「カーテンコール」キャスト・登場人物12名一挙紹介|カン・ハヌルがヒョンビンに敗北宣言!?<愛の不時着>ファンも大盛り上がり

01月13日01時30分ドラマ
画像出典:『커튼콜: 나무는 서서 죽는다』
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世界中を熱狂させた韓国ドラマ「愛の不時着」の韓国での放送及びNetflixでの世界配信から始まった新たな韓国ドラマブームの中で、「不時着沼」から抜け出せない方にオススメしたい1作がある。韓国KBS2の2022年の作品で、Amazonプライムビデオで独占配信中の「カーテンコール」だ。

「カーテンコール」は、3か月の余命宣告された北朝鮮出身の老婦人チャン・グムスンの願いを叶えるために、前代未聞の特命を受けた男の地上最大の詐欺劇とそれにかかわる人々の物語。カン・ハヌル、ハ・ジウォン、コ・ドゥシムの3人が共演するとあって、韓国はもちろん日本でも今年下期一番の期待作として注目を集めている。【「カーテンコール」を2倍楽しむ】では各話のあらすじと見どころ、豆知識などまとめて紹介している。



記事タイトルにも記した通り、本作には「愛の不時着」ファンが喜ぶ演出やキャスティングがされている。また、「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」などを演出したユン・サンホ監督と、映画『ヒットマン エージェント:ジュン』『ミッドナイト・ランナー』の制作を担当した脚本家のチョ・ソンゴルがタッグを組んだ作品だけに、彼らが手掛けた作品に縁のある俳優も顔を並べている。ここでは、韓国ドラマ通が喜ぶキャストの紹介をしよう。

まずは主人公3人から!

カーテンコール左から:チ・グムスン/コ・ドゥシム、ユ・ジェホン/カン・ハヌル、パク・セヨン/ハ・ジウォン
■チ・グムスン役
激動の韓国史を全身で経験したグムスンは、国内屈指の有名ホテル“楽園”の創始者。朝鮮民族が大韓民国(韓国)と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)とに分断され、1948年に勃発した6.25戦争(朝鮮戦争)。グムスンは夫と幼い息子と共に脱北しようとするが、優しい夫が他人の子を助けたために離れ離れとなってしまった。韓国でクッパ店を開き、これをきっかけに旅館業を始めたグムスンは、カリスマ溢れる経営手腕で韓国最高のホテル楽園を設立。韓国で再婚したが、夫も一人息子も亡くなり、残った家族は3人の孫たちだけ。2002年に南北離散家族再会で北に残した息子と孫にやっと再会できたが、その後、息子は死亡し、孫とも連絡が取れない。92歳の今、がんの末期で3か月の余命宣告を受け、死ぬまでに孫のムンソンにもう一度会いたいと切望している。
★コ・ドゥシム(1951年5月22日生)
コ・ドゥシムは次に紹介するカン・ハヌルと「椿の花咲く頃」にて母子役で共演しており、第2話で孫と名乗るカン・ハヌルとの再会シーンで見せた彼女の涙に視聴者はもらい泣き必至だ。
※主な出演作
「私たちのブルース」(tvN /2019/Netflixシリーズ)、「椿の花咲く頃」(KBS/2019/Netflixシリーズ)、「ディア・マイ・フレンズ」(tvN/2016)、『輝く瞬間』(映画、2021)ほか


■ユ・ジェホン役
ユ・ジェホンは、チャン・グムスンの願いを叶えるために北朝鮮から来た孫のリ・ムンソンのふりをする楽天的で愉快な演劇俳優。なりすましの提案を一度は詐欺と疑うが、「人助け」と「3億ウォン(3000万円)」の大金につられて引き受ける。ちょうど話を持ち掛けられたのは『友情の舞台』で北朝鮮の人民軍役を演じていた。だが、観客はスタッフの数より少なく、思わず脚本を書いた先輩に「ヒョンビンじゃあるまいし、北朝鮮兵の話なんて観に来るか!」と愚痴る。
★カン・ハヌル(1990年2月21日生)
安定した演技で、韓国でも信じて観る(信頼できる)俳優として人気。ドラマ冒頭、1950年代、グムスンの夫役でも彼の人となりを具現する演技で視聴者を引き付けた。「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」でも特別出演ながら存在感ある演技で作品をリードした。そんな彼が初回の終盤で口にした「ヒョンビンじゃあるまいし」の愚痴には多くの「愛の不時着」ファンが反応した。
※主な出演作
「インサイダー」(JTBC/2022)、「椿の花咲く頃」(KBS/2019/Netflixシリーズ)、「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち」(SBS/2016)ほか


■パク・セヨン役
グムスンの孫・末娘。高校生の時に両親が飛行機の墜落事故で死亡。ホテル「楽園」を世界一にする祖母の夢を継ぐために、国内の大学卒業後、ホテルに飛び込み、給仕係から徹底的にホテル業を学び、「楽園」総支配人になった実力者。突然現れた従姉弟“ムンソン”にも親切に接する優しく思いやりのある人物。ホテルを売却しようとする長兄からホテルを守ろうと奮闘する。
★ハ・ジウォン(1978年6月28日生)
本作で1950年代のグムスンの若い頃と孫セヨン役との二役を完璧な演技で見せた。本編に入ったセヨン役では40代とは思えぬ若々しく透き通った美しさで視聴者を驚かせている。働く女性としての彼女のファッションにも注目。
※主な出演作
「チョコレート:忘れかけていた幸せの味」(JTBC/2019/Netflixシリーズ)、「病院船~ずっと君のそばに~」(MBC /2017)、「奇皇后」(MBC /2013)、「シークレットガーデン」(2010/SBS) ほか


次にグムスンの家族を紹介しよう!

カーテンコール左から:セジュン/チ・スンヒョン、セギュ/チェ・デフン、ジウォン/ファンウ・スルヘ、リ・ムンソン/ノ・サンヒョン
■パク・セジュン役
グムスンの孫・長男。ホテル「楽園」の大株主。外国でMBA課程を終えM&A専門家として活躍した経歴があるやり手のビジネスマン。祖母の客第一に考える利益率の少ないホテル業を否定し、祖母生存中にホテル「楽園」の売却を実行しようとしている。なぜ祖母の夢でもあるホテルの売却にここまで拘るのか?祖母や妹にはそっけない態度の彼が、家政婦ジョンスクには優しく接するあたり何か心に抱えている傷があるようだが…。
★チ・スンヒョン(1981年12月19日生)
「太陽の末裔」では北朝鮮軍特殊部隊要員を演じたが、本作では北朝鮮の従弟を疑う役を演じる。
※主な出演作
「太陽の末裔」(KBS/2016)、「君は私の春」(2021/Netflixシリーズ)、「こんにちは?私だよ!」(2021/Netflixシリーズ)、「恋愛ワードを入力してくださいSearch WWW」(tvN/2019)、「私の国」(JTBC/2019)ほか


■パク・セギュ役
グムスンの孫:次男。ビジネスに全く関心を示さず、名品とスーパーカーを愛する遊び人。ホテル売却問題で兄と妹が揉めることを嫌う。性格は優しく妹セヨンとも仲が良い。
★チェ・デフン(1980年11月16日生)
「愛の不時着」でソン・イェジン扮するヒロインの兄セジュン役を演じている。少々ややこしいが、本作の長男と同じ役名だ。「愛の不時着」では異母妹で有能なヒロインから経営権を奪おうとする血の気が多い長男、本作のセギュとは一味違う役を演じている。
※出演作
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」(ENA/2022/Netflixシリーズ)、「怪物」(jtbc /2021)、「愛の不時着」、「緑豆の花」(SBS/2019) ほか


■ヒョン・ジウォン役
長男セジュンの妻で、元アナウンサー。空気を読めない四次元キャラのようだ。
★ファンウ・スルヘ(1979年8月10日生)
スルヘも「愛の不時着」組。「愛の不時着」では元女優でチェ・デフンの妻ジヘ役を演じたが、今後は彼の兄嫁にあたるが似たキャラクターだ。「愛の不時着」では夫を会長にしたいと真剣に考え、時にヒロインを敵視したが、本作で彼女はどう動くのか?
※出演作
「愛の不時着」、「美男堂の事件手帳」(KBS /2022/Netflixシリーズ)、「アンクル」(TV朝鮮 /2021)ほか


■リ・ムンソン役
グムスンの北に残した本物の孫。北朝鮮出身の密輸者で、朝鮮族系列の麻薬組織に所属する極悪非道な男に成長してしまった。彼が今、どこで何をしているのか?
★ノ・サンヒョン(1990年7月19日生)
認知度、人気共にトップ俳優たちが出そろう中、本作の全ての秘密の始まりとなるキーマンを任されたノ・サンヒョンは、「パチンコ」での平壌出身の牧師イサク役で強烈な存在感をアピールした若手俳優だ。少年時代をアメリカのボストンで過ごし、大学は名門バブソン大学経営学部を卒業。182㎝のスタイルを活かして“スティーブ”という名前でモデルデビュー後、Web漫画を映像化した「俺様アニキと妄想好きなボク」で本格的に俳優として始動した。
※主な出演作
「俺様アニキと妄想好きなボク」(WEBドラマ /2017)、「パチンコ」(Apple&メディアレズ/2022/Apple TV+)、「エージェントなお仕事」(tvN 2022/Netflixシリーズ)) ほか


■特別出演:リ・ヨンフン役
グムスンの北で暮らす息子。50年ぶりに南北離散家族再会でグムスンと再会するが、再婚せずにグムスンを思いながら亡くなった父に対して、韓国で再婚し、北に戻る気のない母を非難する。第1話登場後、北で死亡。
★キム・ヨンミン(1971年11月5日生)
「愛の不時着」で人民武力部保衛局監視盗聴室軍人で、ヒョンビン扮する主人公の家を盗聴する耳野郎ことチョン・マンボク役で大ブレイク【北朝鮮のF4!?プラス1】。その後も話題作に続々と出演している。
※出演作
「軍検事ドーベルマン」(tvN /2022)、「夫婦の世界」(JTBC /2020)、「愛の不時着」 ほか)


メインキャストには他にも豪華俳優陣が顔をそろえる!

カーテンコールチョン・サンチョル/ソン・ドンイル、ぺ・ドンジェ/クォン・サンウ、ソ・ユニ/チョン・ジソ
■チョン・サンチョル役
グムスンの最側近。ホテル「楽園」で最も長く働いた職員で前総支配人。支配人を辞めてからもグムスンの随行秘書として彼女をサポートしている。グムスンが全幅の信頼を寄せる人物であり、グムスンの最期の夢を叶えるために偽のムンソンをジェホンに依頼した人物。これほどまでに献身的に尽くすサンチョルとグムスンとの出会いも気になる。
★ソン・ドンイル(1964生4月27日生)
韓ドラに欠かせない名優。「麗<レイ>~」や映画『ミッドナイトランナー』でカン・ハヌルと共演、『探偵なふたり』シリーズでは次に紹介するクォン・サンウとバディを組んで“最笑”のケミストリーを見せてくれた。本作ではグムスンに誠心誠意仕える役を優しく演じているが、ファンとしてはクォン・サンウとどのようなシーンで顔を合わせるのか興味津々だろう。
※主な出演作
「ゴースト・ドクター」(tvN /2021)、「ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~」(JTBC /2020)、「刑務所のルールブック」(tvN /2017/Netflixシリーズ)、「花郎(ファラン)」(KBS /2016)、「応答せよ1997」(tvN /2012)、「推奴-チュノ-」(KBS/2010)、『探偵なふたり』シリーズ(映画/2005ほか)、『ミッドナイト・ランナー』(映画 /2017)ほか


■ぺ・ドンジェ役
セヨンの元婚約者。流通チェーンを持つ巨大財閥グループ・サムウの後継者。セヨンに対して未練たっぷりで、突然現れたセヨンの従姉弟のセヨンへの親し気な態度にやきもちを焼く。第4話まででは破談になった理由は明かされておらず、セヨンに近づくのが本心からの恋心なのか、それとも何か秘密があるのか?美男子で気品ある風貌が感じられるが、時折見せる冷たい表情や意味ありげなセリフに今後の展開が気になる。ドンジェがセヨンと長男セジュンのどちらにつくかでホテル「楽園」の売却の成否が決まりそうだが…。
★クォン・サンウ(1976年8月5日生)
今更説明もいらないだろう韓国を代表するスター俳優の一人だ。ハ・ジウォンとは2004年の映画『恋する神父』以来の再演とあって、撮影でも和気あいあいの様子。このところ映画に軸足を置いていたクォン・サンウ。映画で見せたコミカル演技を新作「危機のX」で披露したが、本作では久々の御曹司役を最高にカッコよく演じている。
※主な出演作
「天国の階段」(SBS /2003)、「野王~愛と欲望の果て~」(SBS /2013)、「推理の女王」シリーズ(KBS 2017他)、『探偵なふたり』シリーズ(映画 /2015他)、『鬼手』(映画 /2019)、『ヒットマン エージェント:ジュン』 ほか


■ソ・ユニ役
ジェホンの舞台仲間。“偽ムンソンなりすまし”において頼もしい助っ人。ムンソンの妻ジンスクとして共にグムスンの屋敷に乗り込む。弁護士の母、歯科医の父という専門職エリート夫婦の一人娘だが、ジェホンは彼女の正体を知らない。優秀な彼女のリサーチ力と機転で、正体がバレそうになるジェホンのピンチを救う。だが、心配なのは韓国の狭いエリート社会。いつか彼女の正体がバレる可能性は大!そのとき、ジェホンはどうするのか?
★チョン・ジソ(1999年 9月17日 生)
中学ごろまでフィギュアスケート選手だったが、2012年にドラマ「メイクイーン」で芸能界デビュー。世界のドラマファンから愛されている童顔女優チャン・ナラに似た愛くるしいルックスと秀でた演技力で、ネットでは“第2のチャン・ナラ”と呼ばれている若手女優だ。
※主な代表作
「メイクイーン」(MBC /2012)、「イミテーション」(KBS /2021/ABEMA独占)、『パラサイト 半地下の家族』 ほか


■ユン・ジョンスク役
グムスンの屋敷の唯一の家政婦。元はホテルで働くハウスキーパー。ホテルを運営する人間として自分のために家政婦を雇うことに抵抗があったグムスンだが、ジョンスクとの縁だけは大切にしたくて、唯一の家政婦としてグムスン一家の切り盛りを任せている。
★ペ・ヘソン(1974年5月8日生)
1995年(21歳)ミュージカル『風と共に去りぬ』でデビュー。ここ数年、Netlixで独占配信されている人気作品に引っ張りだこの演技派女優。
※主な代表作
「ハイバイママ!」(tvN /2020/Netflixシリーズ)、「サイコだけど大丈夫」(tvN /2020/Netflixシリーズ)、「海街チャチャチャ」(tvN /2021/Netflixシリーズ) ほか。


他にも、韓ドラファンおなじみの演技派俳優総出演!

ホテル「楽園」のマネージャーでセヨンの右腕、かつ姉のような存在ホン・ラギョン役を「社内お見合い」「還魂」、「推理の女王」シリーズではクォン・サンウを共演したキム・ヒョンスクが演じている。
また、「再婚ゲーム」「スノードロップ」のチョン・ユジンがセヨンの友人ソン・ヒョジン役で、ホテル「楽園」の専務理事キム・スンド役で「椿の花咲く頃」や「恋慕」に出演したソン・ジョンハク、サンチョルの依頼を受けてグムスンの孫ムンソンを探す興信所を運営する元刑事チャン・テジュ役をカン・ハヌルが特別出演した「王女ピョンガン」のハン・ジェヨンが演じる。
他にも、グムスンの主治医役で「ハンムラビ法廷」でソン・ドンイルと共演し、「ロースクール」「雲が描いた月明り」などに出演した韓ドラに欠かせないアン・ネサンが特特別出演しているのも韓ドラファンには見逃せないキャスティングだ。

第4話までで物語前段が終わり、いよいよ地上最大の詐欺劇が始まる第5話は明日、KBS2で放送、プライムビデオで独占配信する。

韓ドラファンが唸るキャスティングを配してスタートした「カーテンコール」の第1話~第4話のあらすじはこちらでまとめている。

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kandoratop【作品詳細】【「カーテンコール」を2倍楽しむ】