韓国映画『ソウルの春』各界総勢24名から驚愕と絶賛の声…赤ペン瀧川による解説動画も解禁
8月23日(金)より公開される韓国映画『ソウルの春』を鑑賞した國村隼、大友啓史、白石和彌、藤井道人、佐々木譲、鈴木おさむ、田原総一朗、こがけんなど各界総勢24名から驚愕と絶賛の声、赤ペン瀧川による解説動画も解禁となった。
『ソウルの春』とは
『ソウルの春』は、韓国で開催された第60回百想芸術大賞では、映画部門の大賞(キム・ソンス監督)、作品賞、男性最優秀演技賞(ファン・ジョンミン)の3冠に輝き、大きな話題となった。
韓国民主主義の存亡を揺るがした実際の事件「粛軍クーデター」や「12.12軍事反乱」を基に、一部フィクションを交えて描かれる。韓国で公開されるやいなや、事件をリアルタイムで知る世代はもちろん、事件を知らない若者たちの間でも瞬く間に話題となり、2023年に韓国で年間観客動員数第1位を記録。『パラサイト 半地下の家族』を上回る1,300万人以上の観客動員を達成した。
今回、本作を公開に先駆けて鑑賞した國村隼(俳優)、佐々木譲(作家)、深町秋生(ミステリ作家)、染井為人(作家)、大友啓史(映画監督)、白石和彌(映画監督)、藤井道人(映画監督)、鈴木おさむ(スタートアップファクトリー代表)、山本英夫(漫画家)、辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)、久米宏(フリーアナウンサー)、田原総一朗(ジャーナリスト)、大谷昭宏(ジャーナリスト)、深澤真紀(関西大学総合情報学部 特任教授)、こがけん(芸人)、みなみかわ(芸人)、あんこ(映画大好き芸人)、ジャガモンド 斎藤(映画紹介人)、ハリー杉山(タレント)、赤ペン瀧川(映画プレゼンター)、吉田ユニ(アートディレクター)、古家正亨(ラジオDJ/MC)、みょんふぁ(女優・司会・通訳)、シマ・シンヤ(漫画家)の総勢24名の各界著名人よりコメント到着した。
國村隼は「映画『哭声/コクソン』の共演から良く良く知っているファン・ジョンミン。しかし本作を観て改めてファン・ジョンミンという俳優の凄みを感じた。彼は韓国の歴史を背負いつつ、観るものに対して時代を腑分けしてみせた。現実はなんと非情で過酷なものなのか、と」と絶賛。小説『警官の血』で知られる佐々木譲は「詳しくは知らなかった韓国粛軍クーデターの顛末を、映画は分単位で検証する。そのリアリティ、そのサスペンス、その圧倒的な迫力!固唾を飲んでスクリーンを見つめてしまった。クーデターに抵抗する軍人たちの高潔さには、涙しかない」とコメント。『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督は「リアリズムとフィクションの巧みな融合は、史実と政治をテーマにした物語の可能性を鮮烈に焼き付ける。「今」、だからこそ。こんな映画が見たい、作りたいんだ!!羨望と嫉妬と共に、キム・ソンス監督の強い思いと覚悟を、まざまざと見せつけられる」と賛辞を呈する。
『孤狼の血』シリーズや『死刑にいたる病』の白石和彌監督は「史実の結末を知っていても想像の斜め上をいくラストと、そこから湧き上がる感情。見ている間も見終わってからも身体の熱が上昇し続ける。一回では物足りない。何度も見たくなる映画だ」と感情を高ぶらせ、『新聞記者』の藤井道人監督は「驚愕した!実話を元にした映画とは思えない。最高にスリリングで、圧巻の演技合戦、そして呼吸を忘れるほどのシーソーゲーム。組織の命に踊らされ続けた、将校たちに自分を重ね合わせ、この時代を生きた市民のように憤った。もの凄い映画でした」と驚きと称賛を隠さない。さらに、鈴木おさむは「事件を間近で見ているかのような緊迫感。これをエンタメとして多くの人に届けるからこそ意味がある。見終わった後、しばらく動けなくなった」と衝撃さを語り、芸人のこがけんは「ファン・ジョンミン史上、最もムカつくファン・ジョンミンがここに…!〝権力の亡者〟チョン・ドゥグァンを怪演した彼の一挙手一投足が、観る者の嫌悪と怒りを駆り立てる!」と大興奮!
また、ハリー杉山は「文句無しの最高傑作。実話を基に国の未来を変えたサスペンスが心臓を終始鷲掴みにし、142分があっという間に消えていきます。そして当時の韓国を記者として伝え、残虐な光州事件を最前線で見た父から聞いていた“ソウルの春"そのまんまでした」と貴重なコメントを寄せている。
全コメントは公式サイトでも掲載される!
あわせて、赤ペン瀧川による解説動画が公開となった。
◇予告編
1979年12月12日、その日に何が起こったのか。衝撃の事件の全貌を、ぜひスクリーンで確かめてほしい。
■あらすじ
1979年10月26日、独裁者とも言われた大韓民国大統領が、自らの側近に暗殺された。国中に衝撃が走るとともに、民主化を期待する国民の声は日に日に高まってゆく。しかし、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官(ファン・ジョンミン)は、陸軍内の秘密組織“ハナ会”の将校たちを率い、新たな独裁者として君臨すべく、同年12月12日にクーデターを決行する。一方、高潔な軍人として知られる首都警備司令官イ・テシン(チョン・ウソン)は、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況の中、自らの軍人としての信念に基づき“反逆者”チョン・ドゥグァンの暴走を食い止めるべく立ち上がる。
★8月23日(金)新宿バルト9ほか全国公開
監督:キム・ソンス
脚本:ホン・ウォンチャン、イ・ヨンジュン、キム・ソンス
出演:ファン・ジョンミン、チョン・ウソン、イ・ソンミン、パク・ヘジュン、キム・ソンギュン、チョン・マンシク、チョン・ヘイン、イ・ジュニョク
2023年/韓国/韓国語/142分/シネマスコープ/5.1ch/字幕翻訳:福留友子/字幕監修:秋月望
原題:서울의 봄(英題:12.12:THE DAY)/G/配給:クロックワークス
© 2023 PLUS M ENTERTAINMENT & HIVE MEDIA CORP, ALL RIGHTS RESERVED.
◇公式HP
◇映画公式X:@19791212theday
【韓国映画】【関連記事】