東方神起ユンホ“ネレウス”級の優しさ!「私たちの人生レース」第9・10話 イ・ヨニとホン・ジョンヒョンが人事委員会に?

2023年06月08日08時00分ドラマ
Disney+(ディズニープラス)で独占配信中

セヨンの社内風潮を改善する「R&I」プロジェクトの「セヨンの悩みを知りたい」“セシリ”会議が始まるが…イ・ヨニ、ホン・ジョンヒョン、ムン・ソリ、東方神起 ユンホ共演の韓国ドラマ「私たちの人生レース」6月7日ディズニープラス「スター」にて配信した第9話と第10話のネタバレあらすじと見どころ、感想など紹介しよう。

【「Disney Plus」で配信中の韓国ドラマ】

「私たちの人生レース」は、平凡な社会人生活を送る女性主人公が、一流PRマンになるべく日々奮闘し成長する姿を描いた、オフィスサクセスストーリー。



■キャスト
パク・ユンジョ役:イ・ヨニ
ク・イジョン役:ムン・ソリ
リュ・ジェミン役:ホン・ジョンヒョン
ソ・ドンフン役:チョン・ユンホ(東方神起)
 ほか

第9・10話見どころ、感想


最終回前週となった第9話と第10話では「ネガティブキャンペーン」戦略と会社ぐるみ(?)の不正な業者選定が描かれた。本作の脚本は、弁護士たちの熾烈な生存紀を描いたドラマ「ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム-」での立体的なキャラクターと力強い構成で好評を受けたのキム・ルリ作家だけに、本作でもキャラクター達の描き方が実に面白い。権力争いにしか興味のない副社長やイム代表、保身だけに走る室長たち、都合が悪くなるとがなり立てるソンチーム長。

一方、会社立て直しに自身の進退をかけるク・イジョン、不正を見逃せないジェミン、人一倍責任感の強いユンジョ。そしてまるでギリシャ神話に出てくる海神ネレウスのように賢明・温和なドンフン。しかしながらどうもユンジョはその優しさを申し訳なく思っているようす。辛いときにジェミンの肩にもたれかかるユンジョを見ると、少々分が悪そうだ。おまけにジェミンのユンジョへの態度は“サム”(友達以上、恋人未満)をとうに超えている。

それでもユンホのファンには、10話で再び流ちょうな英語が聴け、夕食を済ませたのにユンジョの差し入れを必死でパクつく純な姿が見られるのでお楽しみに。

それにしても2話で「アンのパン」宣伝を成功させた人海戦術によるSNS活用が、9話でネガティブ戦略において悪評の書き込みに使われるとは、改めてSNS凄さと怖さを知らされた。

また、スンヒを通して本来祝福されるべき妊娠が、働く女性にとって出世の妨げになる悲しい現実を見せられ切なくなった。R&Iプロジェクトがそんな女性たちの救いとなることを願わずにはいられない。

いよいよ次週は最終週。ユンジョとジェミンの進退は?セヨンの膿は出し切ることができるのか?そしてジェミンはユンジョへの想いが友情ではなく恋だと気づくのか?

第9話:セシリ会議の成功!


R&Iプロジェクトのビデオによる“セシリ”会議がスタート。会社への不満や要望が続々集まり、予想を超える手ごたえ。ところが参加者が300名を超えサーバーダウン、わずか30分で会議は終了…失敗に終わった。

ユンジョとジェミンは漢江で残念会。「ジェミンが好きなのはク・イジョン取締役?」と切り出したユンジョは、彼女が自分の憧れの人だったと打ち明ける。ジェミンがフラれたことを知らないユンジョは、うまくいってほしいとエールを送る。その後、ウンも呼び出すが、ドンフンからの電話の誘いに、親友たちを残して彼に会いに行くユンジョ。

ドンフンが誘ったのは現役広報担当者のための勉強会。ドンフンの発表もあり、土曜日を有意義に過ごすデートを楽しんだ。何かと気遣ってくれるドンフンの優しさを申し訳なく思うユンジョは、「まだ恋愛感情はなく、ある人を忘れるためにデートに応じた」と正直に話す。

その頃ク・イジョンは旧友キム・ヒヨンといた。帰国の最大の理由は娘ユジンとの仲直りだったが、来社して絶縁を言い渡されてしまったと打ち明ける。ヒヨンは「仲直りしたい」と正直に話せとアドバイスする。その後の会話で、ユンジョがヒヨンの可愛がっていた元部下だったと分かり世間の狭さに驚く。

週明け、セヨンの社内掲示板は「今後のR&Iとアンケート実施」を期待する声で溢れていた。ジェミンたちは喜ぶが、ユンジョは、ジヒョが進めようとする「ネガティブキャンペーン」に悩んでいた。他社製品を否定する戦略は、以前ユンジョが手掛けた「アンのパン」や、その他の会社に被害が出るはず。反対するユンジョだがチチーム長にも話を通しており、すでに代理店担当者も呼んでいるという。やってきたのは元PRジョアの同僚イ・シルジャン。出産後、小さな代理店を起業したという。元上司のキム・ヒヨンが移籍したアース・コムで「アンのパン」を引き継いでいることも知るシルジャンだが、知らないふりをして企画を引き受けたいとユンジョに頼み込む。

セヨンの社員のユンジョから「悪評に備えるように」とパン店のカン社長に教えるわけにもいかず、プロジェクトから抜けることもできない。悩むユンジョはジェミンに相談する。するとネガティブ戦略はセヨンの悪しき慣習で今なお行われているというのだ。

そんなジェミンはリニューアルしたセヨンのプロテインパウダーを飲んでアレルギーが出たというユーザーに会いに行く。これまでにも何度もセヨンに電話したが、担当者から問題がないと言う成分表が送られてきたというのだ。のちに、この成分表はソンチーム長が用意したものだと分かる。

そんな中、2チームではサンフランシスコで行われるカンファレンスの参加者にスンヒが選ばれる。これは出世の登竜門。代理になれると喜ぶスンヒだったが、出産予定日と重なり辞退するしかなかった。その後、妊娠の事実をメン課長やジェミンにも知られたスンヒは、産休を取る自分が昇進できるはずがないと諦め、R&Iプロジェクトに注力する。

イム代表のSNS投稿が炎上!セヨン製品のボイコットがはじまり、ク・イジョンの立場まで危うくなる。イジョンは即座に政治的な意味はなかったと釈明記事を出す方針を示し、ユンジョはSNSを投稿した店の情報も入れようと提案。これにより大衆的な店の宣伝にすり替わりSNS騒動は早期解決する。

そんな中、ネガティブ戦略に乗じたYouTuberたちによるプロテインパンの誹謗中傷動画が拡散される。アース・コムのドンフンやヒヨンたちはさっそく対策と悪評の出所を調査するために動き出す。

ドンフンから呼び出されたユンジョは、ネガティブ戦略による被害が想像以上に深刻で、ストレスで入院した社長もいると聞く。たまりかねて下請けを使ったセヨンの仕業だと、ユンジョが打ち明けるが、忘れ物を取りに戻ったアン室長がこの話を聞いてしまう。


第10話:セヨンのパワハラ告発


アン室長がキム・ヒヨンに相談するの聞いた「アンのパン」社長が「お客様掲示板」に、市場独占を狙うセヨンによるパワハラを告発。これが外部に漏れ大騒ぎに。パワハラの張本人だと名指しされたユンジョは、ク・イジョンから事実かと問われ、認める。ク・イジョンは明日までに事実だけを記録した経緯書を出すよう指示し、チーム全体の仕業とわかれば3チーム解散もあると宣告する。有休をとっていたジェミンはこれをメン課長からの電話で知る。

副社長は、今回の騒動で戦略本部長に必要性とイム代表に説き、ク・イジョンから調査の結果、責任が広報にあれば自分が責任を取るという言質を取って大満足。キム営業本部長にチョン・スファン室長の戦略本部長就任の準備を指示する。だが副社長に直接取り入ろうとするチョン室長が気に入らないキム本部長は、チン室長も候補に入れて検討してみてはと提案する。

ジェミンはプロテインパウダーをリニューアルした業者PFについて調べる。工場長は、チョチーム長の指示で業者もQA(品質保証)についてよく知らない。前業者トンシンのその後もわからないと言う。

夜になっても経緯書が書けないユンジョ。ソンチーム長は「上司のことなど考えず、自分を守れ」といつになく優しい。入れかわって戻ってきたジェミンもまた、傍にいてやれなったことを謝り、CCOやチームのことを考えず、自分のことだけを考えろとアドバイスする。

実は今回のネガティブキャンペーンは営業が提案し、それにジヒョが飛びついたのだ。責任逃れをしようとする営業のチョ・ジンソチーム長は、ソンチーム長にも手を引いて、3チームだけに責任を取らせるよう唆す。さすがのソンチーム長も怒り心頭。

未だに経緯が書がかけないユンジョを夕飯に誘うジェミンだったが、「アンのパン」を救うためにドンフンが奮闘していると知ったユンジョが、アース・コムに差し入れをすると言いだす。ジェミンは差し入れを買ってやったうえに車で送ってやる。

ドンフンは、プロテインを取り寄せている海外にまで連絡を取っていた。ユンジョの差し入れに目を止め、腹ペコをアピール。おいしそうにウナギ弁当を平らげるが、ドンフンがすでに夕食を済ませていた。

ジェミンはバー・ユートピアで2通の成分表を見比べていた。そこに工場長から電話が入り、入れ違いに入店した記者ヘヨンに成分表を見られてしまう。

ユンジョに会いに来たジヒョは、入院した社長を訪ねてきたという。実は、ジヒョは活躍するユンジョに嫉妬し、なんとしてもプロジェクトを成功させたかったのだ。こんな騒動になるとは思わなかったと、ユンジョを「オンニ(お姉さん)」と呼んで泣き出す。

翌朝、ユンジョが提出した経緯書には、自分の一存でチチーム長にも相談しなかったと記してあった。ユンジョを高く評価していたク・イジョンは失望感を示し、全ての業務から離れて謹慎するよう言い渡す。そこに、ソンチーム長とチチーム長が乗り込んできて、こうしたネガティブ戦略は、何度もセヨンで行ってきたと、やり口を説明。その上で、ユンジョ一人でできない、3チームだけの問題でもない、広報室と何度も会議を重ねた営業にも責任があると報告し、こうした情報操作を見逃す体質がセヨンにあるとして、だれか1人の責任ではなく会社全体の問題だと話す。

部屋を出た後、一人で責任を背負いこもうとしたユンジョの義理堅さにあきれるチーム長たち。ユンジョはそんな両チーム長の思いやりに感激し、やっと広報の一員になれた気がした。

PFの実質的なオーナーを調べていたジェミンは、それがチョ・ジンソチーム長の親戚だと突き止める。メン課長を訪ねたジェミンは2通の成分表を見せ、ソンチーム長が用意した成分表は偽者で、MFDS(食品医薬品安全処)の基準以下を示す成分表が本物だと確信する。メン課長もこれに驚き、チョチーム長一人ではできないと考える。ジェミンはさらに前の業者の社長が、セヨンから外されて酒浸りになって交通事故死したという情報もつかんでいた。メン課長はこれが漏れたらセヨンは終わるぞと、ジェミンに忠告する。

翌日、ク・イジョンはエレベータに乗り合わせたジェミンに、今後R&Iに関しては自分の指示だけに従うよう、会社を辞めることになっても、アンケートは実施して改善案を立てると言う。

パー・ユートピアで2通の成分表を見たテグク日報の記者ヘヨンがこれを記事にする。大学の同期であるジェミンに断わりを入れるが、記事を止めることはできない。ジェミンは、膿は出すべきと観念する。

その頃、イム代表とク・イジョンは世界ESG会議に出席していた。ソンチーム長からの連絡で、ネット新聞の「下請け社長の死」の記事を知る。そこにはセヨンの業者選定の過程でパワハラがあったと指摘していた。これを知ったイム代表は激怒し、イジョンを残して車を走らせる。
※ESGとは、環境(E: Environment)、社会(S: Social)、ガバナンス(G: Governance)の頭文字を合わせた言葉。企業が長期的に成長するためには、経営においてESGの3つの観点が必要だという考え方。

記事がジェミンの同期によるものだと知ったソンチーム長は、ジェミンがリークしたのかと詰め寄る。ジェミンは、プロテインパウダー事件とソンチーム長は無関係かと、質問で返したあと、情報源が自分だと認める。憤怒したソンチーム長は、覚悟しろと捨て台詞を残して立ち去る。

記事には副作用に苦しむ人々のインタビューも掲載されており、キム営業本部長はチン室長に対策を講じるよう命じる。チン室長は人事委員会を開いて、情報を漏らした社員と掲示板騒ぎを起こした社員の責任を問い、辞職に追いやることを提案する。そうなれば広報の責任としてCCOを解任でき、イム代表も大打撃を受けると、ほくそえむキム本部長。

人事委員会の日。呼び出されたのはユンジョとジェミンだった。

「私たちの人生レース」第11話と第12話(最終回)は、6月14日(水)に追加配信される。

kandoratop【作品詳細】【「私たちの人生レース」を2倍楽しむ】

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