故イ・スンジェさんが演じた英祖をチョン・イルが演じる―BS日テレ「ヘチ 王座への道」第1-5話あらすじ

17時07分ドラマ
©SBS

BS日テレに初登場する「ヘチ 王座への道」は、「イ・サン」で故イ・スンジェさんが演じた朝鮮王朝第21代王・英祖(ヨンジョ)の若き日を、チョン・イル主演で描いた韓国時代劇。11月28日(金)からの第1話~第5話のあらすじと見どころを紹介する。放送後にはTVerで見逃し配信。



「ヘチ 王座への道」は、王になるはずではなかった王子イ・グムが、正義を追い求める3人の仲間に支えられ、不正のない平等な世を目指す朝鮮王朝第21代王、英祖(ヨンジョ)になるまでの不屈の道のりを描いた友情と信念のストーリー。

■キャスト
ヨニン(延礽)君イ・グム/朝鮮21代王英祖役:チョン・イル
チョン・ヨジ役:Ara(コ・アラ)
パク・ムンス役:クォン・ユル
タルムン役:パク・フン
ミン・ジノン役:イ・ギョンヨン
ミルプン君イ・タン役:チョン・ムンソン
 ほか

■第1話「卑しい王子」
時は1719年、朝鮮王朝第19代王粛宗(スクチョン)の治世。王位継承者である王の長男、世子イ・ユンに世継ぎができないことが分かり、次の王位を巡って、素行の悪い傍系の王族イ・タン(密豊君)を推す老論(ノロン)派と王の三男のイ・フォン(延齢君)を推す少論(ソロン)派の2大党派が激しい争いを繰り広げていた。そのころ、身分の低い母から生まれ冷遇されている王の次男、イ・グム(ヨニン君)が都に戻ってくる。
登場シーンからチョン・イルの細マッチョな肉体美や馬を駆って砂浜を走るカッコいい姿が拝める。本作はチョン・イルの除隊後初のドラマ復帰作で、主人公のイ・グムは、「トンイ」のヒロインの息子で、後に「イ・サン」「赤い袖先」の主人公イ・サン(正祖)の祖父となる人物をモデルに、大胆にフィクションを絡めた作品。見事な剣舞を披露しているイ・タンを演じているのははミュージカル出身のチョン・ムンソン。タイトルにもなっている“獬豸(ヘチ)”と“夜茶時(ヤダシ=야다시)”についての詳細は、この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識は1話ネタバレで詳しく解説している。

■第2話「あなたの名は」
ヘチイ・タン(密豊君)による殺人の証拠を捜していた司憲府(サホンブ)のヨジが、タンと部下に見つかり取り囲まれるが、同じくタンの動向を探っていたイ・グム(ヨニン君)によって助けられ、無事に逃げる。その後イ・グムはヨジと落ち合い、タンの疑惑を話し合ううちにタンがまた殺人を犯したことを確信、ヨジがタンの元から持ち出したものも手掛かりに、ヨジや司憲府の監察を志すパク・ムンスと共に真相を探るのだが…
ひと目で女だと見抜いたヨジを、イ・グムは得意の弓を使ってどう助けるのか?グム役チョン・イルの見事な弓さばきとアクションに痺れる。他にも取調官相手に色っぽい演技も。取締官の動揺する姿もお見逃しなく。
ムンスに興味を示したタルムン/ダルムン。取り立ての様子を見るとどうもただのごろつきではなさそうだ。今回は、韓ドラ時代劇ファンは見逃せない『九雲夢』や『洪吉童伝』といった看板も出てくる。これについては、この回の詳しいあらすじと見どころと一緒に2話詳細で詳しく解説している。


■第3話「美徳の不運」
ヘチ王の次男、イ・グム(延礽君)は、王族のイ・タン(密豊君)による殺人の罪を知る証人として、司憲府に現れる。それでも証拠が不十分だという高官らに、イ・グムは…。一方、イ・タンを王位継承者候補として後押しし、その悪事を隠蔽してきた老論(ノロン)派の長で重臣のミン・ジノンは、タンが無罪となるように策を弄してイ・グムを追い詰めていく。
ヨジたちは誰を連れて来るのか?ジョンソクの家で皆で“すごろく遊び”をする。“人生ゲーム”のような遊びは韓国にもある“スンギョンド ノリ”。果たしで“あがり”は?
また、この回ではイ・タンを推している老論派のミン・ジノンが起死回生に躍起になるが、その裏で王は真相を知るために義禁部の中級役人に会いに行く。なぜわざわざ位の低い役人を選んだのか?現代社会でも通じるその理由は?そして、さすがのグムもショックを受けた噂とはどんな噂なのか?“救恤計(クヒュルゲ=구휼계)”についてとこの回の詳しいあらすじと見どころは、前述の“スンギョンド ノリ”と一緒に3話詳細で詳しく解説している。


■第4話「運命がさまよう夜」
ヘチ老論派の重臣ミン・ジノンの政治力を思い知らされたイ・グム(延礽君)。王位継承者候補である弟のイ・フォン(延齢君)を守るため、共に王族の悪事を暴こうとした司憲府のハン・ジョンソクを窮地に追い込んでしまうことに。事情を知らないパク・ムンスは、イ・グムのよそよそしい態度に戸惑う。一方、王の粛宗は、イ・グムを次の王にしたいと考えていた。
聡明なイ・グムがなぜイ・フォンに肩入れするのか?イ・グムの本心をミン・ジノンはどう分析するのか?粛宗といえば、何度も政権交代させて、南人、老論、少論を操って来た王。すでに死期が迫っている王は最期の賭けに出たのだのだが…。世子、グム、フォン3人とも大切な我が子という優しい王。なぜ、フォンでなくイ・グムを次期王に選んだのか、今回その理由も語られるのでお聴き逃しなく。この回の詳しいあらすじと見どころは4話詳細で詳しく解説している。

■第5話「再び、生きる者へ」
ヘチイ・グム(延礽君)は、父王と弟を亡くし悲しみに暮れる。共に正義を求めた司憲府のハン・ジョンソクも失い、このままでは仲間のパク・ムンスやヨジたちにも危険が及ぶことになり、自分の力の無さを思い知らされる。1年後。イ・グムの母違いの兄、イ・ユンが即位し、王の景宗となっていたが、気が弱くて決断力もないと重臣たちから侮られていた。そんな中、囚人が集団で脱獄する事件が起きる。
冒頭、内官が嘆きながら屋根の上で服(着衣)を振る姿があるが、これは王の死を知らせるため、王宮殿の屋根に上って、王の普段着を大きく振る儀式「上位復(サンウィボク)」。詳しくは「不滅の恋人」第1話「★豆知識」で。気が弱くて決断力もないと重臣たちから侮られ、女官からも軽んじられる景宗。おまけに後継となる子供にも恵まれない。実在の景宗も子宝に恵まれなかった。実在の景宗とドラマとの違い、演じたハン・スンヒョンについてはコチラ:景宗は、母の刑死を目撃した悲運の王 で詳しく紹介している。この回の詳しいあらすじと見どころと一緒に5話詳細でまとめて紹介している。

原題:해치(ヘチ)

番組HP
 2025年11月28日17:59スタート 月-金17:00-18:58 2話連続放送

kandoratop【作品詳細】【「ヘチ」を2倍楽しむ】