テレ東「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」(全30話)第17-18話:ナ・イヌが剣を握る理由と守護石の誓い

03月15日08時00分ドラマ
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亡き父オ将軍(カン・ハヌル)の遺言の意味を知ったタル(ナ・イヌ)は愛する人を守るために剣を握ると決める!テレビ東京にて3月18日(月)から放送の「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」(全30話)第17話と第18話のあらすじと見どころを紹介する。YouTubeにて予告動画が視聴できる。



「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」は、三国時代の高句麗(コグリョ)を舞台に、国を守るために戦う王女と純朴な青年の真実の愛の物語。時代背景やドラマの5つの見どころ、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)と見どころ、豆知識などは【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】でまとめている。

※以下、全22話版で紹介したあらすじと見どころをリライトしたものです。あらすじなど前後することもありますが、放送後に調整いたします。この回の完全ネタバレは全22話版の13話から14話冒頭まで

■キャスト
【相関図】メインキャスト徹底紹介脇役紹介
ピョンガン/ヨム・ガジン[カジン]:キム・ソヒョン
オン・ダル[タル]:ナ・イヌ
コ・ゴン[コン]:イ・ジフン
へ・モヨン:チェ・ユファ
オン・ヒョプ:カン・ハヌル<特別出演>
 ほか

※カジンをピョンガン、または王女と表記。

■第17話
危機にさらされたピョンガンと養母サ氏夫人の前にタルガ現れる。邪念のなくなったタルは驚くほど強くなっていたが、人を殺してしまったという苦しみにさいなまれる。時がたつほどに人を殺めたことに苦しむタル。ピョンガンは「苦しむならタルはやめてもいい」と抱きしめる。

その頃、コンは薬草店にいた。王宮での騒動がヒョン妃の懐妊儀式のためと知っているモヨンを見て、占い師を仲介したのが彼女だと確信する。酒を前に真実ゲームをする。「私を好きなのか?」と質問し、モヨンはこれを否定して罰酒を飲む。今度はモヨンが「コウォン太子の師匠と親衛隊長になったのは、王女のためで、今も王女を待っているのか」と聞くと、「他の男と結婚した女を待つわけがない」と軽く流し罰酒を飲むコン。いよいよコンが「いつから新羅の密偵になったのか?」と尋ねる。モヨンが答える前にコ・サンチョル(ユン・ジュマン)が重傷を負ったという知らせが入る。父が自分に黙ってピョンガンを暗殺しようとしたと察したコンは、モヨンに見張りをつけて屋敷に戻り、父を責める。

ウォンピョは「軍を作って武器まで準備している順奴部の討伐」を王に願いでる。部族長会議でも同意するが、王は「王女まで逆賊扱いするのか!」と不快感をあらわにし、今後、討伐や逆謀を口にするものを一人残らず処刑するようコンに命じる。

ピョンガンは、ウォンピョによる襲撃と今後順奴部を逆賊にしたてて討伐軍を送るかもしれないとサ・ウナム村長に報告する。これを予想していた村長は全国の順奴部に密書を送っていた。そして襲撃に備えて村人全員で動き出すが、その中にタルはいない。

オン将軍がタルに剣を握らせたくなかったのにはタルの母の死があった。オン将軍は、大義のために妻を死なせたしまった後悔から「タルに剣を握らせるな」の遺言したのだ。だがそれは「大義や名分など大事ではない。命がけで守るべき人、その一人のために剣を握れ」という意味だった。少年タルが折れた宝剣を埋めたのは亡き母の墓の前だった。サ氏夫人と村長からこれを聞いたピョンガンがタルにこれを教える。

母の墓前に立つタルは「準備ができたか!」という亡き父の声を聞き、「私の愛する人を守ります」と答えた。そsて埋めた宝剣を掘り出しし「やっと剣を握る理由が分かった」と愛するピョンガンに伝える。

王に飲ませる毒薬を作れとウォンピョに脅されたモヨン。コンからも王女の順奴部再建計画の内容と王女を助ける理由を話せと脅される。父子から脅されたモヨンは、毒薬を作るべきか殺されるべきか、どちらを選べばいいのかとコンに答えを求める。そんな中、王が食事中に吐いて倒れる。チン王妃はトゥ・ジュンソの占いの腕が確かだと知り、彼の神通力にあやかろうとする。

タルを苦しめていると悩むピョンガンにウォルガン和尚は「心配なのはタルではなく王女の中にある迷いだ」と教える。ピョンガンは自らの迷いを払うために、タルと真剣での勝負を挑み、タルを利用し心も山も奪ったと告白するピョンガンに、「それでも一緒にいたい。俺がお前を選んだ」とピョンガンの剣を払いのけ、「私の妻を失いはしない」と抱きしめて約束の口づけをする。その夜、ピョンガンは、母が残してくれた守護石の片方を夫婦の証としてタルの腕に巻き、2人は誓の口づけを交わす。

■見どころ
オン・ヒョプ将軍を苦しめた鮮血に染まる人生を歩きはじめるタル。戦いの後のタルの涙が悲しい。心優しいタルはそれでも自分が殺した兵たちを弔ってやった。この優しさが今後もタルを苦しめる。そして、剣を握る理由を見つけるシーンで、オン将軍役でカン・ハヌルが登場するのでお見逃しなく。

崖の上でのピョンガンとタルとの本音をぶつけ合いながらの真剣勝負の迫力に圧倒される。心を決めたタルはもはや無敵の強さだ。



■第18話
コンはモヨンに解毒薬を作るよう命じ、モヨンはそれをトゥ・ジュンソに渡していた。トゥ・ジュンソはそれを使って危篤状態から王を助ける。ウォンピョの怒りを買い逃げようとするモヨン。

王毒殺に失敗しウォンピョは、今度は兵権委任を得ようと、病床の王に代わって太子に願い出る。太子はこれを認めず断固拒絶する。兵権委任にも失敗したウォンピョは、すでに桂婁部の私兵を先発隊として幽霊谷に送っていた。

襲撃に備えるピョンガンの元に順奴部の武将たちが集まる。だが、周辺を見張っていたプンゲとチンたちが先発隊に捕らわれてしまう。

深夜、そっと高句麗を発とうとしたモヨンを引き留めるコン。「これ以上利用されたくない」というモヨンに、「それならお前が奪えばいい」コン。そんなコンを試すように、ピョンガンが窮地にあることを教えると、コンは血相を変えて父ウォンピョの元へ。

父が謀反を起こそうとしていることを知ったコンは、「一族の嫡男として、王女を手に入れろ」という父の命令に従い、夜明けとともに桂婁部の私兵を率いて順奴部討伐に向かう。

その頃、ピョンガンは人質解放のために単身で先発隊の元へ乗り込でいた。軍を率いてやってきたコンは、王女を説得しようとするができない。そこで「王が危篤だ」とピョンガンを揺さぶる。自分が王宮に戻った後、順奴部を皆殺しにする魂胆を見抜くピョンガンは、「自分だけを殺せ」とコンに迫る。その時、ピョンガンと引き換えに解放されたプンゲから事情を聞いたタルが駆けつける。養母サ氏夫人が傷つけられたことでも怒りが収まらないタル。そこに、北周軍侵攻の知らせが入る。コンは王自らが出征する、と教えるが、それでもピョンガンは王宮に戻ると言わず、コンはひとまず都に引き揚げる。

北周(※)5万の兵が攻め込み白厳城が陥落させられ、北周軍主力部隊がさらに南下中。長引けば不利になると考えた平原王は、官軍に加えて貴族勢力である諸加会議の私兵も総動員して出兵する王命を下す。

※北周については、22話版の14話で説明

自ら兵を率いて出陣する王。ウォン太子も共に戦うことを決意する。病み上がりの王を心配しながらも、太子が戦死すれば我が子コンム王子の王座が回ると、ほくそ笑むチン王妃。部族長たちも私兵を率いて出陣し、ウォンピョは戻ってきた息子コンに出陣を命じる。戦争で国防が手薄になることで新羅からの侵攻を心配するコンは、モヨンに「北周と戦っている間も高句麗は新羅との国防を緩めないので、うかつに国境を討つべきではない」と新羅へ偽の密書を出すよう命じる。嘘だと知られればモヨンの命はない。

幽霊谷。タルと共に村に戻ったピョンガンは「順奴部族の復権のために、出陣して手柄を上げよう」とサ・ウナム村長たちに提案する。兵の準備をするピョンガンだが、タルにとっては国を守ることには興味がない。オン将軍ならきっと戦った」とピョンガンに説得されたタルは、修復された亡き父オン将軍の宝剣を持って養母サ氏夫人に出陣の報告をする。サ氏夫人は、オン将軍が守ってくれるはずと形見の鎧を渡す。

■見どころ
山頂での、ピョンガンとタルとの本音をぶつけ合いながらの真剣勝負の迫力に圧倒される。心を決めたタルはもはや無敵の強さのようだ。

コンのためにわざと王毒殺に失敗したモヨン。モヨンの流した涙はコンへの愛、その涙をぬぐったコンの指に愛は込められているのか?揺るぎない主人王カップルのロマンスの裏で、計算づくの二番手カップルのロマンスも気になる。そしても一つのロマンス。プンゲのタラ・ジンへの想いも膨らんできたようだ。

テレ東「王女ピョンガン」番組サイト
 2024年2月23日スタート 月~金8:15~9:11
Youtube予告動画

【作品詳細】【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】
kandoratop