2PMジュノ主演「赤い袖先」第1-2話あらすじ:イ・サンとドクイムの運命的な出会い

2022年04月17日08時00分ドラマ
©2021MBC

「2021 MBC演技大賞」で今年のドラマ賞を含む8冠を受賞し話題を呼んだ、ジュノ(2PM)×イ・セヨン主演の韓国時代劇「赤い袖先(原題)」(全17話)がKNTVにて4月16日から日本初放送される。気になる第1−2話のあらすじと見どころを紹介、予告動画はKNTV番組公式サイトで視聴できる。

詳しいあらすじを知りたくない方は、見どころと※豆知識をご覧になって、あらすじは確認用にどうぞ。また、次の金曜日に再放送するので、見逃した方はチェックをお忘れなく!



「赤い袖先」は1700年代の朝鮮を舞台に、自分が選択した人生を守ろうとする女官ソン・ドクイムと、愛より国を優先する帝王世孫イ・サンの切ない宮中ロマンスを描く。
【「赤い袖先」を2倍楽しむ】では時代背景や見どころ、韓国での評判、キャストの魅力などまとめて紹介している。

■キャスト主要人物紹介
イ・サン役:ジュノ(子役:イ・ジュウォン)
ソン・ドクイム役:イ・セヨン(子役:イ・ソラ)
ホン・ドンロ役:カン・フン(子役:チェ・ジョンフ)
英祖役:イ・ドクファ
提調尚宮チョ氏役:パク・チヨン
ソ尚宮役:チャン・ヘジン

【第1話あらすじと豆知識
幼い頃から東宮の宮女として仕えるドクイム(イ・ソラ/子役)は得意の話術で周りの宮女達に小説を読み聞かせて目標の100両を目指してお金を貯めていた。
※東宮:王の子供(世子)や王の孫(世孫)が暮らす場所。 ※ドクイムが読み聞かせた本:『薔花紅蓮伝』韓国における古典怪談のひとつ。

朝鮮王朝21代国王英祖の側室・暎嬪(ヨンビン)李氏が逝去し、宮中が悲しみに暮れる中、小説に没頭していたドクイム達を呼び出した提調尚宮チョ氏はドクイムの勇気と知的な言動を気に入って暎嬪李氏のもとへ夜中に一人で弔問に行くよう命じる。
※提調尚宮:宮女の中で側妻を除き最高位。女官全体を統括する。詳しくは【朝鮮王朝豆知識】「◆宮女の身分(内命婦)」参照

その頃、祖母である暎嬪李氏の訃報を聞いたのちの第22代王・正祖であるイ・サンは過去に祖母に対してひどい言葉を浴びせた事を後悔して内緒で東宮を抜け出して暎嬪李氏の弔問に向かう。
※暎嬪(ヨンビン)李氏:(1696年7月18日生~1764年7月26日没)。英祖がもっとも寵愛した側室。1男6女をもうけた。

弔問へ行く途中、森で迷ったドクイムとサンは偶然出会う。サンは身分を隠して暎嬪李氏が安置されている屋敷に忍び込み、父の死について心無い言葉を言い放ったきり会えずに別れを迎えた事を涙して詫びる。ドクイムが優しく励まし涙を拭うが、英祖の突然の弔問にサンは慌てて屋敷から逃げ出す。残されたドクイムは英祖に見つかる。暎嬪李氏の事を思い浮かべた英祖は、ドクイムに暎嬪李氏との思い出を語り始め、純粋で実直なドクイムを気に入り、「綺麗な字を書ける宮女になりたい」というドクイムに暎嬪李氏が直接書いた『女範』という書物を贈る。
※ドクイムの身分・センガクシ:女官見習い。中でもドクイムは至密(チミル)センガクシ。至密とは国王と王妃が移住する区域のことで、宮中の奥深い場所の意。 ※正五品:側室外の女官の最高位。詳細は【朝鮮王朝豆知識】「◆宮女の身分(内命婦)」参照 ※サンが成りすました身分・陪童(ペドン):小間使い。

務めを終えたドクイムは他の宮女達と共に暎嬪李氏の葬列を見守るが、提調尚宮の助言「宮女として最後まで王宮に残るには王の女になるしかない」の真意を掴めずにいた。

「母親が卑しい身分だ」という一節の為に、当時禁書とされていた『史記』を密かに隠し持っていたサン。仕える主が居なくなったら宮女は王宮から追い出されると聞いたドクイム。矢先にその事を利用してサンを廃位に陥れようとする勢力の会話を聞いてしまい、慌てて東宮の書庫に向かって該当するページを破く。これが英祖の怒りを買ったサンのピンチを救うのだが、サンに問われたドンロは、自分が破いたと嘘をついてしまう。それまでドンロを疎ましく思っていたサンは、このことでドンロに感謝して信頼を寄せるようになる。

サンはドクイムを探して欲しいと母・惠嬪(ヘビン)洪(ホン)氏に頼むが、祖母の弔問に行った事が明らかになるとドクイムにも危険が及ぶと説得され、ドクイムを探すのを諦める。ところが、宮女の行列を見るとついドクイムを探して駆け寄ってしまう…。

その後、一度もサンとは会う事もなく大人になったドクイム(イ・セヨン)はどこかに向かって駆けていくが、森で足を滑らせ、斜面を滑り降りた先にいたサン(ジュノ)と鉢合わせしてしまう…。

■見どころ
幼いドクイムはなぜ100両もののお金を貯めているのか?提調尚宮がドクイムの勇気と知的な言動を認めることになるきっかけは、『ローマの休日』の「真実の口」のような箱。ドクイムが何をしたのかお見逃しなく。
一方、祖父・英祖から祖母に会わせてもらえなかったイ・サン。その理由は暎嬪李氏が思悼世子(サドセジャ=荘献世子)(罪人とされ英祖の命で米びつに閉じ込められ餓死させられた世子)の生母であり、サンの祖母と認めると罪人の子孫として王位継承に支障が出る事を危惧した為だ。また、英祖がドクイムに語った「宮女の袖が赤いのは王の女である証だ」は、まさに本作のタイトルの意味を物語っている。ここで英祖が与えた書物『女範』を記憶しておこう。
ドラマ「トンイ」のヒロインとしてもよく知られている英祖の母・淑嬪(スッピン)崔(チェ)氏は宮中に水を運ぶムスリ(雑仕女)出身と知られており、本作でも英祖はその事にコンプレックスを感じているように描かれている。

※特別出演:ドクイムが読んだ怪談の中で地方官の役を演じたのはハ・ソクジン。暎嬪李氏役はナム・ギエ。



赤い袖先©2021MBC【第2話あらすじと豆知識
都の周辺に虎が出没し、日に日に犠牲者が増えていく中、サンは直接調査に乗り出す。そんな折、斜面で足を踏み外して滑り落ちてきたドクイムがサンを巻き添えにして池に落ちてしまう。サンの顔も見られぬまま命乞いをするドクイムは反省文を書くように命じられ、軽罰で済んだと喜ぶ。

お金を貯める為に『大学衍義補』の書写を頼まれたドクイムは自らの仕事場である東宮の書庫で書写を進めるが、行き詰まってしまう。そんな時に同じ本を使ってドンロと書筵をしていたサンの講義の内容を聞いて書写を進める。
※『大学衍義補』:中国の明の時代にまとめられた民生の安定と国家財政のあり方を説いた講義録。※書筵(ソヨン):王族の教育係である兼司書が行う講義。

ある日、「罪人の子は王にはなれない」という矢文を受け取ったサンは警戒して書庫にいたドクイムに怪しい人を見なかったかと尋ねる。咄嗟に兼司書のホン・ドンロと騙ったサンが本当は世孫だと知らないドクイムは、お金で情報を得ようとする傲慢なサンの態度に腹を立て、銭を投げ返す。またある日は塩を撒いて書庫から締め出してしまう。
※兼司書(キョムサソ):王世子に四書を教える官職。

自信満々に反省文を持ってきたドクイムに気付いたサンは、書庫での無礼な態度への報復として何度も書き直しを命じる。ところがドクイムは書庫にやって来るサンをドンロだと思ったまま、反省文の書き直しのアドバイスを求める。

「虎に関する本を全て持ってきたら頼みを聞いてやる」という言葉に従いアドバイスを受けるドクイムだが、反省文を持ち込む度に書き直しを命じられ、途方に暮れる。ある時、ドンロに連れられて宮女の祭りの準備を見物したサンは、ドクイムがお金を集める為に読み聞かせていた本に自らと父を重ねてしまう。そしてドクイムに小説を読む事を禁じるが、ドクイムは兼司書に命令される事が納得いかなかった。

宮女の祭りが行われる当日、命令に反発して小説を読むと一歩も引かないドクイムを世孫の命として働かせたサンは、翊衛司たちと虎退治に向かうが宮中に危険が迫っていると知り、ドクイムにある驚きの頼み事をする…。
※翊衛司(イグィサ):日本の防衛省にあたる“兵曹”所属の世子や世孫専属の護衛。詳しくはコチラで。

■見どころ
虎に始まり虎で終わる第2話はサン(ジュノ)の勇ましい姿も見られる。古くから虎が多く生息した朝鮮は「虎の国」とも呼ばれたほどで、時代劇でも「ホジュン~伝説の心医」(9話)「ホン・チョンギ」(3話)など、時に恐ろしい生き物として、時に神の使いとしてたびたび登場する。
第1話のラストにはロマンチックなシーンとして描かれたが、動揺して何度もサンを水中に沈めてしまうドクイムがコミカルに描かれている。宮中での派閥争いや父の死など複雑な環境に置かれているサンが天真爛漫なドクイムと出会って繰り広げるバトルがコメディタッチで描かれ観ていて微笑ましい。そんな中、ドクイムが読む小説を聞いたサンの脳裏に浮かんだのは、英祖が息子である自分ではなく孫のサンばかりを寵愛することに嫉妬し、サンを傷つけた辛い思い出。
サンの正体に気づかないままのドクイムや、サンがドクイムに頼み事をした目的など、気になる展開に次回も目が離せない。ところで矢文の件でサンが招集するように命じてドンロが危険だと止めた“同徳会”とはいったいどんな組織なのか?

■KNTV「赤い袖先(原題)」
2022年4月16日スタート 土20:00-22:30 ※2話連続、日本初放送
 (再放送)金11:30-14:00 ※2話連続
話数/クレジット:全17話/©2021MBC

KNTV「赤い袖先(原題)」番組公式サイト
2022年4月16日スタート 土20:00-22:30 2話連続
 (再放送)金11:30-14:00 ※2話連続
KNTV



■KNTV
1996年の開局以来、 韓流をリードし続ける韓国エンターテインメント総合チャンネル。
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