最終回は15分拡大!「鎌倉殿の13人」第48話”義時”小栗旬に衝撃ラストが!第47話ネタバレあらすじ

2022年12月12日11時15分ドラマ
©NHK

12月11日(日)に放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)第47話「ある朝敵、ある演説」小池栄子の名演説にSNSが感涙!最終回・12月18日(日)放送の第48話「報いの時」で“義時”小栗旬に衝撃の結末が待ち受ける!予告動画は番組公式サイトで公開、NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信中。



12月11日放送の第47話では、後鳥羽上皇(尾上松也)が義時追討の院宣を下し、鎌倉のために死を覚悟した北条義時(小栗旬)を守るため、政子(小池栄子)が御家人たちを奮い立たせる名演説を披露し感動を呼んだ。憎まれ役に徹してきた義時がついに朝敵となる中、姉の演説、それを後押しする息子の姿に涙を見せる義時。政子の言葉を受けたかといって、御家人たちが命懸けで自分を守ろうとしてくれるとは露ほど思っていなかった義時が、感涙して顔を上げると、立派に成長した泰時(坂口健太郎)の背中が。台詞は少なくても登場人物の心情が伝わる演出に、「小栗旬の涙にやられてしまった」「黙って息子の背中を見る義時に泣かされた」などの声が寄せられた。

そして、視聴者の心をわし掴みにしたのは小池栄子演じる政子の演説。伊豆の小さな豪族の行き遅れと言われた政子だが、頼朝の妻、鎌倉殿の母として繰り返される悲劇を見てきた彼女。御家人たちを操ろうとする上皇の思惑を逆手にとり、「馬鹿にするな」と坂東武者のプライドを鼓舞する理由にすり替えた名演説を抜群の説得力で演じた小池栄子の演技に「この物語を1年かけて描いてきた北条政子、小池栄子さん素晴らしかった。」「小池栄子さん最高にかっこいい!」と称賛の声が集まった。

そして12月18日放送の最終回・第48話は15分拡大版。いよいよ鎌倉幕府と朝廷の戦い、承久の乱が描かれる。サブタイトルの「報いの時」と、予告映像では「鎌倉の命運、お前に託した」という台詞に被せるように剣を抜く義時の姿。時代は義時から泰時へ移る中、視聴者たちも見て来た義時の悪行への報いが最終回で集約されるのか。

10月9日に放送されたトーク特番「『鎌倉殿の13人』応援感謝!ウラ話トークSP~そしてクライマックスへ~」で三谷幸喜は「彼(義時)なりの最期というものをきちんと描くべきなんじゃないかという感じがしての最終回」と語り、“大河ドラマではあんまりない主人公のラストシーン”に小栗旬も小池栄子も「ヤバっと思った」「最終回を台無しにするわけにはいかない」と緊張を覗かせていた。そしてついに迎える最終回。果たしてどんなラストが待ち受けているのか楽しみに待ちたい。

■のえ・菊地凛子に注目
最終回を前に気になる登場人物が話題を呼んでいる。義時の3番目の妻・のえだ。国際派女優菊地凛子を配役しながら、愛嬌はあってもどこか思慮に欠けるのえは、京への憧れや息子を北条家の跡取りにすることに躍起になっても物語を動かすほどの働きはいまだにない。宮沢りえが演じた強欲で頭が切れるりくとは違い、政治に疎く、その態度は時折義時を苛立たせてきた。しかし、第47話で兄・伊賀光季が討たれ、さらに義時が泰時に跡を継がせることを立ち聞きしていた時ののえは、義時を睨みつけ、鬼の様な形相を披露し視聴者を驚かせた。

身の上に降りかかる不運を「誰かのせい」にしてしまうことで愛嬌を失くしていくのえの容赦ない描写にSNSでは「これは何かやるな?な菊地凛子さんうまいなぁ」「のえさん、最終回が不穏でしかない」などの声が持ち上がった。さらに、のえの息子、政村は山本耕史演じる三浦義村が烏帽子親となり“村”の字をもらった深い仲。三浦義村と言えば義時の親友でありながら、北条を貶めようと虎視眈々とそのチャンスを狙う登場人物のひとり。最終回に向け、義時の最期にのえと義村が何か仕掛けるか。これまで上総広常(佐藤浩市)、善児(梶原善)をはじめ退場を控えた登場人物にスポットライトを当て、有終の美を飾らせてきた三谷脚本。第47話で希望を見た義時に待っているラストを考えると、最終回への期待は高まる。

■前回(第47話)ネタバレあらすじ
実衣(宮澤エマ)は出家し、政子と一緒に鎌倉を支えることとなった。実衣は自分を殺そうとした義時を責めるが、政子にたしなめられる。そんな中、鎌倉殿が三寅に決まったことから源氏の末流・源頼茂が謀反を働き内裏に火を放つ事件が起こる。修復にかかる費用は莫大なものとなるが、後鳥羽上皇は内裏再建の費用を御家人たちから捻出しようと命を下す。義時が反対することを予測していた後鳥羽上皇は、このことで御家人との対立が生まれ、義時を孤立させることが狙いだった。

上皇の予想通り、義時は後鳥羽上皇からの取り立てに応じることはしなかった。政子も、火事が多い鎌倉を立て直すことを優先させ、上皇の要求を先送りする決断をする。その為、上皇と執権の板挟みになった御家人たちからは不満が上がった。そして上皇は、京にいる三浦義村の弟・胤義(岸田タツヤ)と、直接上皇とやり取りする御家人には取り立てを免除することを約束。さらに慈円僧正(山寺宏一)に呪詛を依頼するが、義時なくして政は立ちいかないと主張する慈円だったが、上皇は聞く耳を持たなかった。

一方、息子・政村(新原泰佑)に義時の跡を継がせたいのえは政子に話を持ち掛けるが、取り合ってはくれなかった。そんな中、三寅の着袴の儀が執り行われた。義時が三寅に袴をつけることで、最高指導者であることを御家人たちに改めて見せつけた。その頃、京では義時を調復するための祈祷が行われている。そして後鳥羽上皇は秀康(星智也)に命じ、胤義にのえの兄、義時の義兄となる伊賀光季を討ち取らせるようとする。後鳥羽上皇は、「これにより、北条討伐ののろしとする。皆にそう伝えよ」と宣言した。

承久3年(1221年)5月15日、京都守護が官軍に襲撃され、伊賀光季が討ち取られた。鎌倉では義村宛に「義時追討」の院宣が届けられる。上皇が挙兵したことはすぐに義時が知るところとなり、御所に呼び出された義村はすぐに自分のところに院宣がきたことを明かした。義時は時房(瀬戸康史)と泰時を呼び出し、上皇が出した8名の御家人に宛てた院宣を見せ、泰時に跡目を譲ることを明かした。義時は引退することで鎌倉を守ろうとしたが、泰時は官軍と戦う姿勢を示す。しかし、義時は自分に向けられた追討なので、戦を避けるためには自分の命と引き換えにするしかないと考えていた。

義時は鎌倉を守るため、京へ行く決意をする。実衣も政子も反対する中、義時はこれまでの人生を悔やむことはない。自分へ不満を持つ御家人も多いため、これが良いころ合いだと話した。政子が引き留める中、「もとはと言えば、伊豆の片田舎の小さな豪族の次男坊が、その名を上皇様が口にされるとは。それどころか私を討伐するよう兵を差し向けようとされている。征夷大将軍・源頼朝と並んだのです。北条四郎の小倅が。面白き人生でございました。」と言い残しその場を去った。義時を守るため、政子は大江広元(栗原英雄)に頼んで御家人の前で行う演説文を書いてもらった。

そして義時は御家人を集め、彼らの前で京へ行くことを宣言しようとした時、政子が現われ義時を下がらせ、大江が書いた文を読み始めた。「頼朝さまが朝敵を討ち果たし、関東を治めてこのかた、その恩は山よりも高く、海よりも・・・」と読むのを途中でやめ、上皇が狙っているのは執権義時の首であること、そして義時が鎌倉を守るために命を差し出そうとしていることを語った。そして、執権を憎む人が多いのは知っているし、それだけのことを義時はしてきたが、一度たりとも私欲に走ったことはないと熱弁した。

政子は「鎌倉始まって以来の危機を前にして選ぶ道は2つ。ここで上皇様に従って未来永劫、西の言いなりになるか、戦って坂東武者の世をつくるか。速やかに上皇様を惑わす奸賊どもを討ち果たし、三代にわたる源氏の遺跡を守り抜くのです。向こうはあなたたちが戦を避けるために執権の首を差し出すと思っている。ばかにするな。そんな卑怯者はこの坂東には一人もいない。そのことを上皇様に教えてやりましょう」と言って御家人たちを鼓舞した。政子の言葉に御家人たちが雄叫びを上げるのを見て、泰時は「執権殿のもと、敵を打ち払う。ここにいる者たちはみな、その想いです。」と義時に告げた。沸き立つ御家人を前に、義時は目に涙を浮かべるのだった。

■第48話「報いの時」あらすじ
反目する義時を討ち取るため、義時追討の宣旨を出し、兵を挙げた後鳥羽上皇。これに対し、政子の言葉で奮起し徹底抗戦を選んだ幕府は、大江広元や三善康信の忠言を聞き入れ速やかに京へ派兵することになる。泰時、平盛綱(きづき)らが先発隊として向かい、時房らが後に続く。そんな中、三浦義村は朝廷と繋がっている弟・胤義を・・・

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第48話は12月18日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/坂口健太郎/瀬戸康史/尾上松也/山本耕史/菊地凛子/小池栄子ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kamakura13」。第48話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

【大河ドラマ】【「鎌倉殿の13人」関連記事】

【2022年秋ドラマ一覧】