テレビ愛知「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」(全28話)第21-最終回:チョン・イルとユリが選んだ道は?
“時代劇のプリンス”チョン・イルד時代劇初”の”ユリ(少女時代)共演の「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」(全28話)がテレビ愛知にて放送中!1月11日からはバウの元妻フナムが現れ、スギョンはバウのためにある決心をする。第21話~第28話のあらすじを紹介、YouTubeにて予告動画が公開中だ。
※2024年1月24日からは、ハ・ジウォン、チュ・ジンモ、チ・チャンウク共演で14世紀、モンゴル帝国の中国領だった元に服属していた朝鮮半島の王国・高麗(コリョ)時代を舞台に、元への貢女(高麗が貢ぎ物として元に差し出した女性)という境遇から皇后にまで上り詰めた女性、奇皇后の壮絶な生涯を描いた作品「奇皇后」を放送する。
「ポッサム‐運命を盗む」は17世紀、朝鮮王朝を舞台に、誘拐を装い寡婦を再婚させる風習“ポッサム”により、人違いでさらわれた王女とワケありの盗人との奇妙な出会いが歴史の歯車を大きく動かすロマンス時代劇。【「ポッサム」を2倍楽しむ】では各話のネタバレあらすじと見どころ、時代背景や実在人物紹介、4つの見どころなどまとめている。
■キャスト⇒メインキャスト紹介
バウ役:チョン・イル
ファイン翁主スギョン役:クォン・ユリ(少女時代)
イ・デヨプ役:シン・ヒョンス
朝鮮第15代国王・光海君役:キム・テウ
イ・イチョム役:イ・ジェヨン
ほか
■第21話
バウの留守中に、突然チャドルの実母が姿を見せる。自分は両班の家系だと名乗ってバウの母と妹を丸め込み、正妻として居座ろうとしていた。一方バウとデヨプは、北方で明の将軍・毛文龍(もうぶんりゅう)に捕らえられていた。光海君が自分たちを見捨てる決定をしたと聞き、バウとデヨプは明軍から脱走。イチョムが送り込んだ刺客に狙撃されながら逃亡するが…。
やりたい放題のフナム。チュンベとチョ尚宮の会話から彼女とバウの出会いからバウの友人との駆け落ちした経緯まで分かる。 この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識は21話ネタバレで。
■第22話
バウとデヨプは明の軍服を着て逃亡していたため、今度は後金(こうきん)に捕らわれてしまう。バウは解放されるが、毛文龍への密書を持っており、左議政の息子だと名乗ったデヨプは処刑されることに。バウは後金の将軍に、「重臣の息子であるデヨプを殺せば朝鮮と戦争になる、朝鮮国王は戦争を望んでいない」と説く。そのおかげでデヨプも解放され、2人は都に戻るが…。
今回もスギョンがバウを救う。差し入れのおにぎりから始まるバウの脱走劇。果たしてスギョンの手紙を受け取り、脱獄の手引きをするのは誰か?敵対しながらも事が起こると協力し合うバウとデヨプ。前回から引き続き、お互い命がけで相手を助けようとする友情と呼べない2人の関係が胸を熱くする。最終回に向けて2人の関係がどうなっていくのか? ※この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識は22話ネタバレで。
■第23話
屋敷に帰り、元妻が舞い戻ったことを知ったバウは、彼女を追い出そうとする。両班だと名乗る元妻を擁護する母に対し、バウは仕方なくスギョンが翁主だと告げる。バウの母がスギョンを認めたことで進退窮まった元妻は、スギョンが生きていることを知らないイチョムのもとに駆け込む。その後、バウの屋敷に現れたイチョム。スギョンは堂々とイチョムの前に姿を現し…。
帰宅したバウを喜びの涙で迎えるスギョン。スギョンのおかげで生きて帰ってこられたと優しく抱き締めるバウ。元妻フナムを追い出そうとするが、スギョンが王女(翁主)と知ってしまったフナムを不用意に追い出すこともできない。また、母ハン氏はなおも両班の血筋にこだわっている。バウはついに、スギョンが王族だと打ち明ける。イ・イチョムのことを義父(シアボジ)と呼んでいたスギョンが、ここで初めて“左議政様”と呼んだことで、スギョンの覚悟が見て取れる。一方、バウの母ハン氏はスギョンと仲の良い嫁姑関係を築いている。 ※この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識は23話ネタバレで。
■第24話
デヨプは叔母ヘインダン・イ氏から、スギョンへの想いを断ち切るよう説得されるが、そばで見守るだけでいいと自らの心情を吐露する。一方、光海君との共存は不可能と判断し、反乱への動きを加速するイチョム。大北派を中心に仲間を集め、ついには王の廃位を目指す連判状に署名させる。これを知ったデヨプは、イチョムの部屋へ忍び込み連判状を持ち出そうとするが…。
イチョムが王に推戴しようと考えている人物は誰なのか?そしていつもデヨプの味方でいてくれる叔母・海印堂イ氏が、ことスギョンに関してだけは「結ばれてはいけない仲」と反対するのはなぜなのか?喧嘩中のチュンベとチョ尚宮が、なんと桜の樹の下で結ばれる。感涙必死の仲直りのきっかけは?チュンベ一世一代の求婚をお聞き逃しなく。 ※この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識は24話ネタバレで。
■第25話
デヨプの出生の秘密が明かされる。光海君の兄であり、王位を争って殺された臨海君(イメグン)とヘインダン・イ氏の子だったのだ。光海君を廃し自ら王位につくようデヨプを説得するイチョム。王位につけばスギョンが手に入るとささやくイチョムの言葉に、デヨプは動揺するが…。一方、バウとスギョンは誰も参列者のいない2人だけの婚礼を挙げ、正式に夫婦となる。
デヨプの出生の秘密を明かした後、イチョムの言葉遣いや態度が急変。兄たちには優し母から疎まれ、これまで自分を守ってくれたと信じていた父も親心ではなく、いつか自分を利用しようとしていたと知ったデヨプの訴えが胸に迫る。バウとスギョンの2人だけの慎ましい婚礼。特にスギョン役ユリの丁寧なお辞儀(クンジョル=큰절)の姿勢が気品に満ちて美しい。 ※この回の詳しいあらすじと見どころは25話ネタバレで。
■第26話
バウより一足早く先王毒殺に関与した王宮の料理人を確保したイチョムは御前に参上する。料理人を始末したい光海君は、イチョムに言われるがままにバウの身分回復を取り消す。一方、イチョムの襲撃から逃れるため、叔母であり先王の妃・仁穆大妃(インモクテビ)が幽閉される西宮(ソグン)への逃げ込みを図るバウとスギョン。スギョンが護衛兵に捕まりそうになるが…。
この回、話題に上る癸丑獄事(チュクオクサ)とは、1613年、光海君を後押しした大北派が、王権を脅かす永昌大君らを亡き者にし、対立する西人派に謀反の濡れ衣を着せて一掃した。詳しくは時代背景②で。 ※この回の詳しいあらすじと見どころ、“毛文龍”などの豆知識は26話ネタバレで。
■第27話
王宮に宮女として匿われたスギョンは、ユン氏にバウのことを話して穏やかなひとときを過ごす。一方、スギョンを救うためデヨプに助けを求めたバウ。ヘインダン・イ氏から臨海君を毒殺したのはイチョムだと告げられたデヨプは、バウに協力する決心をする。その後、バウとデヨプは大北派の武器の集結所を爆破。イチョムはデヨプを従わせるべく、スギョンを利用して…。
バウとスギョンのロマンス史劇と思って視聴を始めたが、バウが吹き飛ばされる迫力の爆破シーンや仁祖反正まで描かれる本作。甘々だけでなない。果たして残り1話で王の交代、そして主役カップルのロマンスはどう描かれるのか? ※この回の詳しいあらすじと見どころ、“毛文龍”などの豆知識は27話ネタバレで。
■第28話(最終回)
スギョンを救うべく、バウは西人派の反乱に協力することに。反乱で光海君が廃されるため、自らの運命も変わると覚悟するスギョン。光海君はバウを王宮に呼び、必ずイチョムの反乱を阻止し、スギョンを守ってくれと頼む。その後、王宮に西人派の兵士たちが殺到。光海君は廃され綾陽君(ヌンヤングン)が王位についた。廃王の娘となったスギョンは出家を決意するが…。
綾陽君の反正。これが1623年 4月11日 に発生した「仁祖反正」。詳しくは「屈辱の王・仁祖と朝鮮王朝中期を考える」で解説。イチョムの前でデヨプを“友”と呼んだバウ。男の友情に泣かされた本作だが、肉親以上の絆で結ばれたスギョンとチョ尚宮にも号泣させられる。王女スギョンが乳母チョ尚宮にこれまでの感謝の気持ちをどんな姿で現すのか。お見逃しなく。いろんな見せ場のあった最終回。ラストの最高のロマンチックなエンディングはドラマで確認しよう。 ※この回の詳しいあらすじと見どころは28話(最終回)ネタバレで。
※ドラマのその後の歴史、後に続くドラマについては⇒最終回考で。
◇テレビ愛知「ポッサム」ページ
2023年12月8日-2024年1月23日 月~金9:30-10:30
◇YouTube予告動画
【作品詳細】【「ポッサム‐運命を盗む」を2倍楽しむ】