チュ・サンウク主演「太宗イ・バンウォン~龍の国~」登場人物・キャスト紹介:李家の人々紹介

04月05日09時27分ドラマ
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朝鮮王朝の礎を築いた第3代王・太宗の生涯を新たな視点で描く本格時代劇「太宗イ・バンウォン~龍の国~」の登場人物をイ・ソンゲの家族を中心に紹介しよう。

「太宗イ・バンウォン(原題)」は、高麗末期から朝鮮建国と激動の時代に尽力し、朝鮮王朝の基礎を築いたイ・バンウォン(朝鮮王朝第3代王・太宗<テジョン>)。彼の人物像に新たな視点を交え、その波乱万丈な生涯を描く待望の本格時代劇。



■李家の人々

イ・バンウォンイ・バンウォン五男:イ・バンウォン(李芳遠)役:チュ・サンウク(1978年7月18日生)
イ・ソンゲとハン氏の息子(五男)。17歳の時に科挙に及第、優れた頭脳と鋭い判断力を持つ。兄弟唯一の文官だが、自分と家門の目的を達成するためには容赦なく刀を振り回す冷徹さを持つが、「父の大業」を成し遂げるためのある行動が父イ・ソンゲを怒らせ、それ以来、父の視線は冷たくなる。のちに王朝の基礎を築いた第3代王・太宗となる。

2009年の「善徳女王」以来時代劇出演のなかったチュ・サンウク。そんな彼が約10年後に「不滅の恋人」で史劇俳優として存在感を示した。そして次に選んだ時代劇が本作の太宗イ・バンウォン役。「不滅の恋人」で演じた首陽大君(後の世祖)の祖父に当たる人物だ。奇しくも2人とも自らの力で王座を勝ち取った冷徹な人物とされながらも、カリスマ性に満ちた政事を展開した優秀な統治者でもあった。特に今回演じた太宗は約18年にわたって国の基盤を磨いて息子の世宗に王位を譲り渡したカリスマ君主。だが、チュ・サンウクは家族を思い、葛藤しながらも父と対立し、兄弟を殺害したバンウォンの人間的な一面を丁寧に演じている。特に第1話冒頭、息子(チュンニョン大君、のちの世宗)へ譲位宣言する鬼気迫る演技は、本作にかけるチュ・サンウクの役者魂が見て取れる。

イ・ソンゲイ・ソンゲイ・ソンゲ(李成桂)役:キム・ヨンチョル(1953年2月25日生)
高麗の英雄と呼ばれる武将だったが、クーデターを起こして朝鮮を開国。初代王・太祖となる。先見の明をもち、英雄の風貌を備えた高麗を倒した不敗の勇将だが、息子バンウォンに敗れる。

「私の国」でもイ・ソンゲ役を演じているが、「大王世宗」「チャン・ヨンシル~朝鮮伝説の科学者~」でイ・バンウォン役を担当した。英雄としての演技は他の作品と変わらないが、本作では仲の良かった息子たちが権力争いのためにいがみ合うのを悲しみ、自嘲する姿など、父親として苦悩もたっぷり見せてくれる。

元敬王后ミン氏元敬王后ミン氏ミン(閔)氏役:パク・ジニ(1978年1月8日生)
イ・バンウォンの妻。名家出身の美しく聡明な女性。潜在していた政治力を発揮し、バンウォンに助言を与え、支える。バンウォンを王にした実質的なキングメーカーで、のちの元敬王后に。

パク・ジニが演じたミン氏は夫より2歳年上のしっかり女房。実際にもチュ・サンウクより1学年上のパク・ジニ。時にはチュ・サンウクを叱咤激励するしっかり者の姉さん女房ぶりを見せる。「ホジュン~伝説の心医~」「記憶~愛する人へ~」「復讐代行人~模範タクシー」などの役で、医女、判事、検事などクールビューティーな演技で視聴者を引き付けるパク・ジニにぴったりな役柄だが、夫に裏切られ王妃になってからの彼女の変貌ぶりに要注目だ。チュ・サンウクとは「ジャイアント」で共演している。

神徳王后カン氏神徳王后カン氏カン(康)氏役:イェ・ジウォン(1973年2月6日生)
ソンゲの第二夫人でイ・バンウォンの継母。鋭い洞察力と決断力でソンゲを支え、朝鮮の初代王妃(神徳王后)となる。開京にいたために“開京妻”または“京妻”と呼ばれた。

ミュージカルにてデビューしたイェ・ジウォンは、2004年の映画『オールドミスダイアリー』で注目を集め、有名になったイェ・ジウォン。「平日午後3時の恋人たち」「魔女たちの楽園~二度なき人生~」「賢い医師生活」「夕食、一緒に食べませんか?」などの作品で、シリアスからコミカルまで演技幅の広い女優。本作のカン氏役では、第1話、命がけで自分と子供たちを助けてくれたバンウォンに、今後はバンウォンも我が子と思うと約束するが、実子バンソクを王にするため、そしてその王位を守るためにバンウォンと激しく対立する。

ハン氏ハン氏ハン(韓)氏役:イェ・スジョン(1955年3月25日)
ソンゲの第一夫人でバンウォンらの母。戦の間、故郷の家を守り、家族の安全を祈り、故郷にいたために“郷妻”と呼ばれた。イ・ソンゲが即位する前に死亡したために王妃とはならず、のちに神懿王后と追尊された。

「SUITS/スーツ~運命の選択~」「刑務所のルールブック」「被告人」「秘密の森~深い闇の向こうに~」など多くの作品で母親や祖母役を演じることが多い、白髪が美しい女優だ。優し気な顔立ちで映画『神と共に-罪と罰』でも息子を思う母親役で泣かせた。本作で演じるハン氏はバンウォンら6男2女を産んだ第一夫人だが、自分より身分が高く、イ・ソンゲからも寵愛を受ける第二夫人のカン氏に押され気味。救いは夫の即位後に始まる骨肉の争いを見ずに済んだこと。

■イ・ソンゲ×カン氏のその他の息子たち

イ・バンウイ・バンウ長男:イ・バンウ(李芳雨)役:オム・ヒョソプ
イ・ソンゲとハン氏の息子(長男)。
長子だが、高麗の忠臣で、父や弟たちの行動に猜疑心を抱くようになる。妻子と江原道で隠居生活を送ることに。

オム・ヒョソプ(1966年10月24日生)
「善徳女王」でチュ・サンウクと共演している。他にも「王女の男」「朝鮮ガンマン」「華政(ファジョン)」「カンテク~運命の愛)」など多くの時代劇に出演している。


イ・バングァイ・バングァ次男:イ・バングァ(李芳果)役:キム・ミョンス
イ・ソンゲとハン氏の息子(次男)。穏健だが腕の立つ武将。野心はなかったが、第2代王・定宗となる。第二次王子の乱でバンウォンの権力が強まるとバンウォンに王位を譲ってしまう。

キム・ミョンス(1966年8月27日生)
「千秋太后」「広開土太王(クァンゲトテワン)」「大祚榮(テジョヨン)」など多くの時代劇で猛将を演じることが多い。本作でも今どきの派手な史劇アクションとは一味違う殺陣で魅せてくれる。「不滅の李舜臣」「王の顔」では日本の将軍役を演じている。


イ・バンウィイ・バンウィ三男:イ・バンウィ(李芳毅)役:ホン・ギョンイン
イ・ソンゲとハン氏の息子(三男)。
第一次王子の乱ではバンウォンと行動を共にするが、兄弟の争いに胸を痛める一面も。

ホン・ギョンイン(1976年10月27日生)
「善徳女王」でチュ・サンウクやキム・ミョンスと共演。キム・ミョンスとは「広開土太王(クァンゲトテワン)」でも共演。現代ドラマや「辰年クラブ-世間知らずのブロマンス」などバラエティでも活躍している。


イ・バンガンイ・バンガン四男:イ・バンガン(李芳幹)役:チョ・スンチャン
イ・ソンゲとカン氏の息子(四男)。優秀なバンウォンと比べられて育ち、嫉妬を抱く。血の気が多い。野心も強くバンウォンと激しく対立し、やがて第二次王子の乱を起こすが…。

チョ・スンチャン(1980年11月2日生)
「鄭道伝(チョン・ドジョン)」ではイ・バンウォンの側近イ・スクボン役を演じている。「軍師リュ・ソンリョン~懲毖録<ジンビロク>」や現代ドラマ「素晴らしい遺産」に出演。


六男:イ・バンヨン(李芳衍)
朝鮮王朝建国の前に早世。ドラマ登場無し

■イ・ソンゲ×カン氏のその他の息子たち

イ・バンボン(李芳蕃)役:オ・スンジュン
ソンゲとカン氏の間の第一子(七男)。性格が凶暴かつ軽率だと世子になれず不満を抱える。
オ・スンジュン

イ・バンソク(李芳碩 )役:キム・ジンソン
ソンゲとカン氏の末息子(八男)。カン氏の尽力でやがて世子になるが…。
キム・ジンソン(2001年5月8日生)
「奇皇后」でマハ(ピョル)役を演じ、「メリは外泊中」でキム・ジェウクの少年時代を、「ホジュン~伝説の心医~」では仁嬪キム氏の息子役を演じた子役。成人したキム・ジンソンの成長ぶりに要注目だ。


■その他(役名:俳優)
イ・ジラン役:ソン・ドンヒョク
高麗に帰化し、ソンゲと義兄弟の契りを結んだ女真族出身の武将。

イ・ファサン役:テ・ハンホ
バンウォンらと兄弟のような仲。権力に関心はなく、義理堅い。

ミン・ジェ役:キム・ギュチョル
由緒ある家門一族の長。高邁な精神をもち、尊敬を集める。

チョン・ドジョン役:イ・グァンギ
ソンゲの参謀役として朝鮮建国に貢献。理想の国づくりを目指す。

チョ・ヨンム役:キム・ボムレ
ソンゲの腹心として活躍する行動隊長。のちにバンウォンと志を共に。

チョン・モンジュ役:チェ・ジョンファン
人望の厚い文臣。高麗に忠誠を尽くし、最後までソンゲに抵抗する。

ウ王役:イム・ジギュ
高麗の32代王。酔って罪なき者も殺める暴君だが、臆病な面も。

チェ・ヨン役:ソン・ヨンテ
老いてなお勇猛な名将。高麗に忠誠を尽くし、ソンゲと対立する。


※この記事は2022年KNTVでの放送にあわせて紹介したものです。
日本初放送 10月9日(日)スタート
毎週日 20:00~22:10 ※2話連続放送
再放送 毎週土 11:30~13:40 ※2話連続放送
※1話先行放送 9月28日(水)後9:15~10:30

※主演チュ・サンウクの独占インタビュー番組「太宗イ・バンウォン」インタビューSPを日本初放送。
 10月6日(木) 22:00~22:30
 再放送 10月10日(月・祝) 5:30~6:00ほか

KNTV「太宗イ・バンウォン(原題)」番組サイト

kandoratop【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】



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