NHKドラマ「天城越え 前編」で生田絵梨花が“遊女・ハナ”を好演 31年前に起こった事件の真相とは

10時33分ドラマ
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7月11日(土)に放送されたNHKドラマ「天城越え 前編」で生田絵梨花が妖艶な遊女役で美声を披露。7月18日(土)放送の「天城越え 後編」では31年前に天城峠で起こった未解決事件の真相が明かされる。



原作は松本清張の短編集『黒い画集』に収録された代表作「天城越え」。2025年にBSプレミアム4Kで放送された89分版を再編集し、総合テレビでは前編・後編の2回に分けて初放送される。
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7月11日に放送された前編では、印刷望月次郎(萩原聖人)の元に、定年間近の刑事・田島(岸谷五朗)から「殺人事件の捜査資料」の印刷を依頼するところから物語がスタート。31年前に天城峠で起こった殺人事件を巡り、当時14歳だった望月(末次寿樹)と、初恋の女性・大塚ハナ(生田絵梨花)との出会いから、事件の真相を追う田島の奮闘が描かれた。

■妖艶と気品を兼ね備えた“生田版ハナ”誕生
「天城越え」はこれまでドラマでは大谷直子、田中美佐子、映画では田中裕子という、名だたる女優が演じてきたハナ像に、生田は新たな息を吹き込んだ。生田は可憐さと妖艶さを併せ持つハナを繊細に表現し、彼女の持つ優しい心根や運命を受け入れる覚悟を丁寧に演じ切った。時に口ずさむ歌を持前の美声で魅了する。その佇まいは、これまでの映像化とは異なる“生田版ハナ”の魅力を印象付けた。

■30年ぶりの再会が描かれる後編
そして7月18日放送の後編では、30年後のハナ役で若村麻由美が登場する。若村は吉原、伊豆、熱海、修善寺を渡り歩き、今はひっそりと暮らしているハナを演じる。若村はハナを演じるにあたり、「(望月と)出会った時と同じ歌を口ずさむハナに、人生がどれほど過酷だったかは描かれませんが、海辺に立つ二人の30年前のキズ跡の下にあたたかな血が流れていたと感じました」と語っている。

物語の舞台は、大正末期から昭和初期の伊豆・天城。近代化が進む中、まだ貧困や身売りが珍しくない時代を背景に繰り広げられるミステリー。果たして少年とはだしの遊女の間に何があったのか。後編ではその真相が描かれる。

■ネタバレあらすじ
昭和31年、印刷業を営む望月次郎のもとに、定年間近の田島刑事が「殺害事件の捜査資料」の印刷依頼をしてくる。事件には遊女・大塚ハナと14歳の少年が関わっていることが記されていた。その少年は31年前の望月であり、ハナは天城峠で出会った初恋の女性だった。事項を過ぎた今、なぜ田島は望月を訪ねてきたのか・・・。

望月の家は鍛冶屋を営み、兄を学校に行かせたことで家計は困窮していた。そんな中、14歳だった望月は、母・キヨ(篠原ゆき子)と刃物問屋の男が寝ているところを目撃してしまう。怒りに任せて男に殴りかかろうとするが、母は激しく「出ていけ!」と突き放す。望月はそのまま家を飛び出し、兄のいる静岡を目指し、天城峠へさしかかる。

天城のトンネルを超えると、別の世界が広がり、望月は新しい世界に足を踏み入れた気分になった。しかし、途中で出会った人の良さそうな菓子屋(今野浩喜)から飲食代を騙され、人生の教訓を説いてくる呉服屋(田口浩正)から「講義代だ」と言われては、貴重なお金を騙し取られてしまう。

そんな中、向こうから1人の大男(奥野瑛太)が歩いて来た。呉服屋は「あれは大工だ。ああいう流れ者には気を付けなければならない」と言われ、心細くなった望月は、下田に引き換える決心をする。

すると、修善寺の方角から1人の女性が歩いてきた。はだしで歩く女が前を通り過ぎると、くるりと振り返る。「ちょうどいいわ。下田まで一緒に行こう」と言うので、望月はその女・大塚ハナと一緒に歩き出すのだった。

ハナは吉原から静岡の置屋に流れてきて、足抜けした遊女だった。望月はその妖艶さ、彼女が口ずさむ歌声に魅了されていく。しばらく歩くと、先ほどみかけた大工の姿が目に入る。ハナは望月にトンネルの向こう側で落ち合おうと約束し、自分はゆっくり男に近づいていくのだった。

それから31年が経った。望月は、田島が持ってきた「殺人事件の捜査資料」の印刷依頼を断ると、田島は「これ、お読みになりました?」「この事件、私が担当したんですよ。苦い思い出です。」と語り出した。

湯ヶ島の駐在からの通報を受け、田島が現場へ行くと、男の所有物と思われるものが散乱していた。遺体も人影もなく、所持金も取られていない。男が来ていた「和」印の法被を頼りに捜索すると、はだしの遊女風情の女と少年が歩いていく目撃情報が。さらに、氷蔵の中に素足の足跡を発見。田島は女が男と争ったあげく殺害、逃亡中に氷蔵へ来たと推測する。

調べを進めると、遺留品と思われる血痕が付いた傘や、男の衣服には刃物の跡が発見される。そして事件から13日後、男の遺体が発見される。他殺の可能性が高くなり、ついに大塚ハナに辿り着いた田島。自分の体を売ったが殺していないというハナだが、誰かを庇っている様にも見えるのだった・・・。

天城越え画像提供:NHK
共演は萩原聖人、岸谷五朗、奥野瑛太、岡田結実、若村麻由美、温水洋一、田口浩正ら実力派キャストが集結。脚本を羽原大介氏、演出を金澤友也氏が手掛け、音楽はfox capture planが担当する。

「天城越え」はNHK総合で7月11日(土)午後10時から前編、18日(土)22時から後編を放送。NHK ONE(新NHKプラス)で同時・見逃し配信も予定されている。

ドラマ「天城越え」
【放送】総合 7月11日(土)夜10:00~10:45前編、18日(土)夜10:00~10:45後編
[再放送] 7月15日(水)午前0:35~1:20前編、22日(水)午前0:35~1:20後編
※NHK ONE(新NHKプラス)で同時・見逃し配信予定
※初回放送 2025年5月10日 BSプレミアム4K 〈89分版〉
【原作】松本清張 『黒い画集』より
【脚本】羽原大介
【音楽】fox capture plan
【演出】金澤友也
【出演】生田絵梨花、萩原聖人、奥野瑛太、岡田結実、末次寿樹、杏子、 波岡一喜、高木勝也、佐々木春香、永山愛理、浅見小四郎、阪田マサノブ、菅原大吉、 今野浩喜、温水洋一、田口浩正、篠原ゆき子/若村麻由美、岸谷五朗 ほか
【制作統括】 黒沢淳(テレパック) 訓覇圭(NHKエンタープライズ) 本木一博(NHK)
【プロデューサー】 藤尾隆 (テレパック)

NHK「天城越え」HP

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