「マンションのお仕事」制作発表会レポート チソン、ハ・ユンギョン、パク・ビョンウン、ムン・ソリが作品の魅力を語る
7月11日に韓国JTBCで放送がスタートし、日本ではNetflixで配信される新ドラマ「マンションのお仕事」(原題:「아파트/アパート」)のオンライン制作発表会が10日、開催された。アーカイブ配信も開始したので会見の模様を詳しくレポートしよう。
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会見には主演のチソンをはじめ、ハ・ユンギョン、パク・ビョンウン、ムン・ソリ、チョ・ヨンウォン監督が出席。作品の見どころや撮影秘話、共演者への思いなどを語った。
現在、韓国ではソ・ジソブ主演「エージェント・キム:リアクティベーティッド」、ナムグン・ミン主演「夫婦の結末」が週末ドラマの視聴率争いを繰り広げている中、「マンションのお仕事」が新たなダークホースとなるのかにも注目が集まっている。
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「マンションという日常」を舞台にした異色のヒューマンドラマ
「マンションのお仕事」は、マンションに眠る100億ウォンを超える長期修繕積立金を狙い、元暴力団「オアシス派」のボス、パク・ヘガン(チソン)が管理組合理事長選挙に立候補。偽の家族を作りながら住民たちとともにマンション内の不正を暴いていく生活密着型ヒューマンドラマだ。
単なる犯罪ドラマでもコメディーでもなく、サスペンス、ヒューマンドラマ、痛快な逆転劇が融合した作品として放送前から話題を集めている。
チソン「このドラマで世界の見え方が変わった」
主人公パク・ヘガンを演じるチソンは、作品を選んだ理由について次のように語った。
「最初に台本を読んだ時、大規模マンションを舞台にした物語という設定がとても新鮮でした。シリアスな犯罪ドラマではなく、痛快な詐欺を成功させるために“偽の家族”を作るという発想に強く惹かれました」
撮影を重ねる中で、自身のマンションに対する見方まで変わったという。
「撮影をしながら、マンションという場所は一つの社会そのものなんだと感じました。人が集まり、助け合い、時には争いも起きる。本当に小さな社会なんです。この作品を通して、私たちが暮らしている世界は思っているより温かいということを伝えたいと思いました」
今回演じるヘガンは、裏社会では伝説的な取り立て屋でありながら、100億ウォンを手に入れるためにマンション管理組合理事長選挙へ出馬するという異色の主人公。コミカルな一面と人間味あふれる感情表現を行き来する、チソンの新境地にも期待が高まっている。
「一行のアクション」に丸一日
チソンはアクションシーンの裏話も披露した。「台本には『相手を制圧する』と一行だけ書かれているのですが、その一行を撮るために丸一日アクションを撮影することもありました」
さらに笑いを交えながら、「監督は『アクションはそんなに好きじゃないから編集で切るかも』なんて冗談を言うんです(笑)。だからこそ、アクションが浮かないように、物語の中へ自然に溶け込ませることを意識しました」と撮影へのこだわりを明かした。
ハ・ユンギョン「家族のような現場だった」
ハ・ユンギョンが演じるのは、ロースクールを卒業しながら司法試験に何度も失敗しているカン・ハリ。生活のために偽装結婚へ参加することになるヒロインだ。
初めて主演を務めた心境について、「最初は『私がしっかりしなければ』というプレッシャーが大きかったです。でも先輩方が本当に温かく支えてくださったので、その気持ちはすぐになくなりました」と振り返った。
撮影現場についても、「出演者みんなが楽しめば、その楽しさが作品にも伝わると信じていました。実際、現場は本当に家族のような雰囲気で、とても幸せでした」と笑顔を見せた。
チソンとハ・ユンギョン、お互いを絶賛
劇中では“偽装夫婦”を演じる二人。
ハ・ユンギョンは、「チソン先輩は私の意見をすべて受け止めてくださる方でした。自由に演じられる環境を作ってくださったので、現場へ行くたびに安心感がありました」と感謝を語る。
するとチソンも、「ハ・ユンギョンさんが偽の妻を本当に魅力的に演じてくれたので、私も安心して演じることができました」と応え、
「最終回の撮影では、一人で胸が熱くなってしまいました。キャストみんなに情が湧き、この作品が自分にとって本当に大切な一本になりました」と作品への深い愛着を明かした。
パク・ビョンウン「単純な悪役ではない」
パク・ビョンウンは、高級マンションのペントハウスに暮らす建設会社社長イ・チュンウォン役。ヘガン最大のライバルとなる人物だが、「とても複雑な人物です。子どものような無邪気さを見せる瞬間もあれば、恐ろしいほど冷酷なカリスマを見せる時もあります」と説明。
また、「俳優として本当に楽しく演じられた作品です。さまざまな表情を見せられる役だったので、とても刺激的でした」と作品への手応えを語った。
さらに、チソンについて「演技に向き合う姿勢はまさに“神の領域”だった」と称賛。真夏の厳しい暑さの中で続いたアクション撮影でも、「一度も不満を口にしたり、感情を荒らげたりすることなく現場を引っ張っていた」と、そのプロフェッショナルな姿勢を明かした。
ムン・ソリ「髪型にも成長が表れている」
ムン・ソリが演じるのは、マンション一番のおせっかいで情報通のチャン・スクジン。
本人は、「私は実際にはおせっかいな性格ではないので、毎回現場へ行く前に意識してテンションを上げていました」と笑わせた。
劇中で話題となっている“パイナップルヘア”については、「物語が進むにつれて、スクジンは自信をつけていきます。それに合わせて髪型もどんどん高くなっていくんです(笑)」と説明。
さらに、「撮影が終わって家に帰ると、その髪型を元に戻すだけで1時間かかりました」と会場の笑いを誘った。
監督「俳優が自由に演じられる環境を最優先に」
演出を手掛けたチョ・ヨンウォン監督は、「私が最も大切にしたのは二つあります。一つは俳優が準備してきた演技を現場で存分に発揮できること。もう一つは、その魅力を編集を通して視聴者へしっかり届けることです」と演出方針を説明した。
その言葉どおり、会見ではキャスト全員が口をそろえて「撮影現場は家族のようだった」と語っており、作品のチームワークの良さもうかがえた。
「夏の夜に家族で楽しんでほしい」
最後にムン・ソリは作品を、「夏の夜にぴったりのドラマです」と紹介。
「家族みんなで集まって、ビールを飲んだり、スイカや韓国の伝統飲料・ミスカルを味わったりしながら、気軽に楽しんでいただけたらうれしいです」と視聴を呼びかけた。
会見では他にも、チョ・ヨンウォン監督は、主人公パク・ヘガンが狙うマンションの長期修繕充当金が178億ウォンであることを明かし、本作について「犯罪サスペンスではなく、偽装家族がチームを組んで不正を暴いていく痛快な生活密着型ヒューマンドラマ」と紹介した。
また、チソンは「台本には『相手を制圧する』と一行しかないのに、一日中アクション撮影をすることもあった」と笑いを誘い、ムン・ソリは話題の"パイナップルヘア"について「毎日髪を洗うのに1時間かかった」と撮影秘話を披露。パク・ビョンウンも、猛暑の中でのアクション撮影でも一切妥協しないチソンを「神の領域」と絶賛するなど、終始和やかな雰囲気の中で作品への期待を高めていた。
100億ウォンを巡る騙し合いと痛快な逆転劇、そしてマンションという誰にとっても身近な場所で繰り広げられる人間ドラマ。「マンションのお仕事」は、笑いあり、サスペンスあり、涙ありのエンターテインメントとして、この夏の韓国ドラマ界に新たな風を吹き込む作品となりそうだ。
◇JTBC 토일드라마 〈아파트〉 제작발표회(制作発表会アーカイブ配信中)
なお、今回の制作発表会はオンライン形式で開催された。JTBCを擁する中央グループが企業再建手続きを進める中での開催となったが、画面越しにも伝わるキャスト陣の和気あいあいとした雰囲気や抜群のチームワークが印象的で、作品への期待をさらに高めるイベントとなった。
「マンションのお仕事」は7月11日(土)22時40分より韓国JTBCで放送開始。放送後、日本ではNetflixで独占配信される。
【「マンションのお仕事」を2倍楽しむ】では、制作発表会レポートやキャスト・キャラクター解説、放送に合わせて全話あらすじと見どころ、韓国での評判などまとめていく。
◇JTBC「아파트」HP
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マンションのお仕事 | オフィシャル予告編 | Netflix