答せよ1994」で大ブレイク。「花郎<ファラン>」で時代劇デビューし、「ハンムラビ法廷」では判事役を経験。2021年「ドドソソララソ」ではピアニスト役を好演。
●本作のヨジ役では「歩く人間兵器」の異名を持ちアクションも多く披露している。「チェオクの剣(茶母)」などアクションに定評のあるハ・ジウォンに比べると少々見劣りはするが、片言の日本語や着物姿で披露するかわいいアクションは好感が持てる。収録中の怪我のために後半は出番が少ないが、チャイナドレス姿を披露したり、超がつくほどの恋にオクテで、猛烈アタックするチョン・イル扮するイ・グムを困らせたりと、楽しませてくれる。
パク・ムンス(クォン・ユル扮)■パク・ムンス
貧しい名家の息子。正義感あふれる熱血漢で、ユーモアたっぷりで明るく根性がある。司憲府(サホンブ)の監察を志し、役人登用試験の科挙を受けて何度も不合格になっているが、あきらめずに挑戦を続けている。司憲府のハン・ジョンソクを尊敬し慕っている。
★クォン・ユル(1982年6月29日生、179cm)
ドラマデビューは2007年イ・ミンホ主演の「走れサバ!」。当時はクォン・セインという本名で活動。翌年には時代劇「大王世宗」、その後「私に嘘をついてみて」に出演。芸名をクォン・ユルに改名して出演した「ブレイン」でブレイク。「耳打ち ~愛の言葉~」では悪役に挑戦し、「ボイス2」にも出演。
●本作のムンス役では、プライベートでも親しいチョン・イルとコミカルな演技も披露し、このところ印象づいていた悪役とは違う軽い役や熱い正義感を披露する。
もっと詳しい人物紹介と、モデルとなった実在の「朴文秀」については【コチラ】で紹介している。
タルムン(パク・フン扮)■タルムン
町のごろつきの頭。度胸があり、武芸に秀でている。義理人情に厚く、貧しい市民を守る。妓楼を持つ商売人ケドルの下で働いていたが、やがてその座を手に入れる。ある女人を探している。ドラマ架空の人物。
★パク・フン(1981年4月27日生、177cm)
2007年ミュージカルで俳優デビュー。ドラマでは「六龍が飛ぶ」では秘密組織の一員役、「太陽の末裔」の部隊員チェ・ウグン役で認知度を高め、「アルハンブラ宮殿」でヒョンビン相手にゲームの中で何度も何度も殺されるドラマ史上最多の死を経験した俳優として注目を集めた。その後も「緑豆の花」や「誰も知らない」など時代劇から現代ドラマまで確かな演技力と鋭い眼光で半端ない存在感でドラマを謎めかせる。
●本作のタルムン役では、チョン・イル扮するイ・グムの敵なのか味方なのか、独特の存在感でドラマを盛り上げる。ただ一人の女人を愛し、アクションは勿論、主役のロマンスが少なめの本作で、大人の切ないロマンスでも魅せてくれる。
密豊(ミルプン)君(チョン・ムンソン扮)■イ・タン/密豊君
傍系の王族の王子。感情的な冷血漢で、王族として守られているのをいいことに、陰で楽しむように殺人を繰り返している。曾祖父は、第16代王・仁祖(インジョ)の長男で王座を継ぐことなく亡くなった昭顕世子(ソヒョンセジャ)。本来ならば自分が直系の王位継承者になっていたはずだという被害者意識が強く、王座への異常なまでの執着心をみせる。
★チョン・ムンソン(1981年1月13日生、177cm)
2007年ミュージカル『地下鉄1号線』で俳優デビュー。「ファントム」(12)でオム・ギジュンの部下を演じてドラマ出演。「刑務所のルールブック」では無実の弟(チョン・ヘイン)のために奮闘する兄役と実に様々な役を経て、「ライフ」で演じた会長役での演技が高く評価された。時代劇には2016年大ヒット作「六龍が飛ぶ」に官僚役で出演している。
●本作のタン役では、憎たらしいほどの悪役を演じている。舞台出身だけあって第1話で披露する「剣の舞」はお見事!もっと詳しい人物紹介と、モデルとなった実在の「密豊君」については【コチラ】で紹介している。
ミン・ジノン(イ・ギョンヨン扮)■ミン・ジノン
老論(ノロン)派の重臣で、実質的な主導者。亡き妹は王、粛宗(スクチョン)の前の正室。もともと熱い政治理念は持っていたが、正義や法ではなく、権力を握る派閥が勝者となって世を動かし、対立派閥を滅ぼしてきた現実を見てきたために、老論派の意のままにできる人物を次期王にしようと画策している。
★イ・ギョンヨン(1960年12月12日生、173cm)
1987年、映画『燕山日記』で俳優人生をスタート。1990年代半ばまで映画界でパク・チュンフン、アン・ソンギ、チェ・ミンスらと共に“忠武路4大俳優”と呼ばれた。上品で柔らかいカリスマ性を持ち、メロドラマで主婦層の人気を独占してきたが、2002年ある事件でドラマや映画から遠ざかっていた。その後、ちょい悪オヤジといった役どころを多く演じる渋い俳優として復活。「ミセン-未生-」では裏で権力を握る影の実力者、「夫婦の世界」では不倫女性の父親で事業家、「ハイエナ-弁護士たちの生存ゲーム-」では政界にも影響力を持つ弁護士役など、さまざまな“悪役”を演じている。
●本作のミン・ジノン役では、チョン・イル演じるイ・グムと敵対しながら互いを認めるという不思議な関係を築いていく。ミン・ジノンのモデルになったのは実在の閔鎮遠。粛宗~英祖時代にかけてドラマ同様に老論派の実質的リーダー。もっと詳しい人物紹介と、モデルとなった閔鎮遠については【閔鎮遠(ミン・ジノン)は<トンイ>が残した禍根でイ・グムを救う?】で解説している。
秀逸なストーリー展開を、魅力的なキャラクターがさらにドラマを面白くする「ヘチ 王座への道」は、DVD-BOXも好評発売、レンタル中で、2月14日(日)よりNHK総合にて地上波放送する。
◇NHK「ヘチ 王座への道」番組サイト
2021.02.14スタート 毎・日23:00-24:00 NHK総合
2019.11.10-2020.05.03 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
◇作品公式サイト
【作品詳細】【「ヘチ」を2倍楽しむ】