「正直不動産2」第4話“信用って何だ?”ついにZ世代の申し子・板垣瑞生が覚醒!?ネタバレと第5話予告

01月31日11時38分ドラマ
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1月30日(火)22時に放送されたNHKドラマ10「正直不動産2」第4話“信用って何だ?”のネタバレあらすじとみどころを紹介。番組公式サイトでは第4話の風ダイジェスト、第5話の30秒予+市原隼人のコメントと、スペシャル動画を公開、NHKプラスで最新話を配信中。



「正直不動産2」は土地の祟りによって嘘がつけなくなってしまった正直者の不動産営業マン・永瀬財地(山下智久)とカスタマーファースト命の月下咲良(福原遥)の名コンビが活躍するビジネスコメディードラマの続編。

1月30日に放送された第4話では、これまでまったく実績をあげられなかったZ世代の申し子・十影(板垣瑞生)に初成約の機会が訪れた。なんとか十影を応援しようと、永瀬と月下もサポートに入るが、十影本人はまったくやる気をみせず、定時に帰ろうとするばかり…。

そして今回、十影がマダムの継孫であることが明かされた。マダムの死別した夫と元妻の孫なのだという。十影は幼くして両親を亡くしており、今回の顧客となった祥平と似たような境遇で育っていたのだ。「自分の不運を他人のせいにしていては、幸せになれない」という“正直の風”が告げる永瀬の言葉は、祥平だけでなく、十影にも深く響いた。そして、結婚を機に賃貸物件を探していたカップルの、これまでの生い立ちや現状を自分と重ね合わせ、どうにか2人に「幸せな暮らし」を手してほしいと“タムパ”度外視で奔走する永瀬と月下の働きを目にするうちに、十影の中で何かが動き出した。

不運な過去をもつカップルが、お互いに前向きになり、これからの「幸せな暮らし」を手に入れたラスト、十影は“タムパ”無視で早出して店内清掃、自ら進んでタイトなテッシュ配りに出かけて行く。やる気になった十影に登坂不動産の社員一同は大喜び!とはいえ、働き方改革が重要とされる昨今、時間外労働や残業を評価するのも…どうかという意見も…。

ともあれ、社員のやる気度UPは社内の機運も上がる。どこまで、十影が永瀬と月下に感化されるか今のところ不明だが、“カスタマーファースト”や“業界ナンバーワン”は意義あることだが、せっかく根づいてきた“労働者の権利”はZ世代の未来のためにも、捨てずにいて欲しいと願うばかり。

次週2月6日に放送される5話では、永瀬vs神木、月下vs花澤。永瀬の中学時代の同級生・梅村役で市川由衣、梅村の夫・直役で味方良介、月下がかつて店舗を仲介したラーメン店主役で田口浩正がゲスト出演する。



■前回:第4話「信用って何だ?」ネタバレあらすじ
Z世代の十影(板垣瑞生)は、入社以来1件も成約を取れていない。しかし本人はまったく気にする様子もない。登坂社長(草刈正雄)に呼び出された永瀬(山下智久)は、部下の指導も人事評価の対象だと告げられる。がぜんやる気になった永瀬は、十影を一人前にして課長昇進を目指すことに。

すると、驚くことに十影が初めて賃貸物件を探しているカップルを連れて来た。すぐさま永瀬と月下(福原遥)がサポートにまわる。水商売をしている藤森祥平(佐藤寛太)と、保育士の山本美玲(恒松祐里)は結婚を予定しており、武蔵山公園の近くに部屋を探しているという。

さっそく希望に合った物件を提示した十影。カップルは内見を希望し、六時には退社だと話す十影をひきつれて、永瀬と月下はすべての物件を回ることに。何件か見学ののち、「ラプラス武蔵山」のベランダからの景気を気に入った美玲が「ここに住みたい」と目を輝かせた。

さっそく、祥平は「ラプラス武蔵山」の契約の条件である賃貸保証会社の加入手続きをする。しかし一週間後、保証会社の審査が通らなかったことが2人に告げられる。ギャンブルで借金を使った過去がある祥平は、過去にカード事故を起しておりそれが原因で審査に落ちたようだ。再度、美玲の名義で審査を受けるが、今度も不承認となってしまう。美玲は祥平の借金返済のために月賦の支払いを延滞したことがあったのだ。祥平は「別に俺、頼んでないし」と美玲を非難、2人の仲がギクシャクしてしまう。

永瀬と月下は2人のために賃貸保証会社への審査見直しを掛け合い、「ラプラス武蔵山」のオーナー・貴島孝雄(ダンカン)に、他の賃貸保証会社への加入で承諾して欲しいと頼みに行くが、どちらも聞き入れてもらえなかった。

ミネルヴァ不動産では、業績トップとなった神木(ディーンフジオカ)に、西岡(伊藤あさひ)が成功する秘訣を教えてほしいと頼んでいた。神木は西岡に水を張ったシンクに顔をつけるように指示、西岡が顔を上げようとすると頭を押し付け息ができないように…。殺す気かと怒りだした西岡に、神木は「今、息がしたいと思った気持ちと同じくらい強く“業界ナンバーワン”になりたいと思えば、かならず叶う」とアドバイスされた。

月下が「ラプラス武蔵山」以外の物件も再検討してもらおうと、美玲が務める保育園を訪れると、同じ保育園に息子を預けている花澤(倉科カナ)と偶然出会う。花澤親子とともに近くの公園で話をすると、美玲は祥平との結婚を迷っていると打ち明けた。「別に俺、頼んでないし」という祥平の言葉が許せないのだと。すると急に具合が悪くなりトイレに駆け込む美玲。花澤は美玲の様子から妊娠を察し、近くの産婦人科に連絡をとってくれた。

一方、勤め先の先輩から「賃貸の奥の手」を伝授された祥平は、登坂不動産を訪れると永瀬と十影に、「別人の名義で部屋を借りたい」と言い出す。永瀬がそれは違法だし、それを通すと登坂不動産の信用にもかかわると断ると、祥平は怒り、それなら他の不動産屋をあたるといって去っていった。

登坂社長と飲みに行った永瀬が十影のやるきのなさを愚痴っていると、マダム(大地真央)が現れた。マダムから、十影が自分の継孫(死別した夫と元妻の孫)であること、十影が幼い頃に両親を亡くしていることを知らされる。“風”をうけた永瀬は、十影の駄目さを愚痴りながら、自分の課長就任のためにも十影を一人前の不動産営業として育てると約束する。

妊娠が判明した美玲は、月下に祥平には妊娠したことを黙っていて欲しいと頼む。幼なじみの2人の思い出がある武蔵山公園が見渡せる「ラプラス武蔵山」に住むことで、祥平が昔のような正義感やまっすぐさを取り戻してくれるのではないか、そうなれば頑張れそうな気がしていた美鈴は、違う物件では結婚生活に自信がもてないのだ。

果然やる気の永瀬は、十影を呼び出して、祥平の勤め先のバーに出向く。そこには不正賃貸を請け負うというミネルヴァの西岡がいた。永瀬は、不正がバレれば違約金が発生すると忠告。祥平は自分が3歳の時に父親が蒸発し、母親も早くに亡くして荒れた生活を送っていたこと、幼なじみの美玲と再会して付き合いようやく幸せになれそうなこと、内見の時、久しぶりに美玲の嬉しそうな笑顔を見てあの部屋に住みたいと感じたことを語り、世の中不公平なんだから少しくらい不正してもいいだろうと言う。

永瀬は「人のせいにばかりしているあなたに問題がある。保証会社の信用を得る前に、まずは彼女の信用を得るべき」と忠告。翌日、永瀬は祥平を「ラプラス武蔵山」に連れていき、ベランダからの景色を見せる。武蔵山公園が一望できることに気づいた祥平は、永瀬とともに公園に移動すると、子供の頃の美玲との思い出を話す。

そこに、月下と美玲が現れ、「私にとって祥平はヒーローだった。子どもの頃に祥平に助けてもらって以来、20年間ずっと好きだった」と伝えられる。さらに2人の赤ちゃんができたことも教えられた祥平は、美玲と子供を守る決意を固める。

そして月下からの提案で、2人はオーナーの貴島に手紙を書く。しかし貴島は読もうともせず、「どういう人間かは見れば分かる」と断言、“風”を受けた永瀬は「あんたの目玉はガラス玉だ。人の価値を職業、年齢、収入、国籍で値踏みするだけでなく、クレジット会社がその線引きをするのがおかしい、ことに気づかないことがおかしい」と指摘、さらに延滞を危惧するオーナーの事情も分かると言いながら「その上で、人間性も判断してほしい。2人は信用できる、登坂不動産が保証します」と断言する。祥平は貴島の前で土下座をし、手紙を差し出して信用してほしいと懇願する。

その後、オーナーは独立系の賃貸保証会社への加入を条件に2人の入居を承諾してくれることに。初めて成約した十影は、永瀬や月下に感化されたのか、自主的に始業10分前に出社。店内を掃除し、自ら進んでテッシュ配りに出かけ、急成長を見せたのだった。



■次回:第5話「善意の代償」予告
永瀬は中学時代の同級生・梅村(市川由衣)からマンション購入の相談を受ける。友人のためにと張り切る永瀬だが、梅村の夫・直(味方良介)は永瀬と妻の仲の良さに割り切れない思いを抱く。月下はかつて店舗を仲介したラーメン店主(田口浩正)を無給で手伝っていた。一方で、直には神木が、ラーメン店主には花澤(倉科カナ)が、それぞれ何やら接触を図っており…。

ドラマ10「正直不動産2」は、2024年1月9日(火)~3月12日(火) 【全10話】総合テレビ&BSP4K 毎週火曜 22時から22時45分。原作:大谷アキラ(漫画)夏原武( 原案 )水野光博(脚本)/主題歌:小田和正「so far so good」/出演:山下智久 福原遥 市原隼人 泉里香  松本若菜 板垣瑞生 伊藤あさひ 財津優太郎 馬場徹 松田悟志 倉科カナ 大地真央  長谷川忍(シソンヌ) 木下ほうか  高橋克典 草刈正雄 ディーン・フジオカ ほか

NHKドラマ10「正直不動産2」nhk公式サイト

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