Netflix「恋慕」第6話あらすじと見どころ:ロウン(SF9)胸のときめきと進退のピンチ!
落ちてくる壺から世子イ・フィ(パク・ウンビン)を胸の中で守ったジフン(キム・ロウン/SF9)だったが…10月26日(火)放送の韓国時代劇「恋慕」第6話が韓国KBSで放送、Netflixを通じて独占配信開始した。毎週月・火曜1話ずつ更新される。
「恋慕」は、王位継承者だった双子の兄の死により、男装して王となる運命を背負った女性が、自分の正体、そして秘めた恋心を誰にも明かせないまま、波乱の人生を歩んでいくフュージョン時代劇。
※【「恋慕」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころや各話の詳しいあらすじ、豆知識など紹介している。
■第6話
世子イ・フィの机で『春秋左氏伝』の書を見つけたチョン・ジウンは、好きだった少女タミのために筆写した書があることに不思議に思い、世子に尋ねる。自身が”タミ”だと明かすことができない世子は、「一介の宮女のことなど憶えていない」と立ち去る。その夜、ジウンはイ・ヒョンにタミの話をする。今も初恋を忘れない友の純情ぶりをからかうヒョンは、「好きな人はいないのか」とジウに聞かれて「いる」と答える。その頃世子も“タミ”だった自分を思い出していた。
ジウンとの約束を守るためにソウンは父である吏曹判書シン・ヨンスに頼んで漢城府に投獄されている医員に会いに行く。ところが現れたのはジウンではなくチルグムだったことに驚く。
※吏曹判書(イジョパンソ):人事権を持つ官職で日本の総務省にあたる。官職に就いては【朝鮮王朝豆知識】「◆政治機構と官職の品階制度」で紹介。
ジウンを呼び出した世子は、「タミという宮女はここを出た後、すぐに亡くなったらしい」と、教える。「初恋でした。私をたくさん変えてくれた子です。また会えたら感謝を伝えたかったのに、それもできない」と寂しげにつぶやくジウンは、一人で秘密の門を通って懐かしい緑雲閣(ノウンガク)でタミと楽しく会話した日のことを思い出す。思い出の池に美しい一輪の蓮が咲いているのを見つけた彼は、廃屋になっている緑雲閣を綺麗に掃除する。
緑雲閣に植えようと両手いっぱいの花を抱えるジウンは、タミのことを調べてくれた世子に礼を言う。そこに吏曹判書シン・ヨンスがジウンの免職を王に進言したという知らせが届く。朝廷では漢城府に投獄したのが三開房の医員ではなく手伝いの者で、ジウンこそが医員だと明らかになり、王は推薦者であるサンホン君ハン・ギジェに事情説明を求める。「ジウンは会講で王も絶賛した人格者で文才もあり、そんな優秀な人材が薬房を開いたことが、悪いのでしょうか?」と開き直る。だが、シン・ヨンスは事実を隠し王と世子を欺いた罪を口にし、何より「風紀を乱したという理由で、司憲府チョン・ソクチョ自身が三開房の撤去を命じただけに、何か大きな弊害があるはず」とジウンの父の罪にも言及する。
サンホン君の旗色が悪くなったことを喜ぶ王妃(継妃)は、これを機に今度こそサンホン君と世子を排除しようと動き出す。一方、薬房の2人を殺害しなかったことをサンホン君から叱責されたソクチョは、必ず解決すると約束する。ジウンは吏曹判書に事情説明しようとするが門前払いされ、父ソクチョに2人の解放を訴えるが、「王の審判を待て。それまで書筵官(ソヨングァン)としての地位を守れ。さもなくばあの2人だけでなく、私とお前と母も無事ではないだろう」とどこまでも冷淡。
※書筵官(ソヨングァン):書筵は勉強会のことで、世子の勉強を担当する師。
その頃、世子もジウンの進退を気にかけていた。世子の心中を察するキム尚宮は、ジウンが世孫(イ・フィ)の命を奪い、世子(タミ)の命を狙った男の息子だということを忘れてはいけないと念押しする。一方、自分のためにジウンを窮地に追いやったと知ったソウンは、父に見逃してほしいと訴えるが聞き入れてもらえない。
捕らえられたチルグムとヨンジを何としてでも救いたいジウンは、世子に助けを求めるが、世子は助けることは出来ないと、断る。ところが、ヒョンから、ジウンが三開房を運営したのは貧しい子供たちを救うためで、書筵官になったのも三開房の友を救うため。決して出世欲ではないと聞く。ジウンの活動が少女“タミ”だった自分の願いをかなえるものだったと気づいた世子は…。
※灯籠流し:時代劇では願い事を書いた灯籠を川に流したり、願い事を書いた提灯を空に飛ばしたりするシーンをよく見かけるが、これは9世紀の新羅時代から今も続く「燃灯祝祭」という仏教行事。【新羅王朝豆知識】「燃灯祝祭」で詳しく解説。
一方、ジウンは、父ソクチョがチルグムとヨンジを殺害しようとしていると知り、2人を守るために自分の胸に剣を突き刺すが、止められる。ソクチョはチルグムに「三開房の医員は自分だ」という遺書を書かせ、自殺に見せかけて殺害しようとする。そこに世子がガオンと兵を引き連れやってきて、チルグムたちを救出する。東宮殿に戻った世子をあ外祖父サンホン君が待っていた。サンホン君は計画を邪魔した世子に「世子がやるべきことはただひとつ、外祖父の言うことを聞き、邪魔をしないことだけ」と恫喝する。
翌朝、ジウンは王前に引き出され、王妃の祖父である領議政チャンチョン君らにより、高額な薬材を売りつけたうえ、両班の権威を失墜させたジウンと、息子をかばったソクチョを厳罰に処すよう訴える。王は罪を認めたジウンに、「書筵官の身分をはく奪、たたきの刑50打ちのあと流罪に処する」と言い渡し、「ジウンを助け薬房を運営した2人には苦役を与える」という王に、ジウンは処罰を受け入れるが、2人が獄中から連れ出されたので行方を捜してほしいと訴える。そこに世子が姿を現し…。
※たたきの刑:たたきの刑にも笞刑や杖刑などいろいろある。詳しくは豆知識:刑罰・拷問で解説。
■見どころ
男(と思っている)世子に胸がときめく自分に戸惑うジウンの仕草がキュート。一方、ヒョンは好きな人(世子)をどんな人だとジウンに話すのか?それにしても大事な仕事を延期してまで、世子が食べたがっていた菓子を持って、丘に届けるとは、ヒョンの世子への想いが強い。世子を挟んだジウンとヒョンの三角関係が複雑になりそうだ。
ここまでジウン、ヒョン、ガオンのイケメン3人に守られ通しだった世子が、この回頼もしい姿を見せる。勇ましく剣術の練習をしたり、低く威厳のある声でチョン・ソクチョに堂々と渡り合ったり。外祖父に言いなりになれと厳命された世子は、王や重臣たちが居並ぶ中、何をうったえに来たのか?
※Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中
■キャスト
世子イ・フィ役:パク・ウンビン/チェ・ミョンビン
チョン・ジウン役:キム・ロウン(SF9)/コ・ウリム
イ・ヒョン役:ナム・ユンス
シン・ソウン役:ペ・ユンギョン
キム・ガオン[カオン]役:チェ・ビョンチャン
サンホン君ハン・ギジェ役:ユン・ジェムン
チョン・ソクチョ役:ぺ・スビン
王へジョン役:イ・ピルモ
ほか
■スタッフ
演出:ソン・ヒョンウク「僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~」「また!? オ・ヘヨン ~僕が愛した未来(ジカン)~」
脚本:ハン・ヒジョン「とにかくアツく掃除しろ! ~恋した彼は潔癖王子!?~」
◇Netflix
2021年10月11日スタート 月・火
◇Youtube予告動画
【作品詳細】【「恋慕」を2倍楽しむ】