テレ東「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」(全30話)第27-28話:ナ・イヌ、キム・ソヒョンを救うために再び剣を握る

03月29日08時15分ドラマ
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出来過ぎる姉ピョンガン(キム・ソヒョン)への嫉妬心からピョンガン排除を考える若き王(クォン・ファウン)は、助かりたければタル(ナ・イヌ)を呼び戻せと迫るが…テレ東にて4月1日(月)から放送の「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」(全30話)第27話と第28話のあらすじと見どころを紹介する。YouTubeにて予告動画が視聴できる。



「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」は、三国時代の高句麗(コグリョ)を舞台に、国を守るために戦う王女と純朴な青年の真実の愛の物語。時代背景やドラマの5つの見どころ、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)と見どころ、豆知識などは【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】でまとめている。

※以下、全22話版で紹介したあらすじと見どころをリライトしたものです。あらすじなど前後することもあります。この回の完全ネタバレは全22話版の20話~21話序盤まで。

■キャスト
【相関図】メインキャスト徹底紹介脇役紹介
ピョンガン/ヨム・ガジン[カジン]:キム・ソヒョン
オン・ダル[タル]:ナ・イヌ
コ・ゴン[コン]:イ・ジフン
へ・モヨン:チェ・ユファ
オン・ヒョプ:カン・ハヌル<特別出演>
 ほか

■第27話
立ち去るピョンガンの後を追ったタルは「約束を守れない。俺はもっと山奥へ行く。プンゲもお前も来るから。誰も来ない山奥へ行く」と言う。「我慢すべきだった」と涙で後悔するピョンガン。「剣を捨てて血の匂いが消えて生きた心地がした」というタルに、「ここで二人で暮らしてもいい?」と聞く。「無理をするな」というタルに抱き締められたピョンガンは、「サスン(鹿)」とかつて呼んだ呼び名で呼んでタルにしがみつき、「どこへ行こうと私が見つけるわ」と言い「無理だ」と答えるタル。

新羅の使節として高句麗へ来たコン。重臣たちが騒然とする中、コンは王に父コ・ウォンピョの葬儀を盛大にしてくれたことへの礼を言い、新羅の真興王(キム・スンス)からの書信を差し出そうとするが、王がコンの首元に剣を突き付ける。同盟の目的で来たというコンを同行したモヨンと共に別室に軟禁する。

※新羅の真興王と高句麗の嬰陽王の治世は20年以上ずれている。これについては全22話版の20話で説明している。

重臣たちはコンを殺すべきだと王に進言するが、ピョンガンは新羅王の思うつぼだと反対する。チン太后もピョンガンに賛成する。実は太后は「無事に新羅に返してくれたら、新羅の内情を教える」というモヨンの提案に、我が子を王にするのに役立つと考えたのだった。

その夜、ピョンガンはコンと4年ぶりに再会し「同盟を断る」という王の決断を伝える。「王女に会いたくて、死を覚悟してやってきた」と未練のコン。悪縁を断つべきと突き放すピョンガン。たまりかねて部屋に入ってきたモヨンは、コンを死なせないと言い、ピョンガンは部屋を出ていく。

大王妃の意見に賛成できない父チン・ピル。王はチン・ピルから、ウォンピルが持っていた“ヨン王妃を殺した矢”を見せられコン殺害を命じる。これを知ったピョンガンはコンとモヨンを秘密の通路から逃がす。その過程で義母サ氏夫人を殺したのがコンだと知る。ピョンガンはサ・ウナムたち順奴部族と共に逆謀を企てたとして投獄される。

無実を訴えるピョンガンに対し王は、無実を証明したければタルを呼び、国のために戦うよう説得しろと命じるが、ピョンガンは断る。

実は王は、ピョンガンがタルに会いに行ったのを知っていた。それが、ピョンガンが王になるための準備だと勘ぐったのだ。さらに大王妃から、ピョンガンの身に何かあればタルが王を殺しに来ると唆されタルに刺客を送る。順奴部族は釈放されるがピョンガンには斬首の王命が下る。

新羅。コンとモヨンは無事に戻るが、キム・チャスンが、任務も果たせず2人だけで戻ってきたことで斬刑にすべきと真興王に進言。コンは彼がモヨンを間者として高句麗に送り、私腹を肥やしていたことを暴露し、真興王はキム・チャスンを逮捕させる。

■見どころ
今回もピョンガンとタル、そしてモヨンとコン。一途な4人の愛に注目。もっとも、コンの心はいまだにピョンダルに向いている。4年ぶりにピョンガンに会えたコンの未練たらたらの言葉を部屋の外で、モヨンはどんな気持ちで聞くのか?ますます凛とするピョンガンに対して、あれほど堂々としていたモヨンがどんどん哀れに見えるのが切ない。

出来すぎた姉への嫉妬心から、父・平原王と同じ轍を踏む嬰陽王にも注目。母ヨン王妃を射抜いた矢を折るシーン。平常心を失くした若き王をクォン・ファウンが迫力の演技で魅せてくれる。



■第28話
新羅の真興王は使節団としての任務を果たせなかったコンにも罪を問う。「高句麗を討ち新羅の領土を広げるために1万の軍をください。嬰陽王の嫉妬によりピョンガン王女を制御している今が好機です」と言うコンに、「平壌城も手に入れるには3万の兵が必要だろう」と答える王。

一方、高句麗では三国統一の第一歩として阿旦山城を取り戻そうとする嬰陽王。成し遂げるためにはオン・ダル将軍が必要だと、投獄された王女に説得を迫るが、タルに剣を握らせないと決心したピョンガンは死を選ぶ。

幽霊谷ではタルが新たな家を作るための場所探しに出る。ウォルグァン和尚がタルの家に行き王が送った刺客と戦う。戻ってきたタルが和尚の遺体を発見し泣きながら墓掘りする。そんなタルの後ろに和尚が。実は、修行を積んだ和尚は一晩くらいは心臓を止めることができるという。刺客を送ったのが王で、ピョンガンは逆心を抱いたという罪で投獄され、潔白が証明できなければ斬首されると聞いたタルは、阿旦山城さえ手に入れればピョンガンは助かるのかと、確認し、ウォルグァン和尚にあるお願いをする。

その頃、嬰陽王は必死で姉ピョンガンを説得しようとするが、ピョンガンは「私の望みはタルのために死ぬこと」と言い、これまで自分の欲心のためにタルは血の海を見てきて、やっと今、元の暮らしに戻った。そんなタルに対して恥ずかしくもあり、感謝をしている。だから、自分の命はすでにタルに捧げていると、毅然とした態度で話す。

新羅では、コンが高句麗との戦いに向けて武器庫の武官を斬り殺し、気合の足りない兵たちを叱咤する。常に臨戦態勢の高句麗軍に比べて、怠惰極まりないと新羅軍を侮るコンを叱責する真興王だが、これこそが出征準備を急がせる王の狡猾な作戦だった。

タルはピョンガンを救うために再び剣を手に王宮へ向かう。ピョンガンを「王女様」と呼び、ピョンガンの放免と引き換えにわずか3千の軍で阿旦山城奪還を約束する。タルに再び剣を握らせたくないピョンガンは、疲弊した民を戦乱に巻き込まぬためにも、王をその座から引きずり下ろそうと挙兵を画策する。それを知ったタルは「挙兵などやめろ」という。そして「俺はいつもお前のためを動く。王になりたいための挙兵なら俺が先陣を切る。違うなら待っていてくれ。城を取り戻して戻ってきたら2人だけの場所に行こう」と告げる。そしてずっと阿旦山城は父が守った父の遺産だから取り戻すと話し、ピョンガンの答えを待つ。

■見どころ
コンが高句麗を倒すと言ったのは、処刑されるピョンガンを守るためでもあった。それにしても「母の愛を疑った父王、王位に執着するあまり嫉妬に狂う弟王」2人の王に翻弄されるピョンガンの人生が辛すぎる。

心優しく何よりも殺生を嫌うタルは、ウォルグァン和尚に何をお願いしたのか?

埋めた父の宝剣を掘り起こしタルは剣を磨き上げ、養母サシ夫人の墓に挨拶をする。久々に現れた幻のサ氏夫人は、タルを「坊ちゃま」と呼んで「王女様の元に戻って幸せになって下さい」と最後の挨拶。大粒の涙を流し「誰が坊ちゃまだ。俺は生涯母さんの息子だ」と“最愛の母”サ氏夫人を抱きしめる、養母との本当の別れの時だ。

テレ東「王女ピョンガン」番組サイト
 2024年2月23日スタート 月~金8:15~9:11
Youtube予告動画

【作品詳細】【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】
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