蝦夷を守る戦が自然を荒らす苦悩…ドラマ「火怨・北の英雄 アテルイ伝」第3回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2013年01月24日22時00分ドラマ

1月25日、NHK・BSプレミアムの時代劇「火怨・北の英雄 アテルイ伝」は第3回「悲しき宿命」を放送、阿弖流為(大沢たかお)らの決死の戦いは奇跡的にヤマトを退けるが、そのために阿弖流為の愛した蝦夷の山や川は荒れきってしまう。戦いを止めればヤマトの侵略が始まるという矛盾の中で苦悩する阿弖流為に、大和で出世した兄・阿万比古(石黒賢)が戻ってきた。久々の再会に喜ぶ阿弖流為だったが、阿万比古には別の思惑があった。

[第2回あらすじ]
阿弖流為は記憶を失った阿佐斗(高梨臨)を甲斐甲斐しく世話していた。そこへ地の豪族・大伴氏の使いとしてやってきた下女の佳那(内田有紀)と出会う。阿佐斗の世話を手伝う佳那に、阿弖流為はいつしか好意を寄せていく。しかし佳那の使える大伴氏には蝦夷の叛乱により打撃を受けたヤマトが蝦夷と縁を切るようにと言い寄るのだった。その頃叛乱の首謀者となった呰麻呂(大杉漣)は、自分の影響でヤマトに狙われる里人を助けて欲しいと阿弖流為の父・阿久斗(神山繁)に頼むのだった。阿久斗の了承を呰麻呂受けたは安心し、託した里人たちと引き換えに自ら命を絶つのだった。そして呰麻呂の亡骸を前に、母礼(北村一輝)と阿弖流為はヤマトから蝦夷を守ることの決意を新たにする。阿弖流為は志波族の娘・古天奈(伊藤歩)と母礼を伴ってヤマトの現状を見極めるために西へ旅立つことにする。
その頃京では、捕らえられた阿弖流為の兄・阿万比古がまさに処刑されようとしていた。阿万比古がつく悪態を耳にした坂上田村麻呂(高嶋政宏)はそれを押し留め、ヤマトの強さを見せ付けるために引き立てていく。一方蝦夷では、各部族が団結し、いずれ再び来るであろうヤマトの襲来に備えていた。
都へ上った阿弖流為は、阿万比古と思しき姿を見るが見失ってしまう。阿万比古は田村麻呂の奴婢として召抱えられ、田村麻呂は阿万比古を通じて蝦夷の持つ力を知るようになる。都を見物してまわる阿弖流為は、ヤマトにあふれる物と鉄の武器の量に警戒心を抱く。ある日、阿弖流為は都で会った蝦夷出身の延手(えんで=橋本じゅん)に力を貸して欲しいと願う。民族を思う阿弖流為に共感した延手は喜んで協力を誓う。こうして阿弖流為が同士を得た一方、再会した阿万比古は都に留まると言って蝦夷に戻ることを拒否するのだった。蝦夷の地に戻った阿弖流為たちは、各部族たちにヤマトと戦うことを促した。しかし阿久斗は兵を出す事を拒否する。阿弖流為はその場にいた蝦夷たちに、自分達の仲間が大和ではさらし者になっているという事実を語って聞かせる。哀しみを訴える阿弖流為の言葉に、その場に居た者達は一様に戦う事を決めた。非戦を主張していた阿久斗は、意を決して族長の地位を阿弖流為に譲るといい出した。そして、自分もヤマトが憎いとの心情を吐露するのだった。阿弖流為は大伴須受(原田美枝子)に戦のための馬を用意してくれるよう頼み、快諾した須受は重ねて佳那を連れて行けとも言うのだった。こうして佳那は阿弖流為の妻として蝦夷に嫁ぐ。里では都から延手も応援にたどり着き、ヤマトとの戦いに向けて鉄を鋳、弓矢の訓練を始めた。阿弖流為は更に津軽の部族へ協力を要請したが、津軽は中立の立場を取り阿弖流為の申し出を断った上でヤマトの強大さを示唆する。それでも阿弖流為たちは鉄を鋳造し続け、戦の支度を進めていった。やがて5万の兵が大和から蝦夷に差し向けられた。準備万端と血気盛んに迎える阿弖流為に、母・海浦(あまうら=江波杏子)は阿弖流為がヤマトに一人で立ち向かう悪夢を見たと告げる。

BS時代劇「火怨・北の英雄 アテルイ伝」第3回は25日(金)よる8時から放送。再放送はBSプレミアムで日曜よる6時45分から。予告動画はドラマ公式サイトで視聴出来る。放送翌日からはNHKオンデマンドで見逃し番組として配信が行なわれる。

火怨・北の英雄 アテルイ伝|NHK

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