【女子FP、アイスダンスFD結果】「全日本フィギュアスケート選手権」紀平梨花、4回転成功!坂本花織、宮原知子が表彰台!

2020年12月28日10時04分スポーツ
@フジテレビ

12月25日より開催された「全日本フィギュアスケート選手権」女子フリーの演技で、ついに紀平梨花が4回転サルコウを成功させた!パワフルな坂本花織が2位、表現力豊かな宮原知子が3位と優勝経験者が1、2、3フィニッシュとなった!アイスダンスは小松原夫妻が優勝!村元哉中・高橋大輔は2位に!12月28日はエキシビションがフジテレビ、FODプレミアムにて放送される!特設サイトには関連動画が公開されている。

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2020年12月25日から全日本フィギュア選手権がスタートした。27日に女子フリーが行われ総合の順位が確定した。スイスに練習拠点を置いている紀平梨花は今シーズン、初めての試合となった。技術力は抜群で、4回転サルコウをクリーンに決めることに成功した。トリプルアクセルは減点をもらったものの、全体的に素晴らしい演技をみせ、ショート、フリーともに1位で総合優勝を飾った。

紀平がフリーに選んだ曲は、2015年放送のTBS系ドラマ「コウノドリ」の劇中歌「Baby, God Bless You」だ。作曲したピアニストの清塚信也もその演技に感動し、紀平の演技直後に「紀平さん 泣いたよ」とツイートしている。海外の反響も大きい。米名物記者のジャッキー・ウォン氏は、紀平が4回転サルコーに成功した動画付きで紹介している。4回転とトリプルアクセルを決められる紀平に世界の注目が集まった。

ショート、フリーともに2位の坂本花織が総合で2位となった。フリーではマトリックスの世界を完璧に表現した。坂本といえば、男子顔負けのスピードとジャンプ力だ。4回転を練習しすぎて調子を崩した昨年とは違い、今季は「今できることに集中する」ことを優先させ、3回転ジャンプの精度をあげてきた。スピン、ステップもすべてレベル4をとることに成功した。

3位に食い込んだのは、2014年から2017年まで全日本4連覇の実績をもつ、ミスパーフェクト・宮原知子だ。ロシア勢が4回転、トリプルアクセルを決める近年、ジャンプでは悩まされることも多かったが、全日本のフリーでは最後のジャンプでのミスに止め、世界一と言われるスピン、圧倒的な表現力でショート6位から巻き返しに成功した。

4位には新人賞を獲得した松生理乃が入った。途中のコンビネーションジャンプが一つ抜けると最後にきっちりと修正するという力も発揮、スピンもすべてレベル4と、来季、シニアに上がれば北京五輪の候補にあがること間違いなしの選手である。5位には三原舞依が入った。名振付師・ローリー・ニコルの「妖精のように」という指示をしっかりと体現し、体調不良からの復活を印象付けた。ショートでのジャンプの失敗があった樋口新葉も巻き返しをはかり7位フィニッシュで、世界選手権の補欠を勝ち取った。一度競技を離れた本郷理華の復活や、今季で引退を発表している永井優香など見ごたえのある女子フリーとなった。

アイスダンスのフリーダンスも行われた。今シーズン、初参戦となった村元哉中・高橋大輔ペアは村元の負傷もあり、小さなミスがでたが、NHK杯よりも一つ順位をあげて2位となった。優勝は、小松原美里・尊ペアだ。高橋大輔が参戦したことでアイスダンスを初めて見る人も多くなり、今後、日本でもアイスダンスが発展してゆくことを強く願っているという。

■世界選手権出場選手
男子シングル:羽生結弦、宇野昌磨、鍵山優真(補欠:田中刑事、友野一希、佐藤駿)
女子シングル:紀平梨花、坂本花織、宮原知子(補欠:松生理乃、樋口新葉、三原舞依)
ペア:三浦璃来&木原龍一組
アイスダンス:小松原美里&小松原尊組(補欠:村元哉中&高橋大輔組)





■大会放送スケジュール
■フジテレビ(地上波) 放送スケジュール
12月28日 15:45~ メダリストオンアイス(LIVE)
12月29日 03:00~ アイスダンス

■FODプレミアム 放送スケジュール
12月28日 15:00~ メダリストオンアイス(LIVE)

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