【最終話】このラスト、あなたはどう見る?最終回の詳しいストーリーをご紹介「怪盗山猫」第10話 あらすじ-日本テレビ

2016年03月20日20時46分ドラマ

土曜ドラマ「怪盗山猫」最終話(3/18放送分)、衝撃の大どんでん返しのストーリーをご紹介!初回から猛スピードで駆け抜けた山猫(亀梨和也)たちの軌跡を振り返る!最終話で明かされた、結城の正体は?旧日本軍の隠し財産とは?そして、真央(広瀬すず)と里佳子(大塚寧々)は本当に死んでしまったのか?そしてそして、カメレオン・勝村(成宮寛貴)とさくら(菜々緒)の切ないラストや、関本(佐々木蔵之介)のおっちゃんも気になるところ!「怪盗山猫」最終話は公式サイトから無料配信中!さらに、huluでは全話配信中なのでそちらもチェックを。

山猫(亀梨和也)逮捕に燃えるさくら(菜々緒)は警備の許可を得るべく結城邸に来たのだが、結城邸のSPは警察の許可願を断る。その状況に困り果てるさくらを、さらに困らせる知らせが。なんと、関本(佐々木蔵之介)が公安に居たという記録が残っていなかったのだ。
犬井とさくらは公安の重要機密が保管されている警察歴史館へ探りに行くことに…。

緊迫感が増す状況。もちろん、山猫と関本も緊張の面持ちで勝負の日を待っている…かと思いきや、そこはこの二人。ストレイキャットとよく似た場所で、謎のラジオDJ遊びにいそしんでいた。
過去の山猫の行動を振り返りながら盛り上がる二人。結城天明の仮面は生命維持装置が取り付けられている、ということや、高松杏里(中村静香)の家系図を確認したり…と楽しむ二人となんだかんだこのノリにってしまう結菜(伊藤沙莉)。
そんな山猫の元に一本の電話がかかってくる。すると山猫と関本は動き出すのだが、この電話は果たして誰からかかってきた電話なのか…。

いよいよ迫る結城との最終対決。何とか結城邸に潜入することに成功した二人だが、関本の提案で、関本は結城の命を、山猫は隠し財産を狙うため二手に分かれることに。
関本はいち早く結城の元へ到着。“何の用だ?”と尋ねる結城に関本は…。
一方、山猫は導かれるようにある部屋へ。そこへ待ち受けていたのは、カメレオン・勝村(成宮寛貴)だった。銃を突きつける勝村に山猫はタバコを取り出し“一服していい?”と胡坐をかいてしまう。

二人はタバコを片手に、昔話に花を咲かせる。勝村がいつからカメレオンと気づいていたのか尋ねると山猫は、雑誌の記事を見たときからだと答える。山猫は、勝村の書いた雑誌の連載に“武士道”の一節があったことから彼を疑っていたのだ。あの武士道は、世間には出回っていない政府が発行していた機関誌の翻訳だったのだ。それを知っている勝村は、山猫と同じ側の人間、ということだという。
それでも山猫が勝村を野放しにしていた理由。山猫は“ただの暇つぶしだ”と告げるのだが、その真相は…?
“山猫が飼い猫より弱かったら笑えないだろ”と言う山猫に、勝村は自傷気味に笑い…。
ついに戦いを始めた二人。一進一退の戦い、しかし、山猫の一瞬の隙を突き、勝村が山猫に銃を突きつける。しかし、山猫はそんな状況でも余裕の表情。彼には、最強の切り札が居るのだ。
それは…。

“漏らしてねぇよ”“アイアイサー”

お馴染みの掛け声で鳴り出した不快な音。そこには、里佳子(大塚寧々)と真央(広瀬すず)の姿が。
実は、勝村によって火をつけられ、絶体絶命の二人を山猫から指示を受けた高松杏里が助け出していたのだ。
山猫によってわき腹を撃たれた勝村は自傷気味に笑い“大人になったあなたともっと早く会いたかった”と。少し前のような、確かにチーム山猫の一員だった、あの情けない勝村のような一言に山猫は“だっせーな”と笑い、その場を去るのだった。

そこへやってきたさくらは、勝村を見つけると駆け寄る。担架で運ばれていく勝村は“ずっと君をだましてた”と。さくらは“私男見る目無いんで。それに、違いますから。私が思っていた先輩とカメレオンは。容赦しませんよ”と気丈に振る舞うのだが、救急車で運ばれていった勝村を見送ってから涙が止まらない。

そのころやっとの思いで隠し金庫と思わしき所へたどり着いた山猫だったが、小部屋に閉じ込められ酸素を抜かれていってしまう。
いくら真央といえど、AI(人工知能)を搭載されたセキュリティに遠隔操作では打つ手がない。そこで真央は、里佳子と共に結城邸に入り込むことに。何とかたどり着いた警備室。真央はセキュリティを解除し、山猫は何とか助かり、謎の地下室へ。

やっとの思いでたどり着いた謎の地下室。そこに居たのは、例の仮面をかぶった謎の結城天明と思わしき男。山猫に1本の日本刀を差し出す。
本物の刀で対峙することになった二人。山猫が斬った仮面の下から現れたのは、見慣れた顔。関本だったのだ。
愕然とする山猫、そして警備室で見守る真央と里佳子。そんな様子に関本は笑い、警備室の扉が開く。その先に居たのは、結城の仮面。
里佳子がその仮面を持ち上げると、その先に居たのは、骸骨だったのだ。
…すでに結城の肉体は死に、今生きているのは、結城の知能だけだったのだ。そう、結城は人工知能となって生き続けていたのだ。

実は関本の素顔は、結城の思想に魅せられ、彼の右腕として働く手下。
結城の思想とは、この国の維持。改革なんて必要ない。今のこの状況を維持させることこそが正義という山猫とはやはり違ったもの。
関本は、“これまで山猫がしていたことは結城の思惑通り、山猫は常に結城の掌の上に居た。山猫は、自分の人生を狂わせた結城に一矢報いたかっただけだろう?”そう続ける。
ボロボロになりながらも“違う!”と叫ぶ山猫。
“何かを変えたいなら奪ってみろ。俺にその力を見せてみろ”関本の言葉に、山猫は叫び、関本の腹に日本刀を一突きしてしまう。人を殺さない。そんな山猫のポリシーが崩れた瞬間だった。

“山猫、お前はどこへ行く?”血を吐いて倒れた関本。
倒れた関本に“何もかも無駄だった…?”その言葉に呆然とし、日本刀を自らの首を切り落とそうとした山猫。そのとき、聞こえたのは真央の声。
“辞めろ!無駄なんかじゃない!”“お願い、届いてよ、私の声…”泣きながら叫ぶ真央。そのとき、警備室を叩く音が。それでも真央は何度も何度も“ありがとう”と伝えるのだった。

犬井の手により捕まった真央。急いで山猫が居る地下へ向かうと、そこには山猫も関本も居なかった。
“山猫は本当に居たんでしょうか?”呟くさくらに“居たよ。山猫はいた”犬井はぽつりとこぼすのだった。

一年後―
山猫の行方はおろか、関本も、病院を抜け出した勝村も見つかっていない。それでも何故かさくらや犬井の間には暖かい空気が流れていた。
その頃真央は、少年鑑別所を出所し、里佳子との久々の再開のため、ストレイキャットへ訪れていた。
あのころよりもずっともの悲しくなった室内。と、そこへもはや何の曲なのかわからないような、耳障りな歌と思わしき音が。懐かしい、まるで山猫の歌声だ。真央が音のする方を見れば、扉が開き…。
真っ白な光に照らされて、真央はニヤリと笑うのだった。

アッという間に最終話を迎えてしまった「怪盗山猫」。初回放送では、痛快ヒーローものだととらえる声が強かったが徐々にこれは大人向けの超骨太ドラマなのでは?という口コミが広がっていった。
土曜9時、家族そろって、というのには少し物語の複雑さや、仲間だと思っていた人の裏切りなど少々マイナス要素も見られたが、それでも多くのファンを魅了し、第9話までの平均視聴率は11.06%。2016年の冬期ドラマにおいて2番目の数字だった。
さらに、視聴者からの満足度は大変高く、続編への期待度も高い。
最終話まで大どんでん返しで視聴者を楽しませてくれた「怪盗山猫」。この先、続編発表という超大どんでん返しで視聴者を再び楽しませてくれる日が来ることが楽しみだ。

「怪盗山猫」最終話は現在公式サイトから無料配信中。さらに、huluでは全話配信中なので、こちらも要チェックを。

日本テレビ「怪盗 山猫」

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