「鎌倉殿の13人」第23話“万寿”金子大地と”金剛”坂口健太郎が登場!第22話ネタバレあらすじと予告

2022年06月06日19時00分ドラマ
©NHK

命を狙われた源頼朝(大泉洋)を守るべく北条義時(小栗旬)が奔走!“万寿”金子大地と“金剛”坂口健太郎が登場するNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)6月12日(日)放送の第23話「狩りと獲物」あらすじ、前回第22話「義時の生きる道」のネタバレあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信中。



最愛の妻・八重(新垣結衣)を亡くし、ふさぎ込む義時。そんな義時の子育奮闘記、そして鶴丸を助けた幼い息子・金剛の優しさが胸を打った6月5日放送の第22話。乱世の世をかき乱すだけかき乱し、“日本一の大天狗”と言われた後白河法皇が崩御。源頼朝が征夷大将軍となり、本格的に鎌倉幕府が動き出そうとする中、日本三大仇討ちと言われる「曾我兄弟の仇討ち」が、実は頼朝を狙った謀反という思わぬ展開を見せた。

赤穂浪士の討ち入り、伊賀越えの仇討ちと並ぶ「曾我兄弟の仇討ち」は、頼朝が行った富士の巻狩りに際し、仇である工藤祐経(坪倉由幸)の仇を討った事件。しかし三谷大河で、まさかその標的が曾我兄弟の祖父・伊東祐親を討った頼朝への復讐という形で描かれるとは。すっかり仇討ちは工藤が相手だと信じている北条時政(坂東彌十郎)が曾我兄弟に加担、それを利用した頼朝に不服がある岡崎義実(たかお鷹)に、北条を疎ましく思う比企能員(佐藤二朗)の介入。さらに御家人の謀反の動きを察知する梶原景時(中村獅童)。御家人たちによる水面下でのパワーゲームが複雑に絡み合い、三谷流「曾我兄弟の仇討ち」の展開が気になるラストとなった。

そして6月12日放送の第23話では、頼朝主催の富士の裾野での巻狩りを舞台に、打倒頼朝に燃える曾我兄弟を中心に、それを阻止しようとする義時が奔走する。そして、成長した金剛役で坂口健太郎、万寿役で金子大地が参戦。果たして仇討ちに見せかけた謀反は、北条と比企のマウント合戦にどう影響していくのか。思いがけず引き合わされた比企の姪・比奈(堀田真由)と義時の恋の行方も気になる第23話もお楽しみに。

■日本一の大天狗、後白河法皇が逝く
「日本一の大天狗」こと後白河法皇は、文化芸術の造詣が深く、さらに武士たちと渡り合った巨星。特に保元・平治の乱、治承・寿永の乱と乱世を生き抜き、幾度となく幽閉され、院政の停止や強化を繰り返しながら34年に渡る院政を行った。王朝権力の復権に専念した後白河法皇は、政戦・戦乱の影の演出者とも言われ、ドラマでも描かれていたように、台頭してきた源氏と協調しながら頼朝と義経兄弟を翻弄。義経を自害に追い込んだのも元を正せば頼朝を敬遠する後白河法皇の思惑が絡んでいた。さらに、頼朝に東国の経営権を与え、各地に守護・地頭の設置を許可したが、頼朝が希望した征夷大将軍職は自分が死ぬまで許さなかった。

武者の世が到来する激動の時代において、平清盛や平維盛、源頼朝、義仲、義経と名だたる武将たちを手玉にとってきた後白河法皇。類まれな権謀術数に優れ、頼朝から「日本一の大天狗」とあだ名をつけられるほど警戒されていた大物だった。さて、ドラマではそんな法皇が逝き、平安時代にピリオドが打たれた。そしてここからは頼朝を中心とした鎌倉幕府の幕開けとなり、復帰した義時が政権の頂を目指していく。

■前回(第22話)ネタバレあらすじ
最愛の妻・八重を失い悲しみに暮れる義時。息子・金剛を抱き寄せ「鶴丸を恨んではならん。その分母を敬え」と言い聞かせた。それから数か月後、10月に上洛を決めた頼朝の命で、義時も京へ上ることになった。

そして建久元年(1980年)10月、頼朝は大軍を率いて京へ上洛。後白河法皇と2人だけで対面を果たした。後白河法皇は自分を排して日の本を治めることはできないと凄み、やれるものならやってみればよいと牽制する一方、頼朝は戦のない新しい世を作るためには朝廷は不可欠と返し、お互い協力していくことで合意した。そして頼朝は、朝廷との関係を盤石なものにするため、大姫(南沙良)を後鳥羽上皇へ嫁がせることを約束する。

その晩、頼朝は工藤祐経(坪倉由幸)に連れられ女性たちも集まる歌会へ行ってしまった。せっかく京へ来たにも関わらず、酒の席に頼朝がいないことに和田義盛(横田栄司)が不服を漏らしていたが、三浦義村(山本耕史)や大江広元(栗原英雄)らは酒を酌み交わし和やかな雰囲気が漂っていた。同じ頃、源範頼(迫田孝也)を囲み、比企能員(佐藤二朗)、土肥実平(三阿南健治)、三浦義澄(佐藤B作)らが頼朝への不満を募らせていた。範頼は皆が上洛して喜んでいると思っていたので面食らったが、彼らに対して頼朝への理解を求めた。

頼朝との対面からしばらくして後白河法皇が倒れ、建久3年(1192年)3月に崩御。その年の7月、頼朝は自らを大将軍とするよう朝廷に要求した。数ある将軍職の中で朝廷が任じたのは「征夷大将軍」。名実ともに武士のトップとなった頼朝は政子と共に喜びを分かち合い、政子はその年の8月、後の実朝となる千幡を出産。全成(新納慎也)、実依(宮澤エマ)夫婦が乳母に選ばれた。気が進まない全成とは違い、比企家では能員と道(堀内敬子)が頼朝と北条の繋がりが強くなることを警戒していた。そこで道は、姪の比奈(堀田真由)を頼朝の側女にすることを思いつく。

比企の読み通り、頼朝は比奈を気に入るが、すぐに政子に知られてしまい、咄嗟に義時の後妻にと考えていたと嘘をついてしまう。政子も一人で孤児の世話をしている義時を案じていたのですぐに賛成した。しかし、義時は後妻をもらう気持ちにはなれず、比奈との結婚を断った。そんなある日、金剛が安達盛長(野添義弘)の息子と喧嘩する事件が起きた。義時は金剛が暴力をふるったことを安達に詫び、金剛には北条の立場を教え、先に手を出してはいけないと説いた。しかし、金剛が孤児だとバカにされた鶴丸を助けるために暴力をふるっことを知った義時は、息子の優しさを嬉しく思い頭を撫でた。

建久4年(1193年)5月、時政は家人として抱えていた曾我十郎(田邊和也)・五郎(田中俊介)兄弟から工藤祐経へ敵討ちをすることを打ち明けられる。工藤祐経は曽我兄弟にとって親の仇。時政はあっぱれな心掛けだと後押しした。一方、祐経は頼朝に巻狩りをしようと相談していた。万寿の披露目の場にもなると頼朝も快諾した。

同じ頃、比企能員は曾我兄弟の敵討ちの標的が工藤ではなく頼朝だと知る。頼朝が殺した伊東祐親は曽我兄弟の祖父だ。比企は武力で劣ると反対するが、曾我兄弟は北条の兵を利用することを打ち明けた。また、時政は頼朝のことは知らないという。比企はこの計画は失敗すると踏んだが、そうすると北条を失脚させる絶好のチャンスだった。もし頼朝が死んでも自分に損はない。その頃、御所で仕事をしていた義時のところに梶原景時(中村獅童)がやって来て、御家人たちに謀反のおそれがあると打ち明けた。そして義時はその企みに時政が関わっていることを知るのだった。

■第23話「狩りと獲物」あらすじ
頼朝の嫡男・万寿(金子大地)の披露目の場とするため、御家人を集めて富士の裾野で巻狩りを行うことを決めた頼朝。頼朝に重宝される工藤祐経(坪倉由幸)をよそに、曾我十郎(田邊和也)・五郎(田中俊介)兄弟が謀反を計画していた。梶原景時から謀反の企みを聞いた義時は、急いで五郎の烏帽子親である父・時政に会いに行く。不穏な気配が漂う中、捲狩りがはじまり、そこには義時の愛息・金剛(坂口健太郎)の姿もあった。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第23話は6月12日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/大泉洋/小池栄子/佐藤二朗/坂東彌十郎/西田敏行ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kamakura13」。第22話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

【大河ドラマ】【「鎌倉殿の13人」関連記事】

【2022年春ドラマ一覧】