BS朝日「太宗イ・バンウォン~龍の国~」第25話・第26話のあらすじを解説付きでサクッと紹介(全36話)

06月25日13時50分ドラマ
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妻ミン氏(パク・ジニ)と険悪な状態のまま王イ・バンウォン(チュ・サンウク)は新たな王妃を迎えるのか…BS朝日で放送中の「太宗イ・バンウォン~龍の国~」は、チュ・サンウク主演韓国ドラマの第25話と第26話のあらすじを紹介する。予告動画はYouTubeにて視聴できる。(ネタバレあり)

「太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~」は、朝鮮王朝の第三代王・太宗イ・バンウォンの生涯を描いた歴史ドラマである。【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】では、全話あらすじ(ネタバレありとなし)、時代背景やキャストの魅力なとまとめているので、視聴の参考にされたい。



※なお、時代劇になれていない方は、ドラマ視聴の前に【エピソード0:時代背景と見どころ】【どこよりも詳しい!登場人物・キャスト紹介】を一読しておくと、迷わずに視聴できる。
また、今回紹介する第25話と第26話の完全ネタバレは【22話詳細後半】【24話詳細冒頭まで/全32話版】で。

なお、夫婦喧嘩の火種にもなる「私兵撤廃」。元は鄭道伝(チョン・ドジョン)が推し進めようとした政策。だが2人の目指した政治はまるで違う。鄭道伝は賢明な宰相が国政を率いる臣下の国「宰相政治」を目指し、バンウォンは「王が中心となる社会」を望んでいた。そのためにも太宗は、外戚の権力を分散させようと、側室を9人も娶るのだった。果たしてドラマではこれをどのように描くのか…。

■キャスト
イ・バンウォン(太宗)役:チュ・サンウク
イ・ソンゲ(太祖)役:キム・ヨンチョル
元敬王后ミン氏役:パク・ジニ
神徳王后カン氏:イェ・ジウォン
イ・バンウ役:オム・ヒョソプ
 ほか

■第25話
なんとしてもミン氏を臣下にするつもりの王バンウォンは、夫婦の争いに子供たちを巻き込むなとだけ忠告する。

バンウォンが予想した通り、ミン氏を王妃に冊封すべきという上奏が全国から上がってくる。仕方なく認める王だが…。ミン氏は母ソン氏がつけてくれた料理上手の下女を連れて正式に王妃・元敬王后(ウォンギョンワンウ)として入宮する。だがその日、王は王妃ではなく宮女を寝所に入れ、その後も他の宮女を寝室にいれ王妃を拒み続ける。宮女3人を側室に迎えた。

ミン家ではミン氏の不当な扱いに憤慨する。だが、王妃ミン氏はそれが王のやり方と悟っており、父ミン・ジェに近くある科挙で弟子をたくさん合格させ、家門の者で朝廷を埋め尽すよう伝える。ところが王は、ミン氏が連れてきた下女まで寝所に入れる。これに怒ったミン氏は王の寝殿に乗り込むが寝室の扉を開けることはできなかった。

その頃、これまで息子たちに軽率な行動に出るなと戒めていたミン・ジェだったが、儒生を動かして夜ごと異なる宮女を寝室に入れることを批判する集団上奏を上げるよう手を回す。義父ミン・ジェ疑う王は、代表者を拷問させ、背後を突き止めるよう指示する。一方で配流したチョ・ヨンムに、もう一度チャンスを与えるために漢陽に連行するように命じる。ミン氏は王の寵愛(承恩)を受けた下女を実家に帰らせるよう命じる。下女は雨の中一晩中許しを求めて土下座し、尚宮はそのまま放置し死にそうになる。

拷問を受けた代表者はミン・ジェからの指示と白状し、王はミン・ジェを司憲府に送るよう指示する。そして中宮殿にいる宮女と侍女を全員追い出すよう命じ、王妃の身の回りは自分でさせよと命じる。そして新しい王妃を迎える準備をするよう命じる。

その頃、パク・ウン(イ・ヒョンギュン)は王命を受けてミン・ジェ(キム・ギュチョル)の逮捕に向かう。逮捕の理由を聞かされないままミン・ジェは司憲府に連行される。妻ソン氏(イ・ウンギョン)は、このことを王妃ミン氏(パク・ジニ)に知らせるよう息子を中宮殿に行かせる。
※司憲府(サホンブ):風紀の取締や監察を行っていた行政機関。

ミン・ジェの罪は儒生を動かして集団上奏を計画したこと。扇動者がミン・ジェの命令だと自白したのだ。ミン・ジェが罪を認めなければ鞠問を受けることになる。王がそこまでするのかと驚くミン・ジェ。さらに王が新たな王妃を迎えようとしているとも聞かされる。
※鞠問(クンムン):重罪人を王が自ら取り調べる

中宮殿に駆け付けたミン・ムグ(キム・テハン)は、中宮殿に誰もいないことに驚き、嘆く。父の逮捕を聞いても自分が王妃でいる間は大事にはならないと楽観的な姉に、王が新しい王妃を迎えいれる準備をしていること、王妃の地位が危ないことを伝える。

便殿では、王が承恩を受けた宮女を勝手に罰するような嫉妬深い王妃には内命婦※と外命婦※の長を任せられない、廃位の可能性もあると臣下たちに話していた。王妃が王に会いに来たと内官が伝える。臣下たちと政事を論じていると、引き下がらせようとするが、王妃は引き下がらず、押し問答に。臣下たちが配慮して席を外し、王妃が便殿に入って来る。

夜ごと宮女を寝所に連れ込むだけではなく嘉礼まで準備していることを非難する王妃。王宮の礼法に基づいて王妃や側室を迎えることのどこに問題があるのかと言い返す王。その言葉を聞いた王妃は「王になる前に、人になりなされ!」と声を荒げ、あっさり入宮を認めたのもこれが目的だったのかとにらみつける。バンウォンは子供たちに、しばらく王妃の元へ行くなと言い聞かせる。



■第26話
ハ・リュンが罪を認めないミン・ジェを説得に行く。今、王は必死でミン氏を手なずけようとしていると教える。いつかミン氏の家で育った王子が王位を継いだ時、ミン家の家門は誰にも止められなくなる。王はそれを案じている。家門が生きる道は一つ、権力への無欲を証明すべきだと話す。

下野したイ・ジランが太上王イ・ソンゲを訪ねる。息子と戦うことを辞めるよう説得を試みるが、イ・ソンゲは、恨みを晴らすまでは死ぬことができないと息子への憎しみを口にする。東北面ではチョ・サウィが同志を募って反乱の準備を進める。一方、王は流刑地から呼び寄せたチョ・ヨンムにもう一度チャンスを与え軍事担当の要職に就ける。

ミン・ジェは、家門と娘である王妃を守るために、自ら罪を認め、今後は弟子を持たず、政界から退くことを決意し、解放される。

胸騒ぎがしたイ・ファサンは父イ・ジランに会いに行く。粗末な暮らしをしてる父を心配し、漢陽に連れ戻すつもりだったが、朝目覚めたときには父の息はなかった。最愛の父を失くして号泣するファサン。

父王から母に会うことを禁じられていた王子たちがこっそり母に会いに行く。孤独な王妃は子供たちとの再会に喜ぶが、宮女が王命だと王子たちを連れ戻してしまう。さすがの王妃も息子たちまで取り上げられて嘆き悲しむ。

上王バングァ(キム・ミョンス)は、父の失敗を繰り返さないと言った弟バンウォンが、新しい王妃を迎えようとしていることを知り、自分たちと同じ苦しみを子供たちにあわせるのかと諫める。その夜、中宮殿で一人涙を流している王妃を見た王は、「強情を張るな。私もやめるから夫人もやめるのだ」と夫婦のいさかいに終止符を打つ。

翌日、嘉礼の中断を指示する王の元に、チョ・ヨンムがイ・ジランの訃報と東北面でチョ・サウィたちが兵士を集結させていると報告する。王はすぐに太上王の様子を調べるよう指示する。。

東北面でチョ・サウィ(チョン・ウィガプ)が兵士を集結させていると報告を受けた王イ・バンウォンが、太上王イ・ソンゲの様子を調べに行かせたときには、イ・ソンゲはすでに滞在していた寺を離れて反乱軍軍営に合流していた。イ・ソンゲは直接指揮を執り、明日、西北面と合流後、そのまま都城・漢陽に進軍する作戦を立てる。

BS朝日「太宗イ・バンウォン」番組サイト
 2025年4月3日スタート 木・12:00~(2話連続放送)
YouTube|予告動画

kandoratop【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】