「夫婦の結末」視聴率5.3%も瞬間最高7.3% ナムグン・ミン“無敵じゃない普通の男”の逃走劇に釘付け
「演技の神」ナムグン・ミンが、またしても視聴者を釘付けにした。だが、今回彼が見せたのは、敵を鮮やかになぎ倒す無敵のヒーローではない。妻を救いたい一心で逃げ、隠れ、必死にもがく“不器用な普通の男”の姿だった。
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11日に韓国KBS2で放送された土日ドラマ「夫婦の結末」は、第3話では、妻コ・セユン(イ・ソル)の誘拐と殺人教唆の容疑をかけられた脳神経外科医カン・テジュ(ナムグン・ミン)の決死の逃走劇が描かれた。
12日、視聴率調査会社ニールセンコリアが発表したデータによると、第3話は全国視聴率5.3%、瞬間最高視聴率7.3%を記録した。⇒【7月11日視聴率TOP10】
「夫婦の結末」は7月4日の第1話を4.4%でスタートし、第2話で自己最高となる6.4%まで上昇。第3話の全国視聴率は前回から1.1ポイント下落したものの、瞬間最高視聴率は前回の7.2%を上回る7.3%を記録した。緊迫感あふれるテジュの逃走劇が、視聴者の視線を引きつけた。
前回、警察署で取り調べを受けていたテジュ。絶体絶命の状況で警察署が突然停電すると、彼は暗闇に紛れて取り調べ室を脱出する。
ここから始まったのが、息をするのも忘れるほどの緊迫した逃走劇だ。
廊下を抜け、階段を駆け上がり、警察の目を避けながら逃げ道を探すテジュ。ついには建物の外壁にある排水管だけを頼りに、宙づりになるような状態で必死にしがみつく。
だが、その姿は決して格好いいヒーローのアクションではない。
落ちれば命はない。腕一本、体ひとつで排水管にしがみつき、恐怖に耐える。余裕など微塵もなく、ただ「捕まるわけにはいかない」という切迫感だけが全身から伝わってくる。
韓国メディアも、この“普通の男の逃走”に注目した。
平穏な日常を送っていた脳神経外科医が一夜にして逃亡者へと転落した劇的な変化、そしてプロの戦闘員でも特殊要員でもない男が、妻を救うため必死に逃げ続ける姿を「手に汗を握らせる」と相次いで評価している。
警察署を脱出した後も、テジュの逃走は続く。病院に忍び込み、医師である自分に必要な手術道具や薬品をかき集め、さらに車を手に入れて追跡を振り切ろうとする。
ここでもテジュが頼るのは、特殊な戦闘能力ではない。自分がこれまで医師として生きてきた経験と知識だ。
しかし、彼は完璧な逃亡のプロではない。
追跡をかわそうと必死になるものの、最後には警察車両と正面衝突。鮮やかに追っ手を振り切るどころか、逃走は思い通りには進まない。その不器用さが、かえって物語の緊張感を高めた。
これまでナムグン・ミンは、KBS、MBC、SBSの地上波3局で演技大賞を受賞。「演技の神」と称される韓国屈指の俳優として、数々の強烈なキャラクターを演じてきた。
特に「黒い太陽~コードネーム:アムネシア~」で演じた国家情報院のエリート要員ハン・ジヒョクは、鍛え上げられた肉体と圧倒的な戦闘能力を持つ人物。敵に囲まれてもひるまない強さは、まさに“無敵”という言葉が似合った。
時代劇「恋人~あの日聞いた花の咲く音~」でも、華麗な剣さばきと圧倒的なカリスマで視聴者を魅了した。
ところが、「夫婦の結末」のカン・テジュは違う。
腕のいい脳神経外科医ではあるが、戦闘のプロでも逃走のプロでもない。ただ妻を救いたい一心で、突然放り込まれた極限状態を生き延びようとする普通の男だ。
だからこそ、怖い。そして、目が離せない。
ナムグン・ミンは、揺れ動く瞳、不安定な呼吸、ほんのわずかな表情の変化で、テジュの恐怖と焦りを表現する。制作陣も、離婚危機にあった普通の医師が突然逃亡者へと転落する急激な変化を、繊細な演技で完成させたと高く評価している。
強い男が戦うアクションなら、「きっと勝つ」と安心して見ていられる。
だが、テジュは違う。次の瞬間に捕まるかもしれない。排水管から落ちるかもしれない。判断を誤るかもしれない。
“普通の男”だからこそ、何が起きるかわからない。その危うさが、第3話の逃走劇に映画さながらの緊迫感を生み出した。
「演技の神」ナムグン・ミンが今回見せているのは、無敵の男の格好よさではない。恐怖に震えながらも、愛する妻を救うため前へ進む男の泥臭さだ。
警察車両との衝突という衝撃の事態を迎えたテジュは、この窮地をどう切り抜けるのか。この回の詳しいあらすじと見どころは、4話放送後に【「結婚の結末」を2倍楽しむ】で紹介する。
「夫婦の結末」第4話は、本日7月12日21時20分より韓国KBS2で放送。日本ではDisney+で配信される。
◇KBS「결혼의완성」HP
◇YouTube<|韓国ドラマ『夫婦の結末』|予告編/a>