「七日の王妃」序盤で<六龍が飛ぶ>子役コンビは主人公たちの出会いと恋をどう演じたか?

2022年04月24日22時00分ドラマ

NHKBSプレミアムにて日曜午後9時から放送中の韓国王宮ロマンス「七日の王妃」の第4話までは名子役たちがドラマをリードする!今回はパク・シウン、ペク・スンファンら名子役たちを紹介、予告動画はYoutubeにて公開中だ。



「七日の王妃」は、2人の王に愛されながら、わずか七日でその座を追われた王妃の愛と涙の物語。主役2人の出会いから結婚の約束をするまでの第1話~第3話をサクッと紹介しよう。

■最悪の出会いから求婚まで(第1話~第3話)あらすじ
不吉な予言のために、乳母と地方で暮らすチェギョンは、ある日男装して両親の暮らす都へ。そこでやんちゃな少年ヨクと最悪の出会いを果たし、財布と大切な手紙を盗まれてしまう。それがヨクの仕業だと思い込むチェギョンはヨクを必死で捜す。実はヨクは王、燕山君の異母弟・普城大君だった。
一方、先代王の遺書「普城大君が成人したら王位を譲るよう」が密旨として残されていると知った王はヨクを警戒し、側近スグンの娘と結婚させて自らの手中に置こうと考える。
家に着いたチェギョンは、自分にヨクとの縁談が持ち上がっていることにビックリ!ヨクも相手がチェギョンと知り縁談を拒絶する。だが次第にチェギョン惹かれ「政略結婚ではなく、お前が好きだから結婚するんだ」と求婚する。ところがチェギョンのお節介から始まったことでヨクがとんでもない事件を起こしてしまい…。

※以下、画像はKBS番組サイトより
七日の王妃Licensed by KBS Media Ltd. (c) 2017 KBS. All rights reserved
左から:パク・ミニョン、ペク・スンファン、パク・シウン、ヨン・ウジン


●パク・ミニョン、ヨン・ウジン、イ・ドンゴンについては【「七日の王妃」を2倍楽しむ】「キャストの魅力」で紹介している。

■チェギョン役:パク・シウン(2001年8月1日生)
チェギョン役シン・チェギョン役:パク・シウン少女チェギョンを演じたのはパク・シウン。本作撮影当時16歳で、父は80年代後半から90年代へと活躍した有名な歌手パク・ナムジョン。成人チェギョンを演じるパク・ミニョンとはタイプが違うが、韓服がよく似合う愛らしい子役。古典的な美人のように思えるが、実は2020年11月にデビューしたガールズグループ、STAYC(ステイシー)のメンバー、シウンとしても活躍しており、アイドルメイクをすると一気に華やか美人に変身。(公式サイト

彼女が注目されたのはドラマデビューの翌年2015年「六龍が飛ぶ」のヨニ役(チョン・ユミの少女期)。子役俳優には過酷すぎ物議をかもした4話も見事に演じて強烈な印象を残した。2016年には燕山君を演じるイ・ドンゴン主演「月桂樹洋服店の紳士たち」にも出演している。他にも「シグナル」6話)では元服役囚の娘役で、2年ぶりに時代劇復帰した「王になった男」3-4話)では悲しい役回りを担当した。新人ながら確かな演技力のためかシリアスな難役を演じることが多い彼女。だがチェギョン役ではこれまで演じた作品とは違ってお転婆で好奇心旺盛な少女をキュートに演じている。そんな彼女の最高の見せ場はパク・ミニョンへバトンタッチする第4話。絞り出すような号泣と切なすぎるメロウな演技を見せてくれるのでお楽しみに。

■普城大君/ヨク:ペク・スンファン(1998年4月17日生)
ペク・スンファン晋城大君/イ・ヨク役:ペク・スンファンやんちゃな少年ヨクを演じたのはペク・スンファン。2007年9歳デビュー。本作撮影当時19歳。演じた普城大君は史実では11歳の時に一つ年上のシン氏(チェギョン)と結婚している。実際にはスンファンの方が3歳年上。2011年「根深い木」「インス大妃」で子役として出演しているが、「インス大妃」では廃妃ユンの兄ユング役、奇しくもヨクの伯父に当たる人物を演じている。「軍師リュ・ソンリョン」ではヨクの孫にあたる第14代王・宣祖の子供時代を担当するなど、何かと普城大君に縁がある。スンファンもユン・ギュンサンの少年役で「六龍が飛ぶ」に出演している。時代劇の経験も多い演技派だ。

野生感の残るイケメンのペク・スンファンは本作でやんちゃ王子ヨクを熱演。ヨクは親友たちと女性の水浴びのぞき見したり、春画を楽しんだり…。韓ドラ史劇一番のやんちゃ王子かも。だがそれは王権を狙っているとの誤解を避けるため。本当のヨクは権力欲はないが正直で正義感が強く思いやり深い少年だ。上の写真を見ても分かるように、ペク・スンファンとヨン・ウジンは一文字に結んだ口元などとてもよく似ており、話題になった。成長したチェギョンとヨクが酒幕で偶然の再会を果たす第5話。青年ヨクから少年ヨクにスイッチする場面は驚くほど似ている。また、子役時代最後の第4話ではペク・スンファンもまた、彼の正義や愛する人を守るための潔さなど10年後のヨクを想像させる名演技をたっぷり披露するのでお楽しみに。

■その他、名子役が続々登場!
本作はヨクとチェギョンの信頼関係で結ばれた愛が軸に描いているが、ヨクを支えてくれる親友たちとの友情物語も見どころ。ヨクとチェギョンと3人で友情を結んだソノ、ヨクの親友グァンオとソッキ。
七日の王妃ソノ(チャンソン)、グァンオ(カン・ギヨン)、ソッキ(キム・ミンホ)
●チャンソン(1990年2月11日生)
2PMのメンバーで「キム秘書はいったい、なぜ?」などで俳優としても活躍しており、2021年「ショーウィンドー:女王の家」でメインキャストの1人ハン・ジョンウォン役で出演。
●カン・ギヨン(1983年10月14日生):「輝くか、狂うか」で時代劇経験もある。2022年6月にENAチャンネル(4月29日から変更されるSKYチャンネルの新規チャンネル名)で放送され、Netflixでも公開される予定の「変な弁護士ウ・ヨンウ」のシニア弁護士チョン・ミョンソク役で出演する。
●キム・ミンホ(1990年1月9日生):映画『スウィング・キッズ』に出演。2021年「花が咲けば、月を想い」でキム内官役で出演した。
七日の王妃ソノ(チェ・ミニョン)、グァンオ(チョン・ユアン)、ソッキ(チョ・ビョンギュ)
●チェ・ミニョン(2002年10月9日生):「力の強い女ト・ボンスン」でジスの子役を担当。2022年2月よりNetflixで配信した「二十五、二十一」でナム・ジュヒョクの弟役で出演。
●チョン・ユアン(1999年9月14日生):本作の後「トップマネジメント」に出演。2019年tvN「彼はサイコメトラー -He is Psychometric-」でキム・グォンの高校時代にキャスティングされたが、事情により降板となり代わってチョ・ビョンギュがキャスティングされた。しばらく芸能活動を休止していたが、2022年4月27日韓国で公開予定の『君の親の顔が見てみたい』で復帰。
●チョ・ビョンギュ(1996年4月23日生):「カネの花~愛を閉ざした男~」でチャン・ヒョクの少年時代を演じて以降、「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」「ストーブリーグ」など大活躍。チョ・ビョンギュ主演の「悪霊狩猟団:カウンターズ」では青年ソッキを演じたキム・ミンホと共演している。

さあ、いよいよ次週第4話で子供時代から10年後の大人の世界へと展開する。チェギョンが盗まれた手紙には何が書いてあるのか?チェギョンのお節介からヨクはどんな事件を起こしてしまうのか?そしてヨクとチェギョンは初恋の実らせることができるのか?ますます目が離せない「七日の王妃」は、毎週日曜日夜9時からNHKBSプレミアムにて好評放送中だ。

【「七日の王妃」を2倍楽しむ】には、時代背景や実在の人物紹介、ドラマの各話のネタバレあり、なしのあらすじと見どころ、豆知識、インタビューなどをまとめて紹介しているので視聴の参考にどうぞ。

NHK「七日の王妃」番組公式サイト
 2022年4月10日スタート 日21:00~22:00

kandoratop【作品詳細】【「七日の王妃」を2倍楽しむ】