「太王四神記」の子役たちが凄すぎ!国民の弟から<ウ・ヨンウ弁護士>、日本アカデミー賞主演女優まで徹底紹介

2023年04月08日20時30分ドラマ
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最終回で35.7%と驚異の視聴率を記録したペ・ヨンジュン主演の韓国時代劇「太王四神記」が、4月10日(月)よりBSフジにて全31話版で放送されるが、ドラマ序盤(2話~5話あたり)で活躍する子役たちの演技が凄い!今回は当時天才子役と謳われた3人の子役たちを紹介しよう。

「太王四神記」は、2007年韓国MBCで放送された、高句麗の広開土太王の一代記を描いたファンタジー史劇。時代の背景は第1話で神話の時代を描き、2話以降は4世紀ごろの高句麗を中心に百済と新羅の3国がしのぎを削った三国時代を描いている(神話~三国時代のドラマの年表)。



物語は、数千年の時を越えてからみ合う運命と、切ない愛に自らの命を賭けた優しく勇敢な王の生涯を描く。ドラマの見どころはCGなどを多用した大規模な戦闘やアクションシーン満載で描かれた友情・冒険・勝利の物語と、美しい映像美と繊細な演技で魅せるロマンス。

本作でロマンスを展開するのが、タムドク役のペ・ヨンジュン、キハ役のムン・ソリ(「クイーンメーカー」)、スジニ役のイ・ジア(「パンドラ:偽りの楽園」)。この3人の美しくも切ない恋物語が最終回まで続くのだが、その出会いと初恋を演じるのが“国民の弟”ユ・スンホ、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で日本でも大ブレイクしたパク・ウンビン、日本アカデミー賞で外国人俳優で初の最優秀主演女優賞を受賞したシム・ウンギョンだ。今やトップ俳優として知られる3人を演じた役柄と共に詳しく紹介しよう。

■タムドク
タムドクタムドク(ペ・ヨンジュン)神の子ファヌンの転生。チュシンの王の星が耀いた時に生まれ、王となるべく誕生したが、暗殺を恐れる父に暗愚・病弱のふりをするよう命じられる。しかし、実際には、武勇・知略共に抜群に優れ、叔母による父の毒殺計画を未遂に終わらせるなど、少年期からその片鱗を見せていた。周りに信じられる人がいない中、キハと出会い、やがて恋心を抱くようになる。

タムドク少年時代(ユ・スンホ)タムドク少年期(ユ・スンホ)★ユ・スンホ(Yoo Seung Ho / 유승호)
1993年8月17日生。2000年に子役としてデビューし、卓越した演技力ですぐさま注目を集め、本作のほかにも「不滅の李舜臣」(2004)や「ラブレター」(2003)で主人公の少年時代を担当しており、“天才子役”や“国民の弟”などの称号で男女問わず幅広い世代から愛されてきた。その後、大人の俳優として出演した「善徳女王」(2009)で「MBC演技大賞」新人賞を受賞し、その後も「会いたい」(2012)、「リメンバー~記憶の彼方へ~」(2015)、「仮面の王 イ・ソン」(2017)などの作品で、大人の俳優として豊かな表現力と落ち着いた演技で、“子役”のイメージから“信じて見られる俳優”へと着実にキャリアを積み重ねてきた。2021年に放送された最新主演の時代劇「花が咲けば、月を想い」ではロマンスだけでなくコミカル演技にも挑戦しつつ、厳格かつ気品あふれる監察官ナム・ヨン役を好演した。
ユ・スンホは、wavveオリジナルドラマ「取引」(原題)への出演を決めている。「取引」は偶発的に同級生を誘拐した2人の20代青年の“10億ウォン誘拐劇”を描く犯罪スリラーで、2023年下半期にクランクイン予定となっている。

■キハ
キハ役(ムン・ソリ)キハ役(ムン・ソリ)朱雀の神器の守り主の一人。火の力を用いて地上を支配した虎族の女カジンの転生と理解されるが、タムドクの子を産むなど、熊族の女・セオの役回りも混じっている。火天会によって両親を失い、記憶も失くし、妹のスジニとも別れ、お互いの存在を知らないまま、天界の力を得ようとする火天会の長老の妖術の支配下におかれて育つ。

キハ少女期(パク・ウンビン)キハ少女期(パク・ウンビン)★パク・ウンビン(Park Eun-bin/박은빈)
1992年9月4日生。1998年SBSドラマ「白夜 3.98」でパク・サンウォンの娘役でデビュー。その後、「商道 サンド」(2001)、「武人時代」(2003)、「復活」(2005)などの時代劇、現代ドラマの大作に出演。そんな彼女の知名度を一気に広めたのは2005年の「サムスン生命保険」のCM。そして本作のキハの役で子役ながら落ち着いた声のトーンと凛とした美しさで女優としての注目度もアップし、2009年には「千秋太后」などでKBS演技大賞青少年演技賞女子部門受賞している。「善徳女王」ではユ・スンホと恋人役で共演している。落ち着いた雰囲気と声のトーンの彼女は21歳の時「ホジュン〜伝説の心医〜」(2013)で、当時41歳だったキム・ジュヒョクの妻役を演じている。その後も「恋のドキドキ♡シェアハウス~青春時代~」での振り切った演技や、Netflixシリーズの時代劇「恋慕」(2021)では男装の王、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」(2022)では天才的な頭脳とアスペルガー症候群を併せ持つ弁護士役など難しい役どころを完璧に演じてきた。日本でも5月に公開される映画『THE WITCH/魔女 -増殖-』にも重要な役どころで出演している。

■スジニ役
スジニ(イ・ジア)スジニ(イ・ジア)朱雀の神器の守り主の一人で、キハの妹。火天会が朱雀の神器を強奪した際はまだ赤ん坊だったが、母と姉の機転で殺害や拉致を免れた。コムル村の行者に保護され、ヒョンゴに育てられたが、黒朱雀の兆候を示した場合には、災厄を避けるため、殺されることになっていた。悪態をつきながらもタムドクを慕っているが、ある出来事により、タムドクのもとを去る。

スジニ少女期(シム・ウンギョン)スジニ少女期(シム・ウンギョン)★シム・ウンギョン(Shim Eun Kyung/심은경)
1994年5月31日生。デビューは10歳の時のSBSドラマ「張吉山」のヤン・ミランの少女時代。翌年には「海神(ヘシン)」に出演し、その後「プラハの恋人」(2005)、「春のワルツ」(2006)、同年の「ファン・ジニ」「キム・マンドク~美しき伝説の商人~」(2010)でヒロインの少女時代を担当した。そして本作でのスジニの役で少年のような役を愛らしく演じイ・ジアにバトンを渡した。そんな彼女が大人の女優として大ブレイクしたのは、2014年の映画『怪しい彼女』。映画は観客動員数860万人を超えるヒットとなり、第50回百想芸術大賞最優秀主演女優賞をはじめ多数の賞を受賞した。同年には日本でもドラマ化された漫画をドラマ化した「のだめカンタービレ~ネイル カンタービレ」に主演し、今両作品で日本でも注目を集めた。そして2019年には日本の映画『新聞記者』に主演し、第43回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞した(授賞式の様子)。その後も日本での活躍が続き、2020年秋ドラマ「七人の秘書」主役の一人を務め、2021年には映画『椿の庭』で富司純子×シム・ウンギョン W主演。今年の冬ドラマ「100万回言えばよかった」にもメインキャストの一人として名を連ね、2月10日放送のバラエティ番組「A-Studio」や、ウイスキーのCMにも「ベランダの風」で佐藤健と出演するなど大活躍だ。

【「太王四神記」を2倍楽しむ】では、時代背景や詳しい各話のあらすじと見どころキャストの魅力などを紹介している。またここではナビコンが単独インタビューした特集も【NHKを唸らせた「太王四神記」】も紹介している。

BSフジ「太王四神記」番組サイト
 2023年4月10日 月-金10:00~11:00 再放送
 2013年10月1日-11月4日 月-金10:30~11:30

kandoratop【作品詳細】【「太王四神記」を2倍楽しむ】