テレビ愛知「ヘチ 王座への道」第1-5話あらすじ:卑しい王子~再び 生きた者へ

2022年05月01日19時00分ドラマ
©SBS

テレビ愛知(月~金曜、午前9時30分~10時30分)では明日5月2日(月)より「ヘチ 王座への道」を地上波放送!気になる第1話~第5話のあらすじを紹介、Youtubeにて予告動画が公開中だ。



「ヘチ 王座への道」は、王になるはずではなかった王子イ・グムが、正義を追い求める3人の仲間に支えられ、不正のない平等な世を目指す朝鮮王朝第21代王、英祖(ヨンジョ)になるまでの不屈の道のりを描いた友情と信念のストーリー。

【「ヘチ」を2倍楽しむ】では、時代背景や実在の人物紹介、キャストの魅力、その他各話のあらすじと見どころ、豆知識などまとめて紹介しているのでぜひ、視聴の参考にしてほしい。

■第1話「卑しい王子」
時は1719年、朝鮮王朝第19代王粛宗(スクチョン)の治世。王位継承者である王の長男、世子(セジャ)イ・ユンに世継ぎができないことが分かり、次の王位を巡って、素行の悪い傍系の王族イ・タン(密豊君(ミルプングン))を推す老論(ノロン)派と王の三男のイ・フォン(延齢君(ヨルリョングン))を推す少論(ソロン)派の2大党派が激しい争いを繰り広げていた。そのころ、身分の低い母から生まれ冷遇されている王の次男、イ・グム(延礽君(ヨニングン))が都に戻ってくる。
景福宮(ヘチ)@navicon(「獬豸(ヘチ)」2019.6.30:景福宮にて)本作はチョン・イルの除隊後初のドラマ復帰作で、主人公のイ・グムは、「トンイ」のヒロインの息子で、後に「イ・サン」「赤い袖先」の主人公イ・サン(正祖)の祖父となる人物をモデルに、大胆にフィクションを絡めた作品。見事な剣舞を披露しているイ・タンを演じているのははミュージカル出身のチョン・ムンソン。「賢い医師生活」シリーズでは胸部外科の気のいいチーフレジデントのト・ジェハクを、「黒い太陽」のスピンオフ「メビウス:黒い太陽」で「2021 MBC演技大賞」優秀演技賞男子を受賞した。この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識は1話ネタバレで詳しく解説している。
●豆知識
※タイトルにもなっている“獬豸(ヘチ)”とは善と悪を審判する伝説の動物で、役人の違法行為を監督する官庁である司憲府の役人はヘチと呼ばれていた。
※“夜茶時(ヤダシ=야다시)”とは、朝鮮時代、非常時に司憲府の監察が夜中に緊急集合してことを起こすことを言う。韓国語では騒がしいことを“ヤダン(야단)”という。


■第2話「あなたの名は」
イ・タン(密豊君(ミルプングン))による殺人の証拠を捜していた司憲府(サホンブ:役人の違法行為を取り締まる官庁)のヨジが、タンと部下に見つかり取り囲まれるが、同じくタンの動向を探っていたイ・グム(延礽君(ヨニングン))によって助けられ、無事に逃げる。その後イ・グムはヨジと落ち合い、タンの疑惑を話し合ううちにタンがまた殺人を犯したことを確信、ヨジがタンの元から持ち出したものも手掛かりに、ヨジや司憲府の監察を志すパク・ムンスと共に真相を探るのだが…。
イ・グムはヨジをどう助けるのか?グム役チョン・イルの見事な弓さばきとアクションに痺れる。他にも取調官相手に色っぽい演技も。取締官の動揺する姿もお見逃しなく。
ムンスに興味を示したタルムン/ダルムン。取り立ての様子を見るとどうもただのごろつきではなさそうだ。今回は、韓ドラ時代劇ファンは見逃せない『九雲夢』や『洪吉童伝』といった看板も出てくる。これについては、この回の詳しいあらすじと見どころと一緒に2話詳細で詳しく解説している。


■第3話「美徳の不運」
王の次男、イ・グム(延礽君(ヨニングン))は、王族のイ・タン(密豊君(ミルプングン))による殺人の罪を知る証人として、司憲府(サホンブ:役人の違法行為を取り締まる官庁)に現れる。それでも証拠が不十分だという高官らに、イ・グムは…。一方、イ・タンを王位継承者候補として後押しし、その悪事を隠蔽してきた老論(ノロン)派の長で重臣のミン・ジノンは、タンが無罪となるように策を弄してイ・グムを追い詰めていく。
もう一人の証人を連行するためにヨジ(コ・アラ/Ara)とパク・ムンス(クォン・ユル)が冒頭からアクションを披露する。果たしてヨジたちは誰を連れて来るのか?ジョンソクの家で皆で“すごろく遊び”をする。“人生ゲーム”のような遊びは韓国にもある“スンギョンド ノリ”。果たしで“あがり”は?
また、この回ではイ・タンを推している老論派のミン・ジノンが起死回生に躍起になるが、その裏で王は真相を知るために義禁部の中級役人に会いに行く。なぜわざわざ位の低い役人を選んだのか?現代社会でも通じるその理由は?そして、さすがのグムもショックを受けた噂とはどんな噂なのか?
この回の詳しいあらすじと見どころは、前述の“スンギョンド ノリ”と一緒に3話詳細で詳しく解説している。
●豆知識
※“救恤計(クヒュルゲ=구휼계)”とは貧民や罹災者を救済すること。イ・グムことヨニン君が干ばつの時に救恤米(救済米)を運ぶ。
※父王とイ・グムとの会話に泣かされるが、第19代王・粛宗を演じたのはキム・ガプス。「チュノ~推奴~」では粛宗の曾祖父に当たる第16代王・仁祖役を演じている。
※参考:朝鮮王朝系図


■第4話「運命がさまよう夜」
老論(ノロン)派の重臣ミン・ジノンの政治力を思い知らされたイ・グム(延礽君(ヨニングン))。王位継承者候補である弟のイ・フォン(延齢君(ヨルリョングン))を守るため、共に王族の悪事を暴こうとした司憲府(サホンブ:役人の違法行為を取り締まる官庁)のハン・ジョンソクを窮地に追い込んでしまうことに。事情を知らないパク・ムンスは、イ・グムのよそよそしい態度に戸惑う。一方、王の粛宗(スクチョン)は、イ・グムを次の王にしたいと考えていた。
聡明なイ・グムがなぜイ・フォンに肩入れするのか?イ・グムの本心をミン・ジノンはどう分析するのか?粛宗といえば、何度も政権交代させて、南人、老論、少論を操って来た王。すでに死期が迫っている王は最期の賭けに出たのだのだが…。世子、グム、フォン3人とも大切な我が子という優しい王。なぜ、フォンでなくイ・グムを次期王に選んだのか、今回その理由も語られるのでお聴き逃しなく。もっとも実在した粛宗はフォンこと延齢君(ヨルリョン君)を最も寵愛し、後継者に考えていたようだ。詳しくは延齢君紹介で。窮地に追い込まれ、ウィ・ビョンジュから尋問を受けるハン・ジョンソク。そんな彼がグムと何を話すのか?また、今回は、浮浪団のタルムンが、替え玉受験の仲介人ケドルから妓楼を買い取ったことから、グムはタルムンのバッグにいる人物に気づく。
この回の詳しいあらすじと見どころは4話詳細で詳しく解説している。


■第5話「再び 生きた者へ」
イ・グム(延礽君(ヨニングン))は、父王と弟を亡くし悲しみに暮れる。共に正義を求めた司憲府(サホンブ)のハン・ジョンソクも失い、このままでは仲間のパク・ムンスやヨジたちにも危険が及ぶことになり、自分の力の無さを思い知らされる。1年後。イ・グムの母違いの兄、イ・ユンが即位し、王の景宗(キョンジョン)となっていたが、気が弱くて決断力もないと重臣たちから侮られていた。そんな中、囚人が集団で脱獄する事件が起きる。
冒頭、内官が嘆きながら屋根の上で服(着衣)を振る姿があるが、これは王の死を知らせるため、王宮殿の屋根に上って、王の普段着を大きく振る儀式「上位復(サンウィボク)」。詳しくは「不滅の恋人」第1話「★豆知識」で。気が弱くて決断力もないと重臣たちから侮られ、女官からも軽んじられる景宗。おまけに後継となる子供にも恵まれない。実在の景宗も子宝に恵まれなかった。実在の景宗とドラマとの違い、演じたハン・スンヒョンについてはコチラ:景宗は、母の刑死を目撃した悲運の王 で詳しく紹介している。
1年間ですっかりおとなしくなったイ・グム。にっくきウィ・ピョンジュとも仲良くしている。ムンスは自分たちを見捨てたグムを恨み、ヨジは住む世界の違うとグムを忘れようとする。そんなヨジは両班宅の宴の手伝いで失敗続き。なのに叱られもせずに、過分なお金をもらえる。また、今度こそは科挙に合格すると意気込むムンスを見守る男も出現。どういうわけか?
新王となった景宗の「大門を開いて闖王(トゥマン)を迎える」という台詞がある。これについては、この回の詳しいあらすじと見どころと一緒に5話詳細でまとめて紹介している。



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 2022年5月2日スタート 月~金9:30-10:30
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kandoratop【作品詳細】【「ヘチ」を2倍楽しむ】