【最終回ネタバレ】衝撃の伏線に絶賛の嵐!「俺の家の話」寿一から最後のメッセージ”家族を大切に”!

2021年03月27日10時50分ドラマ
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最終回にして衝撃の展開が待っていた!長瀬智也(TOKIO)主演、宮藤官九郎脚本のドラマ「俺の家の話」最終話は寿一(長瀬智也)の死がもたらした父・寿三郎(西田敏行)と家族の絆に涙腺崩壊、クドカンの敷いた伏線回収にネットが揺れた!3月26日(金)に放送された第10話のネタバレあらすじを紹介、最新話はTVerで無料配信、全話はParaviで配信中だ。



2021年1月22日に放送が開始され、視聴率は初回11.5%と2桁と好発進で始まり、その後は9.7%、8.9%、8.2%、9.7%、8.5%、9.3%、8.3%、7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と推移。気になる最終回の視聴率は週明けに発表となる。

冒頭15分、視聴者を驚かせる仕掛けが待っていた。いつもとかわならい観山家食卓の風景から始まり、すっかり元気になった寿三郎が機嫌よく寿一に話しかけるも、志田さくら(戸田恵梨香)や妹の舞(江口のりこ)、弟の踊介(永山絢斗)などは目線を落とし複雑な表情を浮かべる。寿一だけもらえないアイスクリームや、能の稽古中にも関らず寿限無(桐谷健太)に突然消される電気。どこか違和感を感じながら場面は新春能楽会へと進むが、そこに寿一は現れなかった。そこでなんと、寿一は覆面レスラー・スーパー世阿弥マシンとして出場した試合で事故に合い、亡くなっていたことが明かされた。

これを受けTwitterでは「待って、寿一がいない」「認知症が見せた幻?」と視聴者がざわつきはじめ、やっと全体像が見えてきたところで「すごい脚本」「衝撃しかない」「もう涙が止まらない」と大反響を見せ、放送中にも関らずトレンド1位を獲得した。第9話で寿一が寿三郎の為に準備した葬儀が寿一のものに代わり、第6話で行った家族旅行の写真が遺影に使われるなど怒涛の伏線回収に、ドラマでホームヘルパーの末広涼一(荒川良々)が放った「見逃してない?伏線回収して!」という言葉がじわじわと響いてくる最終話となった。

そしてクライマックスは能楽会の舞台の隅で、寿三郎と、父にしか見えない息子・寿一の会話が、生き別れた子供の死を知って嘆き悲しむ母の物語『隅田川』と交差しさらに涙を誘った。そして寿三郎が寿一に向かって「舞って、けがして、皆を笑わせて、観山家の家宝だ」と褒める場面では、今後裏方として活動する意向を示している長瀬智也への激励にも取れる演出でさらに感動的なシーンとなった。

それでも舞のうっかり発言「セックスシンス」や長州力の「形かわってんぞ」など全編クドカンらしいユーモアが織り込まれ最後まで泣き笑いの展開を見せた。そして観山家のその後も描かれ視聴者からは「すごい脚本!ありがとう!」「ラストは泣きっぱなし。全てに感謝。」と称賛と感謝の声が多く寄せられ有終の美を飾った。

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■最終話ネタバレあらすじ
2022年1月15日、いつものように寿一の「いただきます」の号令で朝ご飯を食べる観山家。皆が静かに食べる中、お歳暮でもらった松前漬けの数の子に盛り上がる寿一に、寿三郎は年末の引退試合が散々だったからといってはしゃがなくてもいいと言ってなだめた。踊介から新春能楽会で発表する『隅田川』の出来を聞かれて、寿一は「いいよな、寿限無」と答えたが、寿三郎からはまだまだと言われ、寿限無は「お稽古が足りずすみません」と答えるのだった。

奇跡的に回復した寿三郎は地謡として舞台に上がることが決まった。一方、『隅田川』の稽古に励む寿一だが、寿三郎から厳しく指導されていた。稽古が終わると、寿三郎はさくらにお風呂を入れてもらった。寿一はグループホームを脱走した寿三郎が、そのまま倒れてもまだ生きてることがすごいと言うが、少しはおとなしくして欲しいと頼んだ。しかし寿三郎は神様がくれた人生の延長戦を楽しむのだと意気込みを見せるのだった。

舞たち兄妹は、寿三郎が生死の瀬戸際で「もう介護しなくていい」と思うとほっとする場面があったと振り返っていた。また、そんな自分を俯瞰して見ている自分にも嫌気がさして自己嫌悪になったと話していた。そんなこと考えずに寿三郎を励まし命を救った寿一に関心しながらも、これからは言いたいことは言って介護を続けようと誓い合った。

そして2022年1月16日、新春能楽会当日、門弟や協会の人々の前で寿三郎は挨拶をした。自分を奮い立たせてくれたのは世阿弥だったと振り、もう一度シテ方として舞台復帰をすることを誓った。しかし本番間近になっても寿一は現れず、寿三郎は門弟たちから「ご愁傷様です」と言われるが意味がわからなかった。さらに寿限無がシテ方の装束をつけるところを見て「寿一がいない」と心配する寿三郎だったが、皆から「大丈夫、見守ってくれている」と言われさらに混乱してしまう。「認知症だからってバカにするな」と騒ぐ寿三郎に、さくらから「寿一が亡くなった」と告げられるのだった。

大晦日の年越しプロレスで、寿一は試合中の事故で意識を失い、そのまま救急搬送された病院で帰らぬ人となってしまったのだった。寿三郎の為に準備した葬儀は寿一のものとなり、戒名も長州力がつけてくれた”吹雪院親不孝脛齧居士”となった。お通夜には大勢の人が参列し、弔辞はフリースタイルとなり各々好きなことを話す中、寿三郎は事実を受け入れられずにいた。火葬が済んでも寿一と会話する寿三郎を家族は見守ることにした。

『隅田川』の本番、寿一の代わりに舞台に上がった寿限無が「親というものは子を思うあまり事実を受け入れられないものだ」と謡うように、寿三郎も寿一を失った事実を受け入れられないでいた。そして、母親が子供の死を知り念仏を唱える場面で寿三郎は寿一の亡霊と出会った。『隅田川』同様、寿三郎は自分の為に会いに来た寿一を見て彼の死を悟った。寿一が死ぬ前に幸運が続いたことを思い出した寿三郎は、自分の代わりに寿一が死んだのだと感じた。

そして、寿三郎はこれまで寿一がしてくれたことに感謝して”観山家の人間国宝”と言って初めて褒めた。寿三郎が今まで寿一を褒めなかったのは、褒めたら終わってしまうからだと涙ながらに話すと、寿一の亡霊は”そういうもんだろ”と言ってほほ笑んだ。無事に能楽会を終えた観山家兄妹は、やっと寿一の死を悲しむことができた。

そして2022年4月、さくらは遺言書をお墓に持っていき、寿三郎が後継者に寿一を指名していたことを報告した。するとさくらに会いたくなった寿一の亡霊が現れた。寿一のことが大好きだと言うさくらに、寿一は抱き寄せキスをした。そして「家族を頼みます」と言って消えて行った。

さくらと踊介は結婚し、寿三郎は要介護2と3を行き来しながら、その後、死ぬ間際まで地謡として舞台に立ち続ける。そして寿三郎の死後は寿限無が二十八世宗家を継ぐことになるのだった。こうして25年振りに実家に帰った長男・寿一は1年だけ家族と過ごし、引っかきまわし、いなくなった後は皆が収まるところに収まったのだった。

TBS 2021年2月12日スタート。毎週金曜日放送、「俺の家の話」。出演:長瀬智也、戸田恵梨香、桐谷健太、永山絢斗、江口のりこ、井之脇海、平岩紙、西田敏行ほか。番組公式Twitterアカウントは「@oreie2021」。PR動画は番組公式サイトで公開されている。

TBS「俺の家の話」番組公式サイト
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